2022.02.08 2017.06.27
いくつかのターゲティング手法があるGmail 広告。実際に配信を行い、高い成果を上げた方法をお伝えします。
Gmail 広告とは
Gmail 広告は、Gmail の受信トレイの上部に表示されるインタラクティブ広告です。折りたたまれた状態で表示され、ユーザーがクリックするとメールのサイズに展開されます。
展開後の広告では、画像、動画、埋め込みフォームなどを表示できます。Google がサービスを提供する国であればどこでも利用することができ、ユーザーに自分のための広告だと感じてもらいやすくなります(Adwardsヘルプ:Gmail広告について)
https://support.google.com/adwords/answer/7019460?hl=ja
実際の配信画面は以下の図の中の青枠で囲まれた枠内になります。
どのようなターゲットに配信できるのか
Gmail 広告 はキーワード、アフィニティ カテゴリ、購買意向の強いユーザー層、ユーザー属性、トピックなど、ディスプレイ ネットワークのほとんどのターゲティング方法を使用できます(リマーケティングは出来ません)。
その中でもカスタマーマッチを活用することで効果的な配信が実現できます。カスタマーマッチは自社の顧客データ(メールアドレス)をAdwordsにインポートすることで、対象アドレスでログインしているユーザーに対して広告を配信します。ほぼリマーケティングに近いですね。
実際に配信してみた
カスタマーマッチ、類似ユーザー(カスタマーマッチのリストに対して)、キーワードの3つのターゲティングを行ってみました。その結果、ターゲティングによってどのような成果の違いがあったのでしょうか(※一部数値は丸めています)
配信の結果から、ターゲティングによって大幅な成果の差が出ました。最も一般的であるキーワードによるターゲティングは、IMP、CTRは良いものの、CVRが他2つの手法に比べ極端に悪かったため、ダイレクトレスポンス重視の戦略には向いていないことがわかりました。
それとは逆に、カスタマーマッチ、類似ユーザーによるターゲティングに関してはCVRがキーワードに比べて高く、成果重視の戦略には向いていることがわかりました。特に類似ユーザーはカスタマーマッチのユーザーに対してリスト化されている類似になるので、精度が高いことが想定されます。
最後に
一般的なキーワードによるターゲティングではあまり成果が出すことが難しいGmail広告ですが、やり方によっては良いパフォーマンスを上げることも十分可能であることがわかりました。広告手法としてGmail広告も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
※Gmail広告はビジネスアカウントには対応していないので、個人ユーザーのみが対象となっていますので、ご注意下さい。
BCJ管理人
ブルースクレイ・ジャパン(株)サイトの管理人です。 担当業務は全ファネル領域におけるサイト改善コンサルです。
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