2022.02.08 2021.10.11
目次
Google広告 本人確認とは
2020年4月にGoogleから正式に発表された、「広告主の本人確認」というものがあります。
この本人確認を行うことで、広告の持ち主が「実在する会社(個人)である」ことを証明し、広告の透明性を高めることができます。
参考:広告主様の本人確認に関する新しいポリシー(2020
年 4 月)
直近、この動きが活発になっており、各Google広告アカウントに本人確認のお知らせが届き始めています。
そして、この本人確認のお知らせが届いた場合、メールが届いてから30日以内に対応しなければ、強制的に広告が停止されてしまいます。
そうならないためにも、どのように対応すればよいのか?をご説明します。
本人確認のお知らせはいつ届く?
明確に、本人確認のお知らせがいつ届くかは公表されていません。
ある日突然、本人確認のお知らせがメールで届き、管理画面にも通知が届きます。
※実際に届いたメール
このように、いつまでに対応しなければならないのかが記載されています。
なお、本人確認のお知らせが届く前に対応することはできず、お知らせが届いてからようやく本人確認の対応が開始できます。
本人確認には何が必要?
本人確認の対応を進めるにあたり、事前に準備しなければならないものがあります。
・Google広告アカウントの管理者権限
・お支払いプロファイルの管理者権限
・本人確認書類
Google広告アカウントの管理者権限
Google広告アカウントにログインできるアカウントには、5つの権限があります。
アクセス権 メール専用 お支払いとご請求 読み取り専用 標準権限 管理者権限 通知メールやレポートを受信できる ✔ ✔ ✔ ✔ キャンペーンを表示したり、プランニング ツールを使用したりできる ✔ ✔ ✔ お支払い情報を表示できる ✔ ✔ ✔ ✔ お支払い情報を編集できる ✔ ✔ ✔ 請求レポートを編集、実行できる ✔ ✔ ✔ ✔ メール専用権限を付与できる ✔ ✔ ✔ ユーザー、管理者、サービス間のリンク設定を表示できる ✔ ✔ ✔ キャンペーンの掲載結果レポートを編集、実行できる ✔ ✔ ✔ キャンペーンを編集できる ✔ ✔ サービス間のリンク設定を追加または削除できる ✔ アカウントへのアクセスの許可、アクセス権の変更、他のユーザーが送った招待の取り消しを行うことができる ✔ MCC アカウントのリンク リクエストを承認または拒否できる ✔ MCC とのリンクを解除できる ✔ 各ユーザーの認証方法と最終ログイン時刻を確認できる ✔
本人確認を進めるためには、Google広告アカウントの所有者であることを示す、「管理者権限」が必要となります。
お支払いプロファイルの管理者権限
Google広告アカウントの所有者であれば問題ないのでは?と思う方もいらっしゃると思いますが、本人確認の対応には、「お支払いプロファイルの管理者権限」も必要です。
なぜお支払いプロファイルの管理者権限が必要かというと、「広告主」と「広告費を払う人」が異なるケースが存在するためです。
例)広告配信を代理店に依頼しており、代理店が広告費を立て替えている
このような場合、Googleは本人確認を「広告主」と「広告費を支払う人」両方に本人確認を要請します。
本人確認書類
本人確認書類には、次のいずれかの登録書類をご用意いただき、PDF形式で保管してください。
・組織、法人の身元を確認する書類
会社設立証書または登録証明書
税務署からの書類の抜粋
納税証明書
DUNS ナンバー証明書
・個人の身元を確認する書類
パスポート
運転免許証
永住権カード
組織、法人の身元を確認する書類は、「履歴事項全部証明書」をご用意いただければ問題ございません。30日以内という期限がありますので、オンラインで取得することをお勧めします。
本人確認の進め方
本人確認は「広告主」と「広告費を支払う人」の関係性により、対応方法が大きく3つに分岐します。
Google広告のヘルプページに、それぞれの分岐での詳しい手順が記載されていますので、ここでは自分がどの分岐で進めればよいのか?を解説します。
1.インハウスで広告配信を行っている
「広告主として、自分自身または自分の組織の代表者を務めている」の項目を開き、該当する支払方法の内容で進めます。この時に必要なものは、次の3つです。
・Google広告アカウントの管理者権限
・お支払いプロファイルの管理者権限
・本人確認書類
2.代理店に広告配信を依頼している+広告費は自社(自分)が支払い
1.と同じ分岐で進めます。また、必要なものも同じですが、この場合はご自身のGoogle広告アカウントが「管理者権限」ではない場合がありますので、代理店に連絡し「管理者権限」に変更してもらいましょう。
3.代理店に広告配信を依頼している+広告費は代理店が立て替えている
この場合は代理店が「広告主」の本人確認の対応を行います。そのため、ご用意いただいた本人確認書類のPDFを代理店に渡し、本人確認の対応を依頼しましょう。
Google広告 本人確認のまとめ
本人確認を完了させることで、広告配信が停止することを回避すると同時に、実際に配信している広告に、広告主の名前と地域が確認できる項目が追加されます。
この情報により、ユーザーは「実在する会社の広告である」ということが把握できるようになり、広告主の情報に関する透明性を確保することができます。
本人確認の期限が切れ、広告が停止してしまうことがないよう、お知らせが届いたらすぐに対応できるようにしましょう。
BCJ管理人
ブルースクレイ・ジャパン(株)サイトの管理人です。 担当業務は全ファネル領域におけるサイト改善コンサルです。
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