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KPIとは?KGI・KSFとの関連性やKPI設定のポイントを解説

2023.06.20 2023.06.19

KPIとは?KGI・KSFとの関連性やKPI設定のポイントを解説

目標を達成するために

会社を成長させるために計画を立てたのに、思うようにいかず、頓挫してしまった経験はありませんか。それは、目標設定がうまくできていないからかもしれません。
この記事を通してKPIを理解し、具体的で適切な目標をたてられるようになりましょう。

KPIとは

KPIとは、”Key Performance Indicator” の略で、日本語では「重要業績評価指数」といい、目標を達成するプロセスの進捗状況を管理・評価する指標のことです。
企業が目標を達成するにあたって必要な、業務の進捗状況を把握するためにKPIが用いられます。そのため、進捗状況や達成の有無を把握できるよう、KPIには数値化できるものを設定しましょう。

KPIを設定するメリット

KPIを設定することで得られる具体的なメリットについて3つ紹介いたします。

  1. 目標の達成度を可視化
    KPIを設定することで、目標達成のための業務の進捗度合を定量的に把握できます。そのため、業務の遅れへ迅速な対応が行えます。
  2. 業務の優先順位が明確化
    適切なKPIが設定できていれば、複数のタスクを同時に抱えたとしても、優先順位が明確になり、業務の効率化を図れます。KPIは数値で設定するので、「成果の大きいもの」「実現可能性が高いもの」などを容易に判断できるでしょう。

  3. 業務へのモチベーションの向上
    KPIの設定で、どのくらいタスクをこなしたかが明確になります。自分や周囲の頑張りが可視化され、業務へのモチベーションにつながります。

KPI・KSF・KGI・の関連性

KPIを定めるうえで、KGI・KSFの設定は欠かせません。
KGI・KSFについてとKPIとの関連性について解説します。

KGIとは

KGIとは、”Key Goal Indicator” の略で、日本語では「重要目標達成指標」といい、企業やプロジェクト全体で達成したい最終的な目標のことです。そして、このKGIを達成するための過程がKPIにあたります。
KPIを積み上げた先にあるKGIにも「売上」や「利益」などの具体的な数値を設定しましょう。

KSFとは

KSFとは、”Key Success Factor” の略で、日本語では「重要成功要因」といい、目標を達成するために押さえておくべき要因のことです。例えば、「商品の認知度をあげる」といった、KGIを達成するために必要なことがKSFにあたり、KPIを達成することでどのようにKGIに近づくのかを明確にする指標でもあります。
KSFを設定しておくと、KGIの達成に必要なことを多角的に分析でき、場面場面で何が重要かを把握しやすく、柔軟に行動指針を定めやすくなります。

KGIを達成するための方向性(成功要因)がKSFで、KSFを達成するために取り組む具体的なタスクがKPIです。
KPIの設定をより適切に行うために、KPI・KSF・KGIの関係を理解しておいてください。

KPIの設定について

適切なKPIを設定するための、手順やポイント、注意点を紹介いたします。

おすすめの設定手順

  1. KGIを設定
    まずKGIの設定をしましょう。

    KGIの設定では、ビジネスの最終目標を明確にしましょう。

  2. KGIと現状とのギャップを把握(KSFを設定)
    外部要因から内部要因に至るまで、自社のおかれている状況をすみずみまで分析した上で、KGIを達成するために足りていないことを洗い出し、KSFを設定しましょう。

  3. KPIを設定
    KPIには、KSFを達成するための行動目標を設定しましょう。
    設定する際には、プロセスや数値目標を具体的にしておきましょう。

設定する際のポイント

フレームワークの使用

KPIのフレームワーク
KPIを設定する際には「SMART」を用いることをおすすめします。
SMARTとは、「Specific(具体的に)」「Measurable(測定可能な)」「Achievable(達成可能な)」「Relevant(関連性のある)」「Time-bound(期限のある)」の頭文字をとったフレームワークです。
この5点を意識してKPIを設定することで、曖昧さを排除することができます。
KSFのフレームワーク
KSFを設定するには、自社の内部環境だけでなく、外部環境にも視野を広げて分析する必要があります。そのため、複数のフレームワークを併用することをおすすめします。
「3C分析」「SWOT分析」では、自社と競合、あるいは自社と外部環境を横断して分析することができます。
また、外部環境を把握する上では「PEST分析」がおすすめです。

定期的なKSFの見直し

KPIを定める上でKSFによる方針決定はとても重要なことです。
KSFを設定する際に把握した外部環境は時とともに変化していきます。ですので、定期的にフレームワークによる分析を行い、KSFの見直しをおこなうことが重要です。

設定時の注意点

優先順位を明確にする

KPIを設定する際は、優先順位を明確にしておきましょう。
KPIを達成するためのリソースは有限ですので、重要度と実現性が高いものから取り組むのがKGIへの近道となるでしょう。

KSFを数多く設定しない

KSFを数多く設定してしまうと、重要度の判別が難しくなります。ひいてはKPIの優先順位が不明瞭となり、重要度を見誤るおそれがあります。ですので、KSFの設定は重要度の高いものだけに絞りましょう。

まとめ

KPIを適切に扱うことができれば、効率的に業務を進めることができます。
そのためには、KPI・KSF・KGIの関係を理解することが大切であることが理解できたと思います。
この記事で紹介した手順やフレームワークをKPIの設定に役立ててみてください。

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marke@bcj

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