2022.10.17 2022.10.14
日々さまざまなアップデートを実施しているWeb広告ですが、ここ数年特に目まぐるしいのが計測環境の変化です。
今回は計測環境に関する最近のアップデート情報をお届けします。
Google広告
各プロダクトやサービスのタグがGoogleタグに統一
これまで、Googleアナリティクス用のタグ、Google広告用のタグのように、各プロダクトごとに計測用のタグは異なっていました。
今後はGoogleタグをサイト全体に設置することで、Googleのさまざまなプロダクトで必要な計測ができるようになりました。
Googleタグに統一することで、各プロダクトごとにアップデートのたびに発生していたタグの書き換え作業などが減り、管理工数の削減につながります。
また、Cookieが利用できない場合でも測定ができる仕様のため、より精度の高いコンバージョン測定が期待できます。
※参考
https://developers.google.com/tag-platform/gtagjs?hl=ja
Yahoo!広告
コンバージョンにおける詳細マッチングの提供
Yahoo!ディスプレイ広告のみでのアップデートですが、コンバージョンの計測精度を上げる詳細マッチング機能が利用開始となりました。
コンバージョンタグにより、コンバージョンしたユーザーのメールアドレスや電話番号を取得することで精度の高いコンバージョン測定が期待できます。
注意点として、個人情報の取得に該当するため、フォーム入力時などに個人情報の取り扱いに関する記載が必要です。
※参考
https://ads-help.yahoo.co.jp/yahooads/display/articledetail?lan=ja&aid=119783&o=default
Twitter広告
ピクセル、コンバージョンAPIの提供
これまでひとつのアクションしか計測できませんでしたが、ピクセル機能の追加によって「購入」と「カートに商品を追加」のように、Webサイトでの個々のアクションをそれぞれ測定できるようになりました。
既にTwitter広告にてタグを設定されている場合は、既存のコードを更新する必要があります。
また、コンバージョンAPIがリリースされました。Google広告、Yahoo!広告、Facebook広告など、コンバージョンAPIが利用できる媒体は増えてきており、サードパーティCookieに依存しないコンバージョン測定がどの媒体でも進んでいます。
コンバージョンAPIをご利用の際は、開発者アカウントとAds API Accessを作成する必要があります。
まとめ
Cookieに関する規制が進むなか、各媒体の計測に関するアップデートは今後も続くことが予想されます。
特に計測環境のアップデートは、より高い精度で費用対効果を分析するためにも見逃せないので、引き続き動向を注視していきましょう!
mc@bcj
メディアコンサルタント 主にデジタル広告コンサルティング担当 詳細な分析から成果改善までをコミット!
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