2022.11.08 2022.02.07
BtoB企業必見!Facebook・Instagramリード獲得広告のすべて
近年、リモートワークが普及し、多くの企業で営業プロセスが大きく変わってきています。
見込み顧客に対しての架電も担当者に全然繋がらない…といったケースも多いのではないでしょうか。
また、クッキーレスに対応したマーケティング戦略も重要となってきます。
現代のBtoBマーケにおいては、いかに効率的にターゲットユーザーにリーチし、自社の商材を知ってもらい、そして見込顧客(リード)化をしていくかということが重要だと考えます。
今回はそんなときに役立つFacebook&Instagram広告の配信手法の1つである「リード獲得広告」についてご紹介致します。
リード獲得広告とは
広告の遷移先がLP(ランディングページ)でなくインスタントフォームとなりユーザーが自身の情報を入力することによってホワイトペーパーや知りたい情報をダウンロードすることができる広告になります。
企業側はターゲットユーザーの名前やメールアドレス、電話番号などの連絡先情報を取得することが可能です。フォームをカスタマイズすることで、より自社のターゲットユーザーに近いユーザーの情報を獲得することができます。
リード獲得広告のメリット
活用のメリットとしましては、ずばり見込み顧客となるユーザーの情報を取得することができることです。
また、CRMと連携できることも1つのメリットとして挙げられます。CRMとFacebookを連携することで獲得したリードに対してタイミングよくフォローアップできるため、成約率の向上にも繋がる可能性があります。
参考:ビジネスヘルプセンター>CRMソフトウェアをFacebookと統合するメリット
さらに、直ぐに商談・成約に至らなかったとしても、リード獲得したユーザー宛にメルマガ配信等を行い、定期的にセミナーや商品のアップデート情報などを届けることで徐々に商材に対して興味をもってもらうことも可能です。
リード獲得の設定方法
以下、広告配信までの手順をご紹介致します。
①キャンペーンの作成
1.画面左上の「+作成」をクリック
2.タイプ「オークション」を選択し、キャンペーンの目的「リード獲得」をクリック
②広告セットの作成
1.リード方法>インスタントフォームを選択
2.ページを対象のFacebookページを選択
3.オーディエンス>ターゲティング情報を入力
ターゲティングは顧客データを保有しているのであれば顧客データの類似を生成し設定することをお勧めします。
Facebook&Instagram広告は類似のターゲティング精度が高く、効率的にリードを獲得できる可能性があります。
4.配置>自動配置or手動配置で広告配信面を選択
こちらに関しては自動配置を推奨します。
上記を設定することによって機械学習により最もパフォーマンスが高くなりそうな配置を予測し、それに基づいて複数の配置に広告セットの予算が割り当てられます。
③広告の作成
1.広告設定>クリエイティブの選択
クリエイティブは一枚の静止画or動画orカルーセルを選択することができます。
配置ごとにクリエイティブサイズをカスタマイズすることも可能です。
クリエイティブのサイズや注意点に関しましては以下のコラムを参照ください。
【2021年最新版】もう迷わない!SNS広告クリエイティブサイズ
2.メインテキスト・見出し・説明の入力、CTA(コールtoアクション)の選択
④インスタントフォームの作成
1.リンク先>インスタントフォーム>フォームの作成
2.フォームタイプの選択
フォームタイプは以下の2つが選択できます。
大量用:モバイルデバイスで入力や送信が簡単にできるフォーム
高い意向:記入者が自分の情報を確認できるように確認ステップを追加
3.イントロ
リードのフォーム用の画像や見出しを追記することが可能です。
4.質問
メールアドレスや指名の他にカスタマイズして質問を追加することができます。
5.プライバシー
プライバシーポリシーの記載をします。
ホームページ内のプライバシーポリシーのページをリンクとして記載しましょう。
6.完了
自分の情報を送信したユーザーにお礼のテキストやリンク先の案内をします。
こちらが完了しましたらあとは配信開始をするだけです。
以下は弊社で作成したリード獲得フォームのサンプルになります。参考としてご紹介をさせていただきます。
リード獲得広告の注意点
広告の作成が一通り完了したタイミングで広告のプレビューより、フォーム~資料ダウンロードまで一連の流れが正常に機能しているかコンバージョンテストをして最終確認をしましょう。
また、社内のリソースに関しても考慮しておく必要があります。
リードを集められたとしても社内のリソース不足により追客ができないと、せっかく獲得したリードが無駄になってしまう可能性があるためです。
リード獲得広告の配信事例
弊社の配信実績をご紹介致します。
以下、広告のリンク先をランディングページとした「コンバージョン獲得目的」の配信と「リード獲得目的」を比較した数値となります。
目的 | 表示回数 | クリック数 | ご利用金額 | 獲得数 | CTR | CPC | CVR | CPA |
コンバージョン | 99,895 | 622 | ¥586,708 | 41 | 0.62% | ¥943 | 6.59% | ¥14,310 |
リード | 244,860 | 1,000 | ¥596,233 | 123 | 0.41% | ¥596 | 12.30% | ¥4,847 |
コンバージョン獲得目的よりもCVRが高く、多くのリードを集めることができているのがわかります。ページ遷移せず媒体上で完結するため、ユーザーをスムーズに誘導することができ、結果CVRが高くなる傾向にあると考えられます。
しかし、一度広告の配信を開始し、その後放置では徐々に獲得効率が下がってきてしまいます。
通常の広告と同様に、クリエイティブのメンテナンスが重要なポイントとなります。
以下は、実際にクリエイティブの変更をした際の前後比較になります。
期間 | インプレッション | クリック | ご利用金額 | 獲得数 | CTR | CPC | CVR | CPA |
変更前 | 72,061 | 392 | ¥229,255 | 38 | 0.54% | ¥585 | 9.69% | ¥6,033 |
変更後 | 116,350 | 765 | ¥267,583 | 86 | 0.66% | ¥350 | 11.24% | ¥3,111 |
新規クリエイティブを投下したことによって獲得数が上昇傾向なのがわかります。
推奨としてクリエイティブは1広告セットあたり3~6つを配信し、どのクリエイティブの成果がよかったのか?なぜ成果がよかったのか?を考察しながら新規クリエイティブに反映しPDCAをまわしていくことが成功の秘訣といえます。
おわりに
いかがでしょうか?
リード獲得広告はMetaの注力プロダクトでもあるので今後のアップデートが楽しみですね。
弊社では今回ご紹介させていただいたリード獲得広告はもちろん、他のSNS広告やクリエイティブ制作も行っていますので、ご興味をお持ちいただけましたらお気軽にお問い合わせください。
Web広告コンサルティングチーム
メディアコンサルタント。主にデジタル広告コンサルティング担当。 詳細な分析から成果改善までをコミット!
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