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SEOとリスティング広告の5つの違い!使い分け方も紹介

2024.03.08 2022.02.03 

SEOとリスティング広告の5つの違い!使い分け方も紹介

SEOとリスティング広告の効果ってなにが違うの?

SEOとリスティング広告のどちらに取り組めばいいかわからない

この記事を読んでいるということは、あなたもこのような疑問や悩みをお持ちではないでしょうか?

SEOとリスティング広告は、いずれも検索結果画面上で行われる施策なので、違いや特徴が分かりづらいですよね。

この記事ではSEOとリスティング広告の違いと、それらの使い分け方を紹介します。

どちらに取り組めばいいか分からない方や、マーケティング予算に限りがある方はぜひ参考にしてください。

SEOとは

SEOとは検索エンジン最適化(Serch Engine Optimization)といい、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで上位表示を目指す施策を指します。

検索結果において、SEOの対象となる表示枠は「自然検索結果」と呼ばれ、この後紹介するリスティング広告とは異なる枠に表示されます。

リスティング広告とは

リスティング広告とは、検索連動型広告やPPC(Pay Per Click)と呼ばれ、検索結果に表示されるテキスト広告を指します。

PPCと呼ばれることからも分かるように、広告がクリックされるたびに費用が発生するクリック単価制の広告です。

SEOとリスティング広告の違い

自然検索結果とリスティング広告は、いずれも検索結果に表示されますが、掲載場所が明確に違います。

以下の画像、オレンジの枠で囲まれた箇所がリスティング広告、緑枠で囲まれた箇所がSEOの対象である自然検索結果が表示される枠です。
検索結果画面に表示されるリスティング広告と自然検索結果

リスティング広告はキーワードによって自然検索結果の上部と下部にそれぞれ0〜4枠表示されます。

リスティング広告が上部に表示される場合は、自然検索結果よりも上部に表示されることを覚えておきましょう。

このように自然検索結果とリスティング広告で掲載位置が違うことは知っている方も多いでしょう。

では他にはどのような違いがあるのでしょうか?

SEOとリスティング広告には大きく5つの違いがあります。

  1. 資産性
  2. 費用
  3. 即効性
  4. コントロール性
  5. クリック率

それぞれ詳しく解説します。

違い1.資産性

SEOとリスティング広告の最も大きな違いは、資産性があるかないかという点です。

SEOでは上位表示されれば継続的に流入を得られるため、資産性があります。

一方で、リスティング広告は広告がクリックされるたびに費用が発生し、広告費がなくなると表示されなくなるため、資産性はありません。

違い2.費用

2つ目の大きな違いが、検索結果に表示させるための費用です。

SEOはWebページの作成・チューニングなどの費用は発生しますが、検索結果に表示させるにあたって費用は発生しません。

一方でリスティング広告は、検索結果に広告として表示させるのでクリックされた分だけ費用が発生します。

とはいえ、いずれの施策も一定の成果を上げるには相応のスキルと労力が必要になります。社内にリソースやノウハウがない場合は、広告代理店やコンサルティング会社へのアウトソースをおすすめします。

違い3.即効性

施策の即効性という観点では大きな差があります。

SEOは成果が出るまでに時間がかかります。サイトにより差はありますが、施策を開始してから成果が上がるまでに3~6ヵ月ほどかかるのが一般的です。

対してリスティング広告は、広告審査に通りさえすれば即日で検索結果の上部に表示させることも可能です。

そのためリスティング広告はSEOよりも即効性があります。

違い4.コントロール性

掲載位置をコントロールしやすいかどうかという点も、SEOとリスティング広告では大きく異なります。

SEOは検索結果で上位表示を目指して行う施策ですが、そう簡単にできるものではありません。

前述したとおり、施策を実装してから、ある程度の時間が必要なのと、どの程度上がるかは結果を見てみないと分からない為、掲載位置をコントロールすることは事実上困難です。

ユーザーの検索意図や競合サイトを調査し、Webページのチューニングを重ねていくことで上位表示を実現していきます。

一方でリスティング広告の掲載位置は、品質ランクや上限クリック単価などである程度コントロール可能です。

そのため掲載位置のコントロール性という点では、リスティング広告に軍配が上がります。

違い5.クリック率

自然検索結果とリスティング広告のクリック率は年々差がなくなってきていますが、2022年1月現在では、1~2位であれば自然検索結果のクリック率が高いです。

SEO Clarityの調査によると、日本のSEOの順位別平均クリック率は以下の通りと報告されています。

SEOClarityのCTR調査

引用:2021 CTR Research Study: The Largest Ever for SEO

ポジション 日本のクリック率
1 13.94%
2 7.52%
3 4.68%
4 3.91%
5 2.98%
6 2.42%
7 2.06%
8 1.78%
9 1.46%
10 1.32%
11 1.03%
12 1.00%
13 1.07%
14 1.34%
15 1.65%
16 2.19%
17 2.54%
18 2.83%
19 2.91%
20 2.85%

引用:2021 CTR Research Study: The Largest Ever for SEO

一方でWordStreamの調査によって、リスティング広告の業界別の平均クリック率は以下の通りと報告されています。

WordstreamのCTR調査

引用:New Data! 2021 Paid Search Advertising Benchmarks for Every Industry

ビジネスカテゴリ 平均クリック率
アート&エンターテインメント 10.67%
動物とペット 6.45%
アパレル/ファッション&ジュエリー 6.19%
弁護士および法務サービス 3.84%
自動車—販売中 7.93%
自動車—修理、サービス、部品 5.39%
美容&パーソナルケア 5.44%
ビジネスサービス 4.72%
キャリアと雇用 5.33%
歯科医&歯科サービス 4.69%
教育と指導 5.46%
金融と保険 5.07%
家具 5.73%
ヘルス&フィットネス 5.94%
ホーム&リノベーション 4.21%
インダストリアル&コマーシャル 5.34%
パーソナルサービス 6.12%
医師と外科医 6.11%
不動産 7.75%
レストラン&フード 7.19%
ショッピング、収集品、ギフト 6.33%
スポーツ&レクリエーション 7.73%
トラベル 8.54%

引用:New Data! 2021 Paid Search Advertising Benchmarks for Every Industry

順位別のCTRではありませんが、平均クリック率が最も高いアート業界でも10.67%と自然検索結果で1位表示された場合を下回っていることがわかります。

これらの調査から、同じキーワードの検索結果画面でも、1~2位であれば自然検索結果の方がリスティング広告よりもクリック率が高いということがわかります。

とはいえ自然検索結果とPPCのクリック率の差は年々なくなってきているため、SEOもリスティング広告も依然として重要です。

次の章では、ここまで紹介したSEOとリスティング広告の違いを踏まえたうえで、どのように使い分けるのかという点について解説します。

予算が限られている方や、まずは1つの施策に注力したいという方はぜひ参考にしてください。

SEOとリスティング広告はどう使い分ける?

SEOとリスティング広告はそれぞれ異なる施策ですが、実際に使い分ける際には何を基準に使い分ければよいのでしょうか?

端的にいうと、2つの施策は以下のように使い分けることが望ましいです。

  • SEO・・・中長期的に注力し継続的な集客を求める場合
  • リスティング広告・・・短期的な効果を求める場合

それぞれ解説します。

中長期的に注力するならSEOがおすすめ

SEOは継続的な集客を成功させたい場合におすすめです。

前述したとおり、SEOはリスティング広告よりも効果が出るまでに時間がかかる施策です。

一方で中長期的に考えるとリスティング広告よりもコストを押さえられることも多く、1〜2位に表示されればクリック率も高いため、継続的に集客が期待できます。

リスティング広告に限界を感じている場合や、広告費を押さえたい場合にはSEOに注力すると良いでしょう。

短期的に注力するならリスティング広告がおすすめ

リスティング広告はSEOとは対照的に、短期的な成果を求める場合におすすめです。

SEOよりも即効性が高いため、短期集中型で成果を上げるにはリスティング広告に注力すべきです。

たとえば、単発イベントや期間限定キャンペーンなどはリスティング広告が効果的です。

SEOの場合は上位表示までに時間がかかることから、イベントやキャンペーンの数ヵ月前からアクションする必要があります。

さらにSEOは上位表示される保証もないため、短期的に上位表示保証を求められる場合にはあまりおすすめできません。

短期間で成果を出したい場合には、リスティング広告を選択しましょう。

効果を最大化するならSEOとリスティング広告のどちらにも注力

ここまで使い分けについて解説しましたが、検索エンジンにおけるマーケティング効果を最大化するにはどちらにも取り組むことが重要です。

短期間で効果が望めるリスティング広告に取り組みつつ、SEOに取り組むことで相乗効果が生まれます。

たとえば、リスティング広告でCVや流入増に繋がったキーワードをSEOで対策することで、広告で成果を上げながら、SEOにも効率よく取り組むことができます。

ただし、どちらから始めたほうがいいのかという点においては、やはりリスティング広告から始めたほうが良いでしょう。

SEOは必ず上位表示できるものではなく、広告と比較して工数のかかる施策もかなり多いためです。

予算が限られており、どちらか一方を選ばざるを得ない状況の方は、上位表示保証が難しく工数が多いSEOより、短期的に効果が望めるリスティング広告にまずは取り組んでみましょう。

まとめ:SEOとリスティング広告の違いを知ってベストな選択を

SEOとリスティング広告の違いと使い分けについて解説しました。

2つの施策の大きな違いについては以下の通りです。

  1. 資産性
  2. 費用
  3. 即効性
  4. コントロール性
  5. クリック率

これらの違いを踏まえて、短期間で成果を求める場合にはリスティング広告、中長期的に取り組める予算とリソースがある場合にはSEOに注力しましょう。

ただし、ベストはどちらにも注力することです。

SEOとリスティング広告を併せて行うことで相乗効果が生まれ、施策の成果を効率よく出せるようになります。

また、SEOとリスティング広告の外注を検討されている場合には、どちらにも対応できる代理店がおすすめです。

両方併せて取り組むことで前述したような効果が期待できるほか、より効率的に相乗効果を出す戦略など代理店の意見を取り入れながら設計することができます。

SEOやリスティング広告のお悩みや疑問など、ぜひブルースクレイ・ジャパンにお気軽にご相談ください。

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BCJ管理人

BCJ管理人

ブルースクレイ・ジャパン(株)サイトの管理人です。 担当業務は全ファネル領域におけるサイト改善コンサルです。

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