2022.02.08 2020.08.03
昨今機械学習が進む中でみなさんは日々どのように運用されてますでしょうか?
キーワードごとに入札していたところから自動入札の調整に変わり、
1つの広告文だったのがレスポンシブに変わる広告がでてきたり、
日々広告は進化しています。
その日々進化していく機械学習によるアカウントの改善提案をしてくれるのが
最適化スコア・最適化案になります
2020年8月1日時点ではgoogleのみではありますが、
この最適化スコアによる改善提案をもとにすることで、
日々属人的に行っていた施策考案の工数が少なくなり、
成果も改善できて一石二鳥になりますので、
まだ具体的にわからない方や改善方法がわからない方は是非ご覧いただければと思います。
目次
■最適化スコアとは!?
最適化スコアとは、より良い掲載結果を得るためアカウントの設定が
どの程度最適化されているかを示す推定値になります。
0%から100%で表示され、100%の時が最も最適化されている数値になります。
※Google広告ヘルプ引用 最適化スコアについて-Google広告ヘルプ
図の通り最適化案の項目をクリックすると具体的な最適化スコアの数字から
どのように設定することで最適化されるのか提案内容が表示されます。
この最適化案を見た上で最適な設定にすることが最適化案による改善の流れになります。
最適化スコアの推奨スコア
最適化スコアも具体的にどこまで目指せばよいのか明確にはありません。
今回例でお見せしたアカウントでは93.9%になってますが、
アカウントによっては70%以下ということもあるのではないでしょうか?
弊社で定めている目標の最適化スコアとしては85%以上を目安に
定期的にアカウントを巡回しております。
そのため、もしこの記事をご覧になった後、
最適化スコアが85%以下だった場合は試しに最適化案による改善を試してみていただければと思います。
■具体的な最適化案
それでは実際にどのような最適化の方法があるのか
どのように最適化していけば良いのかお伝えできればと思います。
最適化案の数としては案件によっても様々で
多数存在するため今回はいくつかピックアップしてお伝えできればと思います。
■新しいキーワードを追加しましょう
最適化案の中で一番実用的なのがこのキーワード追加になります。
過去の検索語句の傾向から、どのキーワードを追加するとより多くの広告が表示できるのか
提案してくれるものになります。
ここの「すべて適用」とうボタンを押すと確認画面に移り、
再度「すべて適用」ボタンを押すと適用されます。
そのため、無駄にGoogle広告のエディターを起動したり入稿作業をすることがなくなります。
■目標コンバージョン単価の調整
自動入札を入れている場合、
上記のようにコンバージョン単価の調整を促してくれる場合もあります。
具体的にどのくらい調整するとどのくらい獲得が増えるのかシミュレーションも出してくれます。
ただ、運用者が意図的に抑制したりする場合もあるため、
適用するかどうかは配慮した上で導入する必要があります。
■新規広告文の追加
・レスポンシブディスプレイ広告
・レスポンシブ検索広告
・通常のテキスト広告
広告に関しても新しい広告を追加するよう提案をされることもあります。
レスポンシブ検索広告に関しては通常のテキスト広告で使用しているが、
レスポンシブ検索広告のアセットとして追加していないものを提案されたりもします。
こちらの最適化案も入稿作業の短縮ができたりと効率化のポイントです。
■広告に電話番号表示オプションを追加する
広告表示オプションに関しても同様に最適化案があります。
類似の広告主も電話番号表示オプションを使用しているためとの理由から、
最適化案には他のアカウントの内容も反映されているようですが、
意図的に入れていない場合でも提案される場合もあります。
そのためどの最適化案を適用するかどうかは確認が必要です。
■実際に導入する際の注意点
1.最適化スコアを上げる=成果が必ずあがるわけではない
2.導入すべき最適化案の精査
3.実際に導入した際の良し悪し
最適化スコアは新しいキーワードの追加の際の文章にもある通り、
どのキーワードを追加するとより多くの広告が表示できるのか
という書き回しになっているため、
獲得が増える・CPAが下がるというわけではありません。
また意図的にレスポンシブ広告を追加していない場合なども
アカウントによってはあるのではないでしょうか。
そのため、最適化案に関してはあくまで参考値として
導入の有無はアカウントの特徴も加味した上で検討していただければと思います。
■実際の最適化案改善事例
それでは実際に改善事例をお伝えできればと思います。
冒頭でお伝えしたとおり一番成果改善が期待でき、
かつ成果の良し悪しもわかりやすいキーワード追加を行いました。
配信強化分もあるので明確な数値ではないものの、
ご利用金額を増やしてもほぼCPA据え置きで獲得を伸ばせております。
またGoogleAnalytics上での獲得を見ると、
導入前よりCPAが改善されている点もその改善力の高さが伺えます。
ただ、詳細の部分で
追加したキーワードの一部を切り取って見てみると、
CPAが高いものもあれば低いものもあります。
そのため実際に追加した後、
定期的に成果を見て配信継続か停止を見ていく必要があります。
上記のように最適化スコアとして追加したキーワードに
ラベルをつけることで経過観察し、
成果を見ていくのが良いのではないでしょうか。
日々進化していく広告運用において新プロダクトを随時試していくのが
一番成果改善の近道になります。
もし新プロダクトの試し方・効果検証等わからない点がございましたら下記よりお問い合わせくださいませ。
BCJ管理人
ブルースクレイ・ジャパン(株)サイトの管理人です。 担当業務は全ファネル領域におけるサイト改善コンサルです。
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