2021.11.09 2017.06.09
健在なウェブサイトが質の高いリンクを、自然で安全な(ホワイトハット)方法で獲得する35のアイデア。後編。
目次
⑨ライブトーク(講演会などのスピーカー)
多くの人にとってステージに上がることは簡単なことではない。しかし映画を見て感銘を受けた人がその後そのテーマについて考えるように、演説者は他の人に影響を与える可能性がある。ライブブログのようなスピーチや会議に出席し、ソーシャルメディアなどの情報を共有する人々は、ブランドを構築する助けになる。
⑩独占プロモーション
ユーザーの好奇心を刺激するようなマーケティング戦略を取ることで、ユーザーをサイトに導くことができる。サービスや製品などを発表するために招待状を特定のユーザーに送るなど、独占的なプロモーションを行うことで、他のウェブサイトがそれに関する記事を作ったりシェアしたりするきっかけとなる。
⑪ソーシャルメディアの活用
価値のあるソーシャルメディアとしての地位を確立するためには、優れた顧客サービスを提供し、それ以外ではフォロワーを喜ばせるような魅力的なコンテンツを提供する必要がある。結果として得られるメリットは他のマーケティングに負けない勢いがある。ソーシャルメディアは企業とユーザーとの直接的なやり取りを提供するツールである。(AIやchat botに会話を任せるのにはもう数年かかりそうだが)ユーザーがあなた個人とやり取りをするわけではない。顧客からの好感度の高い企業は、訪問者や顧客との積極的な交流のために多大な投資をしてきた。最良なのは良い経験が口コミで広がることだ。口コミを通して人気を上げるのは簡単なことではないが、あきらめず、真摯にに取り組むことで、少しずつ口コミで拡散されるだろう。
⑫比較や調査記事の作成
自分の会社を他の企業と比較・対比させる記事を書くことは、企業認知を高めるための一つの手法となる。コンテンツが魅力的で、特定のトピックについて議論していたり、解説している場合、その記事の中に名前が挙がった企業は同じようなコンテンツを作成して、内容に対して何らかの返答・言及してくる可能性が高い。
⑬アンケートの実施
研究記事を発行するのと同じように、アンケート調査ををしてユーザーに有益な情報を提供する。これは競合企業を巻き込み、大きな話題を作るのに役立つ。調査の主な目的は実用性のある有益な情報を提供することにある。ただ思いつきで考えたものは良くない。ユーザーをある一定方向に導くアンケートが作成できれば競合はそれに気づき、それを参照して同じような情報を発信する可能性がある。
⑭限定的なオファー
期間限定の商品やサービスを提供する。もし短期間限定の物であれば、それが必要かどうかにかかわらず、多くの人にとってどうしても手に入れたいアイテムとなる。この事例は様々な業界で数多く見つけることが出来る。
⑮季節限定サービス/商品
これは上記と同じ分類になるが、季節限定の商品をデザインしたり提供することで、話題作りに利用する。
⑯奨学金
奨学金を提供する。奨学金の規模は必ずしも重要ではない。慈善団体とパートナーシップを結ぶのと同じように、その善意は、顧客が企業のサービスや商品を利用するのを後押しする可能性がある。ただし、場合によっては企業ブランドを傷付ける可能性もあるため、予算と収益のバランスをよく考えて慎重に行う必要がある。
⑰スポンサーシップ/寄付
プログラム、製品、イベント、コンテストなどのスポンサーとして企業名を載せることは、話題作りに良い方法である。スポンサーシップやチャリティーパートナーシップと同様に、寄付は1回限りの支払いで話題を作り出すきっかけになる。重要なのは適切なタイミングで適切な寄付をすること。どの企業も寄付をしていないタイミングを狙って自分の企業が寄付をすれば注目度は高まり、ブランドの注目度が高まるはずだ。寄付先を選ぶときは、過去に悪い報道があった団体を避けるための事前の準備を怠ってはいけない。また、有名人や一般の人からのソーシャルメディアのサポートなどトレンドとなる機会を探るようにする。その団体に寄付することは顧客にも受け入れられるものかを判断することも必要となる。
⑱コンテストの開催
コンテストの開催は業界やコミュニティー内の注目を集めるには簡単でお手頃な手段である。他のウェブサイトがあなたのコンテストを宣伝する時に、コンテンツが作られる可能性が高く、そのコンテストの勝者も自身のコンテンツでその情報を発信する可能性がある。
⑲求人情報の掲載
フルタイムの仕事、単発の仕事、アルバイトなどの情報はあなたのウェブサイト、会社、または製品へのコンテンツへ誘導するのに役立つ。
㉑インフォグラフィック
インフォグラフィックはマーケティングやコンテンツコミュニティ内で一時期大流行した。その人気は一旦収束したようであるが、有用性は今でもある。インフォグラフィックは大量のデータを分かりやすく簡潔にダイジェストするのに最適な方法であり、魅力的なイメージやテーマ、適切で興味をそそるデータを使用することで、トラフィックや販売につながったり、ブランド認知度が高まる可能性がある。
㉒インフルエンサーへのインタビュー
業界の中の有名人にインタビューをすることはサイトに新しいユーザーを呼び込むのに効果のある手法である。例えば、競合を支持すると主張する人はそのインタビューの中で彼らが何を主張するのか知りたいと思うだろう。このようなユーザーはサイト内のインタビューコンテンツを読んだり聞いたりする可能性が高い。
㉓カンファレンスの開催
これは実行するのが少し難しいため、どこかでカンファレンスが開催されたときにスポンサーになる事で代替する。スポンサーになる事はブランドの認知度を上げるのには役立つだろう。受けの良いカンファレンスを開催またはスポンサーする企業はその業界において中心的、または信頼性の高い企業と認知されるため、話題となりやすい。
㉔オンラインセミナー
移動などのコストがかからないため、マーケティングの費用を抑えながら人々の気を引くことが出来るオラインセミナーはより良い方法だ。オンラインセミナーはより多くの人が参加でき、ブランドの認知度を高めるとともにコンテンツ開発を始める機会にもなる。カンファレンスと同様、良いセミナーはブログなどで話題となるだろう。
㉕授賞式の開催
特定の権威を持っているような企業の場合は、授賞式を開催するなどで企業の存在感を大きくすることができる。認知度のある賞は受賞者のキャリアの証明となる事も多く、そこに企業の名前が入っていればもうそれだけで全てを語れるだろう。
㉖ホワイトペーパー
ホワイトペーパーはインフォグラフィックのようにグラフィックのスキルは必要無く、簡易なものではあるが、インフォグラフィックのと同等に人気があるため、集客に役立つ。
㉗ローカルディレクトリ
ローカルディレクトリに情報を掲載することは依然として抑えておくべき項目である。例えばYelpやYellowpagesなどはいまだに信頼性のあるサイトとされている。信頼でき、ブランドの認知度向上につながりそうなものには掲載しておくべきだろう。
㉘エバーグリーンコンテンツ
エバーグリーンコンテンツを構築することは古くからの効果的な方法である。それほど頻繁に更新されない有用な情報がエバーグリーンコンテンツには最適なトピックである。このタイプのコンテンツは検索エンジンに一定の期間残るため、ユーザーの目の届くところにある限り、シェアされたり参照される可能性が高くなる。
㉙wikiページ
誰でもwikiページを作ることはできるが、重要なのはそのページ内に十分な情報があるかどうかである。一番良いのは会社の創設者やウェブサイト等を参照リンクとして使用する方法だ。
㉚ビデオチュートリアル/レビュー
ハウツーや商品レビューはコンテンツへのトラフィックを生むのに最適だ。例えば最新の製品でバグがあった時、それら情報をまとめた記事を掲載し、それを速やかに修正するよう共有すれば、同様の問題が発生したときにもユーザーがサイトに戻ってくる可能性が高くなる。
㉛ニュースレター
マーケティングの手法としてニュースレターはいまだに効果的。ただ、多くの会社でよくあるのが、ニュースレター発行後、読者のフォローアップを忘れてしまう事だ。ニュースレターで情報を発信し、それに興味を持った読者はなんらかの形で検索をする可能性が高い。ただ単にFAQページがあるより、だれか疑問に答えてくれる人がいたほうが良い。
㉜UX向上
これは多くの企業で一般化している手法であり、成功事例も多い。競合他社よりも注目を集めるキャッチーなロゴやテーマは、ユーザーを再び自社のウェブサイトに呼び戻す可能性を高め、ブランドについての良いイメージを与える。ユーザーを混乱させない正しい色、コントラスト、なめらかなデザイン、ロゴ、ボタンなどを選択することでユーザーの操作性を向上させるなど、これらがウェブサイトに流入したユーザーに影響を与える。
㉝AMA/ライブオンラインQA
業界でブランドの信頼を築くのに最良の方法の1つがオンライン体験を提供することだ。(Ask Me Anything AMAセッションなど)聴衆の前で人々と話したり、自発的に質問に答えることができれば、訪問者は企業に対して見通しを立てることができる。聴衆があなたの話を理解して、感銘を受ければ、彼らがサービスを利用したり、製品を購入したり、定期購入にサインアップしたりする可能性は非常に高くなる
㉞電子書籍
ホワイトペーパーと同様に電子書籍はシェアされやすい。一般的にはブログやオンライン記事より詳細で詳しく書かれたものとされている。電子書籍の利点として、コメントなどに回答するメンテナンスを省けるという点がある。しかも電子書籍をリリースすることで会社のネームブランドを構築することもできるし、サイトへのアクセスを促すこともできる。時には自社サービスや商品の販売につながる事もある。
㉟クラウドファンドサポート
クラウドファンディングは比較的新しいマーケティングの手法である。努力をサポートすることは、募金活動を支援することと同様であり、企業の信頼を築くには驚くほど効果的である。努力をサポートする形で、コミュニティーに還元するというコミットメントを示すことで、顧客は企業のサービスや商品を利用することをより快く感じるだろう。
リンクマグネットの利点
リンクを獲得しようとしたとき、被リンクが実際の顧客とサービスなどの関係性やつながりから生まれる副産物であることをよく見失いがちである。検索エンジンのガイドラインに妥協することなく、自然にサイトへの質の高いリンクを引き付けるようなスマートで戦略的なリンク獲得の方法を考えてほしい。上記のアイデアを参考に、リンク獲得に取り組んでいただければ幸いである。
※前編の記事はこちら『【SEO対策】ホワイトハット被リンク獲得施策35のアプローチ(前編)』
※この記事はBruceClay『35 White Hat Link Earning Ideas』の翻訳を基にしたものです。
BCJ管理人
ブルースクレイ・ジャパン(株)サイトの管理人です。 担当業務は全ファネル領域におけるサイト改善コンサルです。
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