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SEOコンサル・広告代理店の仕事内容は「施策」だけじゃない──成果を左右する、表に出ない仕事の話

2026.02.10 2026.02.10 

SEOコンサル・広告代理店の仕事内容は「施策」だけじゃない──成果を左右する、表に出ない仕事の話

SEOコンサルティング会社や広告代理店の仕事内容を調べると、「キーワード設計」「コンテンツ施策」「広告運用」「レポート分析」など、比較的わかりやすい“施策”が多く語られています。実際、提案書や契約書に記載される項目も、こうした具体的なアウトプットが中心です。

しかし、現場でクライアントと向き合う中で、最も多くの時間とエネルギーが使われているのは、そうした施策の“前段階”にある、もっと見えにくい仕事です。たとえば、KPIの整理、社内の意思決定構造の把握、成果の定義を揃えるといった、表には出ない調整や支援こそが、成果を左右する鍵になっている──というのが、私たちの実感です。

本記事は、SEOや広告の施策ノウハウを語るものではありません。むしろ、「SEOコンサル/広告代理店の仕事とは何か?」を、もう一度見直していただくための、仕事の“再定義”を目指したコラムです。

読み終えたとき、あなたの中で「ブルースクレイ・ジャパンは、単に施策を提案するだけではなさそうだ」と、これまでの認識に小さな変化が生まれていたら幸いです。

多くの人がイメージする「SEOコンサル・代理店の仕事」

くの人がイメージする「SEOコンサル・代理店の仕事」

SEOコンサルや広告代理店に求めることとして、多くの方がまず思い浮かべるのは、「施策の提案・実行」という明確なアウトプットでしょう。

  • キーワード調査やコンテンツの企画・リライト
  • サイト内部構造の最適化
  • 広告の運用代行と、その結果を示すレポート提出

こうした業務は非常にわかりやすく、また順位やクリック数といった数値で成果が可視化されるため、支援の「一般論」として定着しています。発注側にとっても、他社との比較がしやすく、何にお金を払うのかをイメージしやすい。それが「施策こそが仕事のすべて」という印象を強めている理由です。

もちろん、これらはプロとして当然提供すべき「正しい基本」です。しかし、どれだけ正しい施策であっても、実はそれだけでプロジェクトが成功するわけではありません。

成果物ベースで理解されやすい広告・SEOの世界

広告やSEOが他の業務領域と異なるのは、成果物や数値の可視化がしやすい点です。広告の表示回数やクリック数、SEOによる流入数や検索順位などは、数字として簡単に把握できます。また、コンテンツやレポートといったアウトプットも目に見える形で残るため、支援内容が非常に“見えやすい”のです。

この「可視性の高さ」が、施策の内容や実行が仕事のすべてであるかのような印象を強めています。しかし、これはあくまで表に出てくる部分にすぎません。

現場で本当に時間を使っている「もう一つの仕事」

私たちが現場で本当に時間と頭を使っているのは、その前段にある「合意形成と環境の整備」です。これは単なる下準備ではなく、成果を出すために欠かせないプロセスです。

「正しい施策」が「正しい結果」を生むための土台作り

私たちが多くのクライアントと向き合って感じるのは、組織内で「目指す方向」や「期待する成果」に関する前提が微妙にずれているケースが少なくないということです。経営、マーケティング、現場の各レイヤーで、KPIや評価基準が異なっていることもあります。そうすると、いざ施策を動かす際に必ずブレーキがかかります。

弊社では、施策に入る前の段階でまず、以下のような土台を一緒に整えていきます。

  • 成果指標(KPI)の整理と合意形成:「何をもって成果とするか」という認識の統一
  • 組織内での判断・承認フローの把握と整理

こうした土台作りこそが、施策を単なる「提案」で終わらせず、確実に成果へと結びつけるための最短ルートだと考えています。

レポートでやっているのは、「結果報告」ではなく「判断材料づくり」

弊社のレポートは、単なる「数値報告」ではありません。重視しているのは、「この数字が意味することは何か」「この変化は何を示唆しているのか」という背景や意図の整理です。

  • 数字の背後にある状況や要因の整理・言語化
  • 仮説の提示と、次に検討すべき論点の明示
  • クライアントが社内で次の判断を下せる状態の支援

弊社のレポートは、「良かった・悪かった」の「結果報告」ではなく、次の意思決定のための「判断材料」を揃えることを意識して構成しています。特に、クライアント社内での説明や合意形成に使いやすいことを前提に、言葉や順序にも配慮しています。

施策を進めるための「決められる状態」をつくる役割

プロジェクトが停滞する最大の要因は、施策の質そのものよりも、「どう判断するか」「誰が決めるのか」という意思決定プロセスの曖昧さにあります。弊社では、この“判断の停滞”を解消するために、以下の3つのアプローチで支援を行っています。

  • 選択肢と前提条件の可視化:複数の案を比較可能な状態で提示する
  • 軸がブレない論点設計:「何を最優先に決めるべきか」を明確にする
  • リスクを含めた決断サポート: ネガティブな側面も隠さず提示し、納得感のある意思決定を後押しをする

正解を押し付けるのではなく、クライアントが納得感を持って決められるように支えることを大切にしています。そのプロセスが整ってこそ、施策は本来のパフォーマンスを発揮できると考えています。

なぜ“施策以外”の関与が成果を左右するのか

結論から言えば、どれほど優れた施策でも、意思決定が止まれば「存在しない」のと同じだからです。

つまり、意思決定のスピードと質が、プロジェクトの成果を大きく左右します。変化の激しいマーケティング領域において、「正解を出す作業者」ではなく「決断を支える思考のパートナー」が必要とされる理由は、まさにここにあるのです。

長期伴走が生む「踏み込めるテーマ」の変化

長期伴走が生む「踏み込めるテーマ」の変化

支援を検討する際、「まずは単発(スポット)で様子見を」という判断がされることは少なくありません。もちろん、私たちは初期段階からクライアントの事業構造や市場環境を深く読み解き、最初からフルスロットルで支援に臨みます。「まずは浅くやって、徐々に理解していく」というスタンスは取っていません。

初期段階から事業前提を理解して提案する

弊社では、支援の初期段階から、クライアントの事業構造・市場環境・制約条件などをできる限り深く理解し、その上で施策や方針をご提案します。「まずは浅くやって、徐々に理解していく」といったスタンスではなく、最初から一定の深度を持ったご支援をしています。

そのため、短期プロジェクトでもクライアントにとって納得感の高い支援が行えるよう、必要な情報や前提条件を丁寧に擦り合わせながら進めていきます。

しかし、実際に多くのプロジェクトをご一緒してきた中で、弊社が実感しているのは、支援が継続することで初めて見えてくる“判断の深層”があるということです。

継続することで、関わるテーマが“戦略そのもの”に変わっていく

支援が一定期間継続することで、クライアントから相談される内容には確かな変化が表れてきます。たとえば、

初期:「この施策は有効か?」「このKPIで合っているか?」といった実行レベルの相談が中心

継続期:土台が整うと、「この市場で何を目指すべきか」「事業部全体の判断方針をどう作るべきか」といった、戦略の本質に近いテーマへと広がっていく

これは単に「時間が経って慣れた」ということではありません。私たちが事業を深く理解した「外部の当事者」として機能し始めることで、社内の人間だけでは見落としがちなバイアスを排除し、より純度の高い意思決定を支えられるようになるという、継続支援ならではの真価です。

初期の施策支援から始まり、最終的には「事業の成功を共に背負う思考のパートナー」へ。その関係性の進化こそが、私たちが長期伴走にこだわる理由です。

価格表には表れない「真の価値」をどう見極めるか

どれほど優れた施策リストが並んでいても、それだけでコンサルの価値を測ることはできません。なぜなら、見積書や価格表に記載される「業務項目」と、現場で実際に成果を生む「支援内容」は、往々にして異なるからです。

どこまで意思決定に伴走するかが、パートナーの違いになる

特に、私たちが重視している「思考の支援」や「調整の設計」は、見積書には載りにくい仕事です。しかし、どこまで意思決定に伴走してくれるかという「姿勢の差」こそが、最終的な成果を分かつパートナー選びの基準になります。

視点

確認したいポイント

判断支援

単に報告するのではなく、意思決定を助ける視点があるか

社内説明

社内で説明しやすいよう、資料や文脈を設計しているか

中長期視点

短期施策だけでなく、事業全体を見据えた提案か

まとめ|施策ではなく、意思決定を支える仕事

  • 成果は「施策」より「意思決定の質と構造」で左右される
  • コンサルは“考える役割”を担い、クライアントの判断を支える
  • 単なる価格比較では見えない「支援の深さ」がある

施策があっても前に進まない時、それは“やり方”ではなく“決め方”の問題かもしれません。そんな時は、一度ご相談ください。成果につながる構造づくりからご一緒します。

SEOコンサルタントチーム

SEOコンサルタントチーム

さまざまな業種業態のサイトのSEO対策の経験を経たSEOコンサルタントがSEO対策におけるお役立ち情報を発信します。 ”SEO”の生みの親であるブルースクレイからローカライズした内部施策をはじめとするSEOのノウハウをわかりやすくお届けします。

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