2021.11.04 2021.05.10
※この記事はBruce Clay Inc. の「7 Google SEO Tools Every Website Publisher Should Use」を抄訳したものです。
Googleの検索結果で良いパフォーマンスを出したいのであれば、ウェブサイトを分析するための適切なツールが必要です。このリストにある7つのGoogle SEOツールは、継続的にウェブサイトを改善するための必需品です。
目次
1. Google Analytics
分析に欠かせないものがGoogleのウェブ解析ツール「Google Analytics」です。SEOの生命線とも言えるこのウェブ解析ツールは、ウェブサイトのパフォーマンスを様々な角度から分析することができます。
Google Analyticsでは自然検索トラフィックだけでなく、ウェブサイトのパフォーマンス、オーディエンスの行動、マーケティング施策が成功に与える影響などの全体像を把握することができます。
2. Google Search Console
GoogleのSEOツールでもう一つ欠かせないのが「Search Console」です。Google Analyticsとの違いは検索結果でよりよく見えるようにウェブサイトを技術的に改善することに重点を置いている点です。
また、Googleのペナルティがサイトに影響を与えているかどうかも、ここで確認することができます。Search ConsoleとGoogle Analyticsのデータ共有を有効にすることをお忘れなく。
3. Mobile-Friendly Test
私たちがモバイルファーストの世界に生きていることは周知の事実です。「モバイルフレンドリーテスト」は、Google Search Console内にあり、こちらからもアクセスできます。
URLを入力すると、そのウェブページがモバイル端末でどのように見えるかのスクリーンショットが表示され、モバイルフレンドリーとして合格したかどうかがわかります。また、モバイルフレンドリーに影響を与えるユーザビリティ上の問題点を確認することができます。
4. PageSpeed Insights
高速なサイトは、ウェブサイトの訪問者にとっても、企業の収益の観点からも有益です。「PageSpeed Insights」は、URLを分析し、ウェブページを高速化するためのガイドラインを提供します。ページスピードのデータポイントと推奨事項には、Googleアナリティクス内でアクセスできるほか、こちらのPageSpeed Insightsツールからもアクセスできます。
また、2021年5月に予定されているGoogleのページエクスペリエンスのランキング更新に備えるために役立つデータも得られます。(2021年5月現在、更新は6月中旬以降に延期されることがGoogleの公式ブログで発表されています。)
5. Page Experience Tools
PageSpeed Insightsツールの他にも、ユーザーにとってより良いウェブページを作るためのGoogle SEOツールが存在します。
Search Consoleの中には、「Core Web Vitalsレポート」があります。Core Web Vitalsは、Googleのページ・エクスペリエンス・ランキング・アップデートの一部です。つまりこれらの要素は、ウェブページが検索でどのように順位付けされるかに影響します。
このほかにもCore Web Vitalsのページエクスペリエンスを向上させるために使用できるツールがあります。
LCP(Largest Content Paint:ページの読み込みのパフォーマンス)を測定するツール
FID(First Input Delay:ページのインタラクティブ性)を測定するツール
・Chrome User Experience Report
・Firebase Performance Monitoring
CLS(Cumulative Layout Shift:ページの見た目の安定性)を測定するツール
6. Google Trends
「Google Trends」では、検索クエリの人気度を時系列で把握するためのデータが多数提供されています。自分でキーワードを入力したり、現在のトレンドを追ったり、さらには検索の年間推移を見ることもできます。
季節ごとのトレンドを知りたいときや、一度に多くのキーワードを比較したいときに活用できます。
7. 検索品質評価者ガイドライン
検索品質評価者ガイドラインは「ツール」ではありません。URLを入力して、ウェブページを改善するためのデータをすぐに得ることはできません。
しかしこのドキュメントでは、Googleが考える「質の高いサイト」とは何かを知ることができます。SEO担当者はここから「検索品質評価」の情報を分析して、ウェブサイトを改善するための術を得ています。
Bruce Clayも同じように検索品質評価者ガイドラインを分析してウェブサイトを改善してきました。詳しい分析内容を知りたい方はこちらをご覧ください。(リンク先は英語のページとなります。)
The Complete Guide to the Fundamentals of E-A-T
What Is Google’s “Needs Met” Rating and Why Should Website Publishers Care
まとめ
ウェブサイト制作者は、ウェブサイトを改善するためにツール活用している場合が多くあります。無料で利用できるこれらのツールは、間違いなくその一部であるべきです。
BCJ管理人
ブルースクレイ・ジャパン(株)サイトの管理人です。 担当業務は全ファネル領域におけるサイト改善コンサルです。
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