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【初心者必読!】GDN(Googleディスプレイネットワーク)とは?YDAとの違いや配信面等について解説

2023.08.01 2024.03.22

【初心者必読!】GDN(Googleディスプレイネットワーク)とは?YDAとの違いや配信面等について解説

本記事ではGDN(Googleディスプレイネットワーク)について初心者向けにわかりやすく解説します。YDA(Yahoo!ディスプレイ広告)との違いについてもご紹介します。

GDN(Googleディスプレイネットワーク)とは

GDNとは、Googleディスプレイネットワークの略称であり、Google広告で出稿する事ができるディスプレイ広告のことです。GDN(Googleディスプレイネットワーク)は、Googleと提携する200万以上のウェブサイトや動画、アプリの総称であり、ディスプレイネットワークを通して世界中のインターネットユーザーの90%以上に広告を表示することができます。
引用:ディスプレイ広告とGoogleディスプレイネットワークについて|Google広告ヘルプ

ディスプレイ広告とは

ディスプレイ広告とは、ウェブサイトやアプリなどに表示される画像、テキスト、動画などの広告のことを指します。様々なウェブサイトやアプリの広告枠に表示することができ、多くのユーザーに広告を配信することができます。検索広告は「キーワードを検索したユーザーに広告を表示する」ため、商品に対するニーズや目的が明確である顕在層がターゲットであることに対し、ディスプレイ広告はユーザー自身が商品に対するニーズや目的が明確になっていない、サービスや商品を知らないユーザーに対しても広告を表示することができるため、潜在層にもアプローチすることができます。

GDNのメリット

幅広い配信面とユーザーにアプローチすることができる

先述したようにGDNはGoogleと提携する200万以上のウェブサイトや動画、アプリに広告を配信することが可能なため、幅広い配信面に対して広告配信が可能です。そしてGoogleは検索エンジン世界シェア85%以上(2022年現在)を誇っており、幅広いユーザーにアプローチすることが可能です。

少ない工数でクリエイティブ作成ができる

レスポンシブディスプレイ広告では、GoogleのAIによりアップロードされたアセット(画像、広告見出し、ロゴ、動画、説明文)を組み合わせて広告が生成され、ウェブサイト、アプリ、YouTube、Gmailに掲載されます。Google広告に様々なアセットをアップロードしてレスポンシブディスプレイ広告を作成すると、掲載結果の履歴から機械学習の予測に基づいて広告スロットごとに最適なアセットの組み合わせが決定されます。広告グループとキャンペーン内の広告ポートフォリオを管理する手間が軽減され、クリエイティブを少ない工数で作成できます。
引用:レスポンシブディスプレイ広告について|Google広告ヘルプ

GA4の連携によるデータ活用

アクセス解析ツールであるGA4(GoogleAnalytics4)はGoogle広告と同じGoogleのプロダクトであるため、簡単に連携することができます。GA4とGoogle広告を連携する事により、GA4のコンバージョンデータをインポートしたり、Google広告アカウントでGA4の指標を確認することが可能です。Google広告だけでは得ることができない気づきをGA4のデータから取得でき、分析に役立てることができます。

GDNの特徴

次にターゲティング、配信面、クリエイティブフォーマットといったGDNの特徴についてご紹介いたします。

ターゲティング

ターゲティング項目は、大きく分けて「誰に配信するか」「どこに配信するか」の2つに分類されます。

オーディエンスターゲティング:誰に配信するか

ターゲティング項目 内容
オーディエンス セグメント 広告グループにオーディエンス セグメント ターゲティングを追加することで、
ユーザーの属性、興味や習慣、積極的に調べている情報、ビジネスに基づいて広告の表示が可能です。

アフィニティセグメント
 ライフスタイル、趣味、習慣などの全体像をもとに広告を表示できます。

ライフイベント
 大学卒業や引越し、結婚など、人生の大きな節目を迎えているユーザーに、YouTube、
 Gmail、ディスプレイ広告でアプローチできます。

購入意欲の強いセグメント
 広告主が提供する商品やサービスに似たものを調べているユーザーや、
 購入を前向きに検討しているユーザーに広告を表示できます。

カスタムセグメント
 キーワード、URL、アプリ名を入力して、最適なセグメントに広告を表示する方法
 を指定できます。

リマーケティング
 広告主様のウェブサイト、モバイルアプリ、動画にアクセスしたことのあるユーザーや、
 過去に連絡先情報を提供したユーザーなど、すでに広告主の商品やサービスに興味を示し
 ているユーザーにアプローチできます。

詳しいユーザー属性
 大学生、住宅所有者や最近子供が生まれたユーザーなど
 共通の特徴を持つ幅広いユーザー層のセグメントです。

ユーザー属性 年齢、性別、子供の有無、世帯収入に基づいて提案

コンテンツターゲティング:どこに配信するか

ターゲティング項目 内容
キーワード 商品やサービスに関連するキーワードを提案し、関連性の高いウェブサイトに広告を掲載します。
トピック 特定のトピックに関するウェブページ、アプリ、動画に広告を掲載します。
プレースメント 広告の掲載先となるウェブサイト、動画、アプリを指定し広告を掲載します。

引用:オーディエンスターゲティングについて|Google広告ヘルプ

プレースメントターゲティングの概念図

プレースメントターゲティングの概念図

 

配信面

GDNでは、Googleと提携している200万以上のウェブサイトや動画、アプリに対して広告を配信することが可能です。提携サイトであるYouTube、食べログ、ライブドアブログ、教えてgooなどをはじめ、Googleアドセンスを利用している多くのサイトの広告枠に広く配信されます。

例:YouTube
YouTube配信面1YouTube配信面2

クリエイティブフォーマット

GDNクリエイティブフォーマットは47種類ありますが、ここでは代表的なサイズをご紹介します。詳しいサイズ一覧はこちらをご覧ください。

バナーサイズ

300×250 サイズ上限:150KB
728×90
160×600
320×50
300×600

レスポンシブ広告

アセットの種類 最小サイズ アスペクト比(横×縦)
横長 最小600×314 1.91:1
スクエア 最小300×300 1:1
ロゴ 128×128 1:1
512×128 4:1

ファイルサイズの上限が150KBとなっているので容量上限に注意して入稿しましょう。

ファインド広告・カルーセルファインド広告

アセットの種類 最小サイズ 推奨解像度 アスペクト比(横×縦)
横長 600×314以上 1200×628 1.91:1
スクエア 300×300以上 1200×1200 1:1
ポートレート 480×600以上 960×1200 4:5
ロゴ 128×128以上 1:1
512×128以上 4:1

ファイルサイズの上限が5MB(ロゴは1MB)となっているので容量上限に注意して入稿しましょう。

GDNの入札戦略

GDNの入札戦略は以下のとおりです。

入札戦略 内容
目標コンバージョン単価(CPA) 指定した目標コンバージョン単価以内でコンバージョンを最大限に獲得できるよう、入札単価が自動調整される機能です。
コンバージョン数の最大化(CPA) 1 日の予算を消化しながら最大限のコンバージョン数が得られるよう、オークションごとに入札単価が自動的に設定される機能です。
目標広告費用対効果 目標広告費用対効果の達成を目指しながらコンバージョン値を最大化できるよう、入札単価が自動的に設定されます。
拡張クリック単価(CPC) コンバージョン数が最大化するように入札単価が自動的に調整される機能です。単価を設定したうえで、コンバージョンする可能性が高いと判断された場合、入札単価が自動で調整されます。
クリック数の最大化 指定した予算内でクリック数を最大化できるように入札単価が自動的に調整される機能です。
個別クリック単価制 広告の上限クリック単価を自身で設定することができる機能です。
視認範囲のインプレッション単価 視認範囲のインプレッション 1,000 回あたりの入札単価を設定します。

GDNで入稿する際の注意点

広告審査完了まで日数を考慮する

Google広告の広告審査結果はほとんどの場合1営業日かかるとされていますが、入稿数の多い時期の場合、審査に時間がかかる場合があります。そのため審査にはある程度日数がかかる事を考慮し、クリエイティブの準備、入稿、配信スケジュールの管理を行いましょう。

最上級表現を使わない

「No.1」「業界初」「日本一」といったフレーズは誇大広告とみなされ、審査に落ちてしまう可能性が高いです。このような表現は消費者に誤った認識を与えてしまう可能性があることから、最上級表現は景品表示法でも規制されています。根拠のないまま、最上級表現を記載した場合、法令違反になる可能性もあるため十分に注意が必要です。審査に落ちてしまうだけでなく、法令違反による信頼の損失にもなりかねません。

参考:ヘルスケア、医薬品|Googleポリシーヘルプ

Googleのポリシーをチェックする

もちろん入稿する際の注意点は先述したものだけではありません。入稿する際には上記の注意点に加えしっかりとGoogleのポリシーをチェックしたうえで入稿するよう心がけましょう。

ポリシー:Google広告のポリシー

YDA(Yahoo!ディスプレイ広告)との違い

YDA(Yahoo!ディスプレイ広告)とは、Yahoo!広告ディスプレイ運用型広告のことです。

ウェブサイトに画像で広告表示できるディスプレイ広告の一種で、Yahoo!JAPANの各サービスサイトやYahoo!と提携したパートナーサイトに広告を掲載する事ができます。

配信面

先述したように、GDNはGoogleと提携するウェブサイトや動画、アプリに対して広告を掲載するのに対し、YDAはYahoo!JAPANの各サービスサイトや提携したパートナーサイトに広告を掲載することができます。

フォーマット

GDNの広告サイズが40種類以上あるのに対して、YDAは9種類のみとなっています。
YDAの詳しいサイズ一覧はこちらをご覧ください。

バナーサイズ(画像)

アスペクト比 画像サイズ(横×縦)
1:1 600×600
6:5 300×250
39:5 468×60
728:90 728×90
4:15 4:15
1:2 300×600
32:5 320×50
16:5 320×100
16:9 640×360

レスポンシブ

アスペクト比 画像サイズ(横×縦)
1:1 300×300
1.91:1 1200×628
1:1 1200×1200

ロゴ

アスペクト比 画像サイズ(横×縦)
1:1 180×180

GDNでは最小サイズが定められ、それよりも大きければバナーサイズを柔軟に設定できますが、YDAのバナーサイズは各サイズ限定されています。加えて説明文や広告タイトルの文字制限もGDNとは異なっています。

ターゲティング

GDNにしかないターゲティング

GDNでは、比較的YDAよりも詳細にユーザーをターゲティングすることが可能です。

・ユーザー属性|子供の有無
・ユーザー属性|世帯年収
子育てに関連するサービスや、高所得世帯に対してアプローチしたいサービスなどには上記のターゲティングが効果的です。
参考:ユーザー属性ターゲティングについて|Google広告ヘルプ
・興味関心|カスタムセグメント
カスタムセグメントは「アフィニティカテゴリ」を応用した機能となっています。アフィニティカテゴリよりもターゲティングの粒度を小さくしたい際に効果的です。
カスタムセグメントでは、ページのキーワードやURLを登録し、オーディエンスを作成することでより詳細なターゲティングが可能です。
参考:カスタムセグメントについて|Google広告ヘルプ
・デバイス|テレビ画面
テレビ画面とは、FireTVやChromecast、ゲーム機などといったインターネットに接続可能な動画視聴端末のことです。ユーザーが使用しているデバイスに基づいてターゲティングすることができます。
参考:モバイルデバイスターゲティングについて|Google広告ヘルプ

 

YDAにしかないターゲティング

・検索履歴|サーチキーワード
GDNにはないターゲティング手法です。
指定したキーワードで検索したユーザーに対し広告を配信するターゲティング機能です。 事前に作成したキーワードのリスト(サーチキーワードリスト)を選択することで、サーチキーワードターゲティングを設定できます。

参考:サーチキーワードターゲティング|Yahoo!広告ヘルプ

マーケティング担当者必見!サーチキーワードターゲティング完全攻略!
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サーチキーワードターゲティングはYahoo!広告独自のターゲティング方法です。本コラムでは、サーチキーワードターゲティングの概要から活用方法まで解説していきます.....

 

まとめ

いかがでしたか?
GDNのメリットや特徴をよく理解した上で効果的に運用していきましょう。
弊社ではGDNやYDAだけでなく様々なメディアでの運用実績がございますので、何かご不明点がございましたらご気軽にご相談ください。

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marke@bcj

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