2023.06.23 2023.06.13
目次
サイトマップとは?
サイトマップとは、サイトを訪問したユーザーやクローラーに、サイト内のページの構成を伝えるためのページのことです。
サイトマップには、ユーザーに向けたサイトマップである「HTMLサイトマップ」とクローラーに向けたサイトマップである「XMLサイトマップ」の2種類があります。
HTMLサイトマップとXMLサイトマップの違い
前述した、2種類のサイトマップについて、概要、必要性、メリットについて詳しく解説いたします。
HTMLサイトマップとは
HTMLサイトマップとは、主にサイトに訪れたユーザーが利用するサイトマップページで、ページ上部のグローバルナビゲーションやページ下部のフッターに設置されている場合が多いです。
サイト内の各ページのリンクが地図のようにまとめられており、ユーザーが行きたいページにたどりつく手助けをしてくれます。
HTMLサイトマップを作成する必要性
HTMLサイトマップの必要性について、SEOとユーザビリティの観点からお伝えします。
SEOの観点
HTMLサイトマップは、SEOへの直接的な効果はありません。
ユーザビリティの観点
HTMLサイトマップは、ページへのスムーズなアクセスにより、ユーザビリティを高めるためのページです。
ユーザーがアクセスしにくいページのあるサイトや、コーポレートやコラムなど複数のコンテンツが存在するサイトには設置しておくと良いでしょう。
HTMLサイトマップのメリット
HTMLサイトマップがあると、ユーザーが目的のページにアクセスしやすくなります。
また、サイト管理の面から、HTMLサイトマップでサイトの全体像が把握しやすいので、サイトのリニューアルなどが行いやすくなるといったメリットもあります。
XMLサイトマップとは
XMLサイトマップとは、クローラーにサイト内のページの構成を伝えるためのXML形式のファイルです。
クローラーとは、ウェブサイトの情報を収集する自動巡回プログラムです。ウェブサイトがGoogleなどの検索結果に表示されるためには、このクローラーに認識される必要があります。
XMLサイトマップを送信することで、クローラーの巡回(クロール)を促すことができ、ウェブサイトを素早くインデックスに反映させることができます。
XMLサイトマップを作成する必要性
XMLサイトマップの必要性について、SEOとユーザビリティの観点からお伝えします。
SEOの観点
XMLサイトマップはSEOの観点から必須のものとなっています。
ウェブサイトはクロールされることで、検索結果に表示されます。通常、新しいページはクロールされるまでに時間がかかるのですが、XMLサイトマップの送信によってインデックス登録がスムーズになります。
また、クロールされにくいサイト(サイトマップが必要かどうか)への巡回も促すことができます。
以上のことから、XMLサイトマップはページの検索結果に影響を与えるので、必ず作成しましょう。
ユーザビリティの観点
XMLサイトマップはクローラー向けのものなので、サイトに訪れたユーザーがみることはありません。したがって、直接的にユーザビリティへの効果はありません。
しかし、新しく追加されたページがクロールされていないためにユーザーの検索結果に表示されないことがあるので、XMLサイトマップは作成しておきましょう。
XMLサイトマップのメリット
XMLサイトマップのメリットは、前述の通りSEOに効果があることです。
XMLサイトマップをアップロードすると、サイトやページのインデックス登録が早く行われます。その結果として、検索結果に表示されやすくなるというSEO効果が見込めるでしょう。
XMLサイトマップの作り方
XMLサイトマップの作成からアップロードまでの基本的な流れ
- サイトのXMLサイトマップファイルを作成
ツールあるいは手動にて、サイトのXMLサイトマップファイルを作成してください。ツールややり方は後述いたします。 -
作成したファイルをFTPソフトにてURL化
作成したXMLサイトマップファイルをFTPソフトにてURL化してください。
FTPソフトは、FFFTPやFileZillaがおすすめです。 -
GoogleサーチコンソールにてURLをアップロード
Gooleサーチコンソールのメニュー欄にて[サイトマップ]を選択してください。新しいサイトマップを追加の入力欄に先ほど作成したURLを入力し、送信すればXMLサイトマップのアップロードは完了です。
XMLサイトマップ作成のおすすめツール
おすすめのXMLサイトマップ作成ツールを2つ紹介いたします。
sitemap.xml Editor
sitemap.xml Editorは無料のサイトマップファイル自動作成ツールです。
XMLサイトマップを作成したいウェブサイトのURLとその他の項目を入力し、サイトマップ作成ボタンを押せば、XMLサイトマップを自動的に作成してくれます。
除外ディレクトリにて、XMLサイトマップにのせたくないページを除外できるといった基本的な機能を備えていますが、最大1,000URLの取得制限があります。
WordPress(Google XML Sitemaps)
Google XML Sitemapsとは、WordPress上でXMLサイトマップを生成するためのプラグインです。
XMLサイトマップを作成したいページのWordPressを開き、[プラグインを追加]からGoogle XML Sitemapsをインストールしてください。
インストール後は、設定からXML Sitemapを選択・設定し、更新をすれば自動的にXMLサイトマップを作成してくれます。
WordPressを使用すれば、XMLサイトマップの作成手順のほとんどを自動的に行ってくれます。
XMLサイトマップ作成時の注意点
XMLサイトマップを作成する上での注意点を3つご紹介いたします。
-
- 大規模なサイトのサイトマップファイルは分ける
1つのXMLサイトマップは、「ファイル圧縮なしで最大50MBまで」「URL件数は最大50,000件まで」という上限が設けられています。(サイトマップの作成と送信)
この上限を超える場合は、サイトマップを複数に分割し、上限を超えないようにしてください。(サイトマップ インデックスファイルでのサイトマップ管理) - URLの表記揺れがないようにする
XMLサイトマップ作成時は正規URLを使用する必要があります。「www」の有無や、「http」か「https」かなどの重複したページがある場合には、カノニカルタグを使用してURLの正規化を行っておきましょう。canonical(カノニカル)タグとは?URLの正規化やSEO効果・設定方法についてcanonical(カノニカル)タグというタグをご存知でしょうか?ユーザーの目に触れるようなhタグや、タイトルタグとは異なり、検索エンジンのためのタグです。 こ..... - noindexタグは使わない
noindexタグとは、指定したページがインデックスされないようにするときに使うタグです。
noindexタグが設置されたページを除外せずにXMLサイトマップを作成・送信しようとすると、エラーメッセージが出て送信できません。XMLサイトマップファイル内では、インデックスしてほしくないページは削除しておきましょう。
- 大規模なサイトのサイトマップファイルは分ける
まとめ
この記事では、HTMLサイトマップとXMLサイトマップの違いなどを解説してきました。
また、弊社がSEOに力を入れていることから、XMLサイトマップについて特に掘り下げて解説してきました。
是非この機会にサイトマップ作成を考えてみてはいかがでしょうか。
もしSEOの対策に取り組んでみようという方は弊社にご相談ください。
SEOコンサルタントチーム
さまざまな業種業態のサイトのSEO対策の経験を経たSEOコンサルタントがSEO対策におけるお役立ち情報を発信します。 ”SEO”の生みの親であるブルースクレイからローカライズした内部施策をはじめとするSEOのノウハウをわかりやすくお届けします。
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