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スマートディスプレイ配信をやってみた

2022.02.08 2017.06.01 

スマートディスプレイ配信をやってみた

Google Adwords の配信手法「スマート ディスプレイ キャンペーン」を試してみましたが、期待した結果は得られませんでした。その結果について考察してみます。

スマートディスプレイキャンペーンとは

GDNの配信手法の一つ。自動的にターゲット設定や入札単価設定、広告の作成が行われ、最適化されます。機械学習の機能を利用して、コンバージョンの見込みが高いユーザーが自動的に割り出され、効率的に入札単価が設定されたうえで、ほとんどの広告スペースに合わせて広告が表示されます。https://support.google.com/adwords/answer/7020281(Adwords ヘルプ:スマート ディスプレイ キャンペーンについて)

まあ、噛み砕いてお伝えすると、色々と自動でやってくれるという機能ですね。

配信結果

配信開始して19日間が経過しました。既存配信と比較して結果はどうだったでしょうか。(※数値は丸めています。スマートディスプレイのターゲットCPAは1,500円に設定)

SD:スマートディスプレイ、RMK:リマーケティング、Ct_Aud:コンテンツマッチ、オーディエンス配信

SD比較

う、うーん。。。悪い!CVRが低い、直帰率も高い。 それでは、何が悪かったのか、配信推移を見てみましょう。

配信推移(IMP、Cost)

Cost_IMP

一般的な自動入札機能の動きと似ていますね。初動は配信量が多くなる。でも、CV獲得ができないとIMP、Costが減少する。

配信推移(CV、vCV)

CV_vCV

CVは前半では上がっていますが、後半では未発生。でも、vCV(ビュースルーコンバージョン)が後半は発生しているので、流入質は高くなっていそうな雰囲気。

配信推移(新規セッション率、直帰率)

new_bound

新規セッション率の低下はリマケ関連の流入増加でしょうか。直帰率が低下傾向にあるのは、流入質が高くなっているとも言えそうです。自動機能が学習してきて、効果発揮してきたのでしょうか。

原因総括

期間経過する中で、流入質は高まっている傾向はありそうです。Adwordsヘルプ内から気になった所を参照してみました。

<対象条件>
———————————————————————
①コンバージョン数
過去 30 日間にディスプレイ ネットワークで 50 回以上、または検索ネットワークで 100 回以上のコンバージョンを獲得している事。
→ 対象案件の結果は 検索 10,000件、ディスプレイ 2,500件のため十分

 

②1日の予算を目標コンバージョン単価の少なくとも 10~15倍の額に設定している。
→ 目標CPAに対して10倍に設定。インプレッション損失率(予算)は 0.87 % のため問題なし

 

③必要な学習期間が終わり、2週間が経過するか、またはコンバージョンが50件に達した時点で、キャンペーンの最適化が開始
→ 19日経過。CVは50件に達していないため、最適化が不十分。
———————————————————————

③が気になりますね。CV数が不十分だから、最適化が行われていない。設定したターゲットCPAが低すぎたかもしれませんね。ターゲットCPAを上げることで、獲得数が増えて、最適化が働きやすくなるという着眼点もあると思います。一方、無理してスマートディスプレイキャンペーンを配信しなくても、既存配信で効率的に獲得を伸ばしているのであれば、そのキャンペーンを注力すればという考えもあります。

最後に

スマートディスプレイキャンペーンの機能、活用方針には共感しますが、過信すると危険かもしれませんね。本アカウント以外にも配信しましたが、同様な結果でした。本結果の振り返りとして、心がける点といえば、ターゲットCPAの数値を高めに見積もり、十分なオークションの機会を一定期間与えるということは次回施策に活用できそうです。

スマートディスプレイキャンペーンのような新機能はローンチ後もブラシュアップされていくはずなので、更なる向上に期待です。

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BCJ管理人

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ブルースクレイ・ジャパン(株)サイトの管理人です。 担当業務は全ファネル領域におけるサイト改善コンサルです。

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