2023.09.13 2023.09.13
インフルエンサーマーケティングとは、インフルエンサーに商品を紹介してもらうことです。SNSの利用者数が増える中で有力なマーケティング手法です。
本ブログではインフルエンサーマーケティングについて、メリットや事例などを紹介していきます。
目次
インフルエンサーマーケティングの特徴
インフルエンサーマーケティングとは
インフルエンサーマーケティングとは、インフルエンサーに頼んで商品やサービスを紹介してもらうマーケティング手法のことです。通常の広告と併用することでさらなるリーチを図ることができます。
そもそもインフルエンサーとは、インフルエンス(=影響)を持っている人のことを指します。インフルエンサーに商品の宣伝を頼むことで、そのインフルエンサーを支持している人たちに商材をアプローチすることができます。
インフルエンサーはフォロワー数ごとに呼ばれ方が異なり、フォロワーが10万人以上だとマクロインフルエンサー、1万人から10万人だとマイクロインフルエンサー、1万人までだとナノインフルエンサーと呼ばれます。
向いているプラットフォーム
インフルエンサーマーケティングの手法がよく使われる媒体は以下の通りです。
- YouTube
- X(旧:Twitter)
- TikTok
それぞれの年代層にあった媒体で商材の宣伝をしてもらえます。
インフルエンサーマーケティングの費用の相場
Instagramのインフルエンサーマーケティングでは、一回の投稿につきフォロワー数×2円〜4円が相場です。
たとえばフォロワーが1万人のインフルエンサーを起用する場合、一回の投稿にかかる費用は2万円〜4万円が相場です。仲介会社に頼む場合はさらに費用がかかる場合があります。
インフルエンサーマーケティングの効果
SNSのユーザーは年々増加しており、その分影響の輪も広がっていると言えます。インフルエンサーに投稿してもらったクリエイティブは、二次利用が可能な場合、自社の広告として配信することでさらにリーチを拡大することができます。インフルエンサーマーケティングは、インフルエンサーのフォロワーに対してのリーチになります。しかし、広告配信と掛け合わせることで、インフルエンサーの投稿をフォロワー以外の多くのユーザーに届けることが可能です。実際にMeta社の調査によると、通常の広告と併せてブランドコンテンツ広告(インフルエンサーコンテンツの広告配信)を実施することで、広告の効果が80%まで改善したという事例があります。
インフルエンサーマーケティングのメリット
通常広告よりも”広告感”がない
インフルエンサーマーケティングでは、通常の投稿と同じ投稿として投稿されるため、一見広告のように見えません。そのため、広告を見るのが好きではない人にも最初から拒否反応を起こさず見てもらえることが期待できます。
消費者目線で商品を紹介してもらえる
広告主はインフルエンサーにどのような内容で紹介して欲しいのかを指示することができません。そのため、インフルエンサーが実際に使って感じた感想を伝えてもらうことができ、それを見たフォロワーは自分が実際に商品を使うイメージがしやすくなります。
口コミの拡散が期待できる
インフルエンサーマーケティングは一般的にSNSで行われるので、そのSNSのシェア機能を使いフォロワーに拡散してもらうことで、ブランド認知度の向上が期待できます。さらにインフルエンサーの投稿をみたフォロワーに実際に商材を使ってもらえる可能性が高いです。使ってもらえた場合はその人の周りにまで広がり、さらなる拡散が期待できます。
インフルエンサーコンテンツの活用事例
事例1 アパレル系ECサイトでCPA減少
クリエイティブ | CPC | CV | Cost | CPA | CVR |
既存クリエイティブ | ¥121 | 160 | ¥1,533,700 | ¥9,595 | 1.26% |
ブランドコンテンツ広告 | ¥95 | 241 | ¥1,481,760 | ¥6,125 | 1.55% |
弊社実績であるアパレル系ECサイトの事例をご紹介します。
商品販売目的で広告運用を行っていましたが、新規ユーザー向けの広告配信はCPAが高い傾向にありました。そこで新商品の宣伝のためにインフルエンサーを5名起用し、商品のレビューを配信期間1ヶ月でInstagramに投稿し、その投稿をブランドコンテンツ広告として利用しました。
結果として、既存のクリエイティブと比べてCPCが低下し、CV数が増加し、CPAも減少しました。
事例2 単品通販サイトでCV増加
クリエイティブ | CPC | CV | Cost | CPA | CVR |
既存クリエイティブ | ¥61 | 31 | ¥415,331 | ¥13,318 | 0.46% |
ブランドコンテンツ広告 | ¥59 | 62 | ¥432,000 | ¥6,941 | 0.85% |
弊社実績である単品通販サイトの事例をご紹介します。
定期購入者数増加を目的にInstagram広告を運用していましたが、商品リリースから間もなかったため、まだ認知拡大を図れていませんでした。そこで商品との親和性の高いインフルエンサーを8名起用し、投稿クリエイティブをInstagram広告のみならず記事LPに二次利用しました。その結果、推移先の記事LPにも投稿を含めたことでリンク先の親和性が高く、CVRが約2倍に上昇しました。
インフルエンサーマーケティングを始める方法
インフルエンサーマーケティング会社に依頼する
1つ目の方法はインフルエンサーマーケティングのキャスティングを行っている企業に依頼する方法です。そのようなキャスティング会社にはインフルエンサーの選定から料金交渉まで依頼が可能です。さらに投稿の管理もする場合があります。企業に外注すると少ない工数でインフルエンサーマーケティングを行うことができます。
自社でオファーする
2つ目の方法は、自社でインフルエンサーを見つけて直接メールやダイレクトメッセージなどを送るという方法です。自社で行う場合は仲介費やその他費用を削減することができます。さらに直接やりとりすることで、スムーズにコミュニケーションをとることができます。
インフルエンサーマーケティングを行う際の注意点
ターゲットに合ったキャスティング
インフルエンサーマーケティングを行う場合は、そのインフルエンサーのフォロワーに広告が届きます。そのため広告主側が明確にターゲティングをすることが難しいです。インフルエンサーマーケティングを行う場合は、自社の製品やサービスとマッチしたインフルエンサーをキャスティングすることが大切です。
宣伝方法を統制できない点
インフルエンサーマーケティングの場合は、投稿を依頼したインフルエンサーの実際の感想をユーザーに伝えてもらいます。ある程度の方向性の指示はできますが、細かい内容を指定することができません。もし商品と親和性のないインフルエンサーをキャスティングした場合ユーザーに共感性の高いコンテンツにならず、想定している効果が出ない可能性もあります。
そのようなことを避けるために上記のように、自社の製品を理解してもらえるようなインフルエンサーをキャスティングすることが成功の鍵となります。
ステマと誤認されるリスク
ステマ(ステルスマーケティング)とは、インフルエンサーが企業側からお金をもらい、広告と伝えずに商品を宣伝することです。ステマであると誤解されてしまうと、インフルエンサーと企業双方に悪い印象が持たれてしまいます。これを避けるために、インフルエンサーは広告であるということをユーザーに分かりやすいように明示する必要があります。
まとめ
今回はインフルエンサーマーケティングについて紹介しました。インフルエンサーマーケティングを行うことで、より消費者目線で商品の魅力を拡散してもらえる可能性があります。ぜひインフルエンサーを用いてマーケティングしてみてはいかがでしょうか。
marke@bcj
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