2024.02.28 2023.01.16
2022年12月のWEB広告業界トピックスです。今回も広告媒体であったアップデートを紹介しますので、内容を押さえて広告運用に活用してみてください!
目次
【YDA】
コンバーション計測の一部見直し 2022年11月30日
プライバシー対策と他社調査の結果から、コンバージョン計測の見直しが実施されることになりました。これまで、同一ユーザーによる5分以内のリロードは、コンバージョンとしてカウントされていませんでしたが、実施後はカウントされるようになります。
実施予定日:2023年1月12日(木)
実施後は、これまで除外されていた分のコンバージョンがカウントされるようになるため、コンバージョン数やCPAが変動する可能性があります。キャンペーンの入札設定で「自動入札タイプ:コンバージョン単価の目標値」を設定している場合は、本件実施後の実績を確認の上、必要に応じて目標値の見直しが必要です。
同一ユーザーのリロードによる重複コンバージョン計測を排除したい場合は、コンバージョン測定の設定項目「計測方法」で「初回のみ」を選択してください。計測定義がユニークコンバージョン数(同一ユーザーによる複数のコンバージョンを排除した数)になりますので、同一ユーザーの重複コンバージョン計測を排除することができます。
SP版ブランドパネル枠、プライムカバー枠のキャンペーン目的「ブランド認知」を全アカウントへ提供 2022年11月24日
ディスプレイ広告(運用型)で、スマートフォン版Yahoo! JAPAN ブランドパネル枠およびYahoo!ニュース プライムカバー枠に配信される広告でキャンペーン目的「ブランド認知」が全てのアカウントで利用できるようになりました。
- 配信開始日:2022年11月24日
- 最適化ポイント:ビューアブルインプレッション数が最大化するように配信を最適化
- 注意点:日予算の設定金額50,000円以上の設定必須
弊社で配信してみた速報値データですが、スマートフォン版Yahoo! JAPAN ブランドパネル枠のCPCは追加されたキャンペーン目的「ブランド認知」では230円前後で推移しています。その他の追加されたキャンペーン目的「コンバージョン」「サイト誘導」では120円〜160円で推移しています。推奨入札価格400円〜500円とされていますが、より低い入札価格での配信が期待できそうです。
【Microsoft広告】
2つの新機能を発表 2022年12月6日
Microsoft広告から新機能が2つ発表されました。
①チラシ表示オプション
視認性とパフォーマンスを向上させる広告エクスペリエンスとして、チラシ表示オプションが全世界で利用できるようになりました。チラシ表示オプションを利用することで、テキスト広告の隣にチラシ画像を表示することができます。広告主は1アカウントにつき最大5つのチラシ表示オプションを作成することができ、それらがローテーションで表示されます。
②自動作成されたリマーケティングリストが利用可能
過去30日間にWebサイトを訪問したユーザー、過去180日間にコンバージョンに至ったユーザー、コンバージョンに至る可能性が高いユーザーなどの自動作成されたユーザーリストが利用可能になりました。これらのリストを利用するにはアクティブなUETタグ、アクティブなコンバージョンルールが必要になります。
【LINE広告】
LINE Dynamic Ads 全広告主へ提供開始 2022年12月1日
ユーザーの行動履歴にもとづいて興味関心にマッチした広告を、自動で配信できるLINE Dynamic Ads(ダイナミック広告)ですが、今回のアップデートによりすべての広告主で利用可能となりました。また、これに合わせてこれまで設けられていた最低入札金額の引き下げや配信先の追加、配信対象ユーザーの拡大にも対応しています。
1.すべての広告主が申請無しで利用可能
これまでLINE Dynamic Adsを利用するためには、LINE社に実施するための権限付与を申請する必要があり、すべての広告主が利用できる機能ではありませんでしたが、これが撤廃され、申請無しで誰でも利用が可能となりました。
※商品点数10点未満のは不可
2.最低入札金額の撤廃
入札方法や課金タイプなどによって設けられていた最低入札金額も、最低1円からに引き下げられました。
3.配信面の新規追加
これまでの配信面に加えて、以下が配信先として追加されています。
※現在これらの配信面はいずれもシングルタイプの静止画での対応となっています。
- トークリスト(静止画)
- LINE Home tab
- LINE News(一部の面の追加)
4.オーディエンスの設定なしで配信可能
今回、配信するオーディエンスを設定せずとも広告配信が可能となりました。
配信するオーディエンスを設定しない場合には、セグメントごとに反応の良い広告を表示する配信ロジックが適用されます。なお、性別や年齢といったデモグラを指定した配信も可能です。
※オーディエンスを設定しない場合でも LINEtag の設置は必要。
【Twitter広告】
3つの新プロダクトを発表 2022年11月24日
Twitterから以下の3つのプロダクトが発表されました。
- Webサイトコンバージョン最適化
- ダイナミックプロダクト広告
- コレクション広告
1. Webサイトコンバージョン最適化
「LP訪問」というアクション以降にある特定のコンバージョンポイント(カート追加、購入、会員登録など)を識別し、Twitterのユーザーレベルの配信アルゴリズムによる「関連性がより高いユーザーへのターゲティング」を行うことで、指定したコンバージョンアクションを起こす可能性が最も高いユーザーへ広告配信することが可能となります。
※ Webサイトコンバージョン最適化の機能を利用するためには、TwitterピクセルもしくはコンバージョンAPI (CAPI)の使用が必要となります。
2.ダイナミックプロダクト広告
ターゲティングする利用者との関連性に基づいて、表示される商品をカスタマイズできる広告となります。
|見込み顧客ターゲティング
DPAの見込み顧客ターゲティングを利用することで、広告主様のウェブサイトへの訪問歴がない利用者をターゲティングし、カタログの中からその利用者に最も関連すると思われる商品の広告を配信できます。
|リターゲティング
DPAのリターゲティングを利用することで、御社のウェブサイトで商品にエンゲージした(例:カートに追加した等)ことが過去にあるけれどもまだ購入していない利用者をターゲティングし、その商品の広告を配信できます。
3.コレクション広告
商品画像をメインのヒーロー画像とその下の小さなサムネイル画像からなるコレクション形式で表示できる広告となります。コレクション広告では、それぞれの画像で異なるランディングページに利用者を誘導することができます。また、メインの画像は固定表示ですが、各サムネイルは水平スワイプ操作で順番に閲覧することができます。
【まとめ】
いかがでしたでしょうか?ぜひ最新の情報を活用して自社の広告パフォーマンス向上にお役立てください!
Web広告コンサルティングチーム
メディアコンサルタント。主にデジタル広告コンサルティング担当。 詳細な分析から成果改善までをコミット!
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