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数字で分かる!縦型動画広告のメリットと作成ポイントまで徹底解説

2023.10.02 2023.09.29

数字で分かる!縦型動画広告のメリットと作成ポイントまで徹底解説

    縦型動画広告とは?

    縦型動画広告とは、スマートフォンの向きを変えずにフルスクリーン再生できる短尺動画広告のことです。
    フルスクリーンであることから、没入感が高い広告表現が可能です。横型動画広告と比べ、ユーザーがスマートフォンの向きを変える手間が省け、縦で見たとき映像が小さくなってしまうデメリットがありません。

    数字で分かる!縦型動画広告のメリットと重要性

    様々な媒体で急成長中

    動画広告市場の成長が著しいです。
    サイバーエージェントの調査によると、動画広告市場は2023年時点で7029億円にものぼり、2026年には1兆2,451億円に到達する見込みです。

    動画広告市場規模推計・予測(デバイス別)

    引用:サイバーエージェント、2022年国内動画広告の市場調査を実施

    デバイス別にみるとスマートフォンの割合が圧倒的に高く、今後もその傾向は変わらない見込みです。

    こうした傾向からスマートフォンに適した動画フォーマット「縦型動画」が登場しました。現在、TikTokをはじめ、YouTubeショート、Instagramリールなど、様々な媒体で縦型動画が投稿できるようになっています。
    また、株式会社スターミュージック・エンタテイメントの調査によると、縦型動画の視聴時間が増加傾向にあることが分かっています。

    視聴時間

     引用:Star Creation、ショート動画の主要4プラットフォームを調査したレポート『ショート動画白書(Vol.1)』を公開、1/25(水)に白書を解説するウェビナーを開催

    各媒体が縦型動画が投稿できる機能を追加したことによって縦型動画の視聴時間が伸びており、それに合わせて動画広告市場も成長中です。企業として縦型動画に注力する必要が高まっています。 

    高い広告効果が期待できる

    TikTokの調査によると縦型全画面広告を活用することで広告効果を拡大することできることが分かっています。

    広告認知と購入・利用意向アンケート

    引用:TikTok For Business初のクリエイティブリサーチ 高い広告効果を生む、4つの法則とは!?

    横型画面広告よりも、縦型全画面広告の方が、広告認知率や購入・利用意向率が高くなっています。

    縦型動画広告の媒体別特徴

    TikTok

    国内アクティブユーザー数は1700万人。ユーザー層は10代~40代で全ユーザーの約87%を占めており、ユーザー平均年齢は約34歳となっています。
    リリース当初は若年層のユーザーが多かったですが、TikTokのビジネス利用拡大とともに中年層の利用者が急増しています。

    配信されているコンテンツはエンタメ系が多いイメージがありますが、知識につながる情報やニュースのダイジェスト、生活のヒント、商品・サービスの参考動画が増えている傾向があります*。
    広告動画の尺は最長1分まで投稿可能ですが、推奨されているのは9秒〜15秒です。
    広告管理画面上で動画の編集が可能となっており、豊富なエフェクト、字幕、楽曲の挿入やカット割りなど自由度の高い機能が備わっています。

    *情報収集の場に進化しつつあるTikTokより

    Instagramリール・ストリーズ

    国内アクティブユーザー数は3300万人。ユーザー層は20代、30代が多く女性がやや多いです。

    配信されているコンテンツの傾向は美容、ファッション、生活、ペットなどがあげられます。
    広告動画の尺はリール・ストーリーズともに最大1分まで投稿可能ですが推奨されているのは15秒以内です。
    TikTokとの違いとしてInstagramのリール・ストーリーズでは音声がなくても分かるコンテンツの投稿が推奨されてます。
    広告動画の編集機能は、静止画ベースでテンプレートを使った簡単なものは作成可能ですが、本格的なクリエイティブは別途作成しアップロードしなければなりません。

    YouTubeショート

    国内アクティブユーザー数は7000万人です。他媒体と比べ、ユーザー層が幅広いです。

    配信コンテンツも非常に多岐にわたります。一般投稿のダイジェストを配信し、一般投稿の動画視聴を促すことにも利用されます。
    広告動画の尺は最長1分まで投稿可能ですが、推奨されているのは10秒程度です。
    広告動画の編集機能は、静止画ベースでテンプレートを使った簡単なものは作成可能ですが、本格的なクリエイティブは別途作成しアップロードしなければなりません。他媒体よりユーザー層が幅広いので、より多くのユーザーにリーチができるのが特徴です。

    LINE VOOM

    国内アクティブユーザー数は6800万人です。ユーザー層は10代から60代までと幅広く女性ユーザーが多いです。

    こちらも幅広いジャンルのコンテンツが配信されています。
    広告動画の尺は5秒〜最長10分となっており、こちらも15秒程度が良いといえるでしょう。
    広告動画の編集機能は、静止画ベースでテンプレートを使った簡単なものは作成可能ですが、本格的なクリエイティブは別途作成しアップロードしなければなりません。TwitterやFaceBookではリーチできない層へもアプローチが可能です。

    縦型動画広告の作成ポイント

    縦型動画広告の作成ポイントを5つ紹介します。

    キャスティング

    TikTokの調べによると、テレビタレントやTikTokインフルエンサーを広告に起用することによって、広告の効果が上がることが分かっています。

    テレビタレントとTikTokインフルエンサーの比較

    引用:TikTok For Business初のクリエイティブリサーチ 高い広告効果を生む、4つの法則とは!?

    また、TV等のタレントよりも、媒体のインフルエンサーを起用したほうが広告認知、ブランド認知、購入・利用意向が高まる傾向にあります。ユーザーにとって親近感の湧きやすい、媒体のインフルエンサーを起用することで、成果改善に繋がる可能性が高まります。

    勝負の冒頭3秒

    縦型動画の配信面では、ユーザーがテンポよく視聴していくため、興味がない動画はすぐ飛ばされてしまいます。そのため冒頭3秒でいかにユーザーの興味を引くかが重要になってきます。
    ポイントは冒頭に結論を持ってくるような構成で動画を作成することです。実際、TikTokでは動画冒頭で商品・サービスを紹介することによって購入・利用意向が上がるという調査結果があります。

    3秒以内に商品の紹介がある場合とない場合の比較

    引用:TikTok For Business初のクリエイティブリサーチ 高い広告効果を生む、4つの法則とは!?

    しかし一方で、広告認知・ブランド認知においては3秒以内に商品・サービスの紹介がない方が効果的であると分かっています。

    広告認知において3秒以内に商品紹介がある場合とない場合

    引用:TikTok For Business初のクリエイティブリサーチ 高い広告効果を生む、4つの法則とは!?

    広告出稿の目的に合わせて冒頭3秒の訴求を変えましょう。

    曲のテンポ

    TikTokではテンポの速い曲が人気のため、広告においてもBPM120*以上の曲を活用することでBPM120以下の曲と比べ、3秒再生率、10秒再生率、再生完了率のいずれもが高くなる傾向があります。
    *BPM120・・・1分間に120拍。B’z「愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない」など

    再生完了率

    引用:TikTok For Business初のクリエイティブリサーチ 高い広告効果を生む、4つの法則とは!?

    動画の最後にユーザーに行動を促す 

    動画の最後にはユーザーにアクションを促すような表現を取り入れましょう。CTAボタンやCTAテキストの設置も確認しましょう。

    動画内のテキストの位置

    初歩的な事ではありますが、動画の映像と挿入したテキストの位置関係に注意しましょう。
    商品を紹介したいのにテキストで隠れてしまっているなどユーザーに何を一番見せたいのかを意識して作成することが重要です。

    動画作成のオススメフレームワーク

     他にもポイントはたくさんありますが、Googleと株式会社RICHIKAが提唱しているフレームワークをご紹介します。

    Google「ABCDフレームワーク」

    Attention(注目を集める)、Branding(ブランディングを行う)、Connection(繋がる)、Direction(Direction)からなるフレームワークです。データに裏付けされたフレームワークでマーケティング目標に関わらず効果的な動画広告を作成できます。

    ・RICHIKA「AIBACフレームワーク」

    Attention(注意喚起)、Interest(興味関心)、Benefit(利益)、Action(行動喚起)からなるフレームワークです。各項目にチェックシートがあるので取り組みやすくなっています。

    AIBACフレームワーク

    AIBAC DICTIONARY

    引用:https://richka.co/wp-content/themes/wp/wp_thanks/AIBAC_Dictionary.pdf

    Q&A

    Q1.縦型動画のサイズは?

    A.9:16の縦長フルスクリーンです。

    Q2.縦型動画広告のおすすめ編集ツールは?

    A.TikTokの管理画面でも編集が可能です。他にはアプリであればCapCut、WEBツールであればCanvaがおすすめです。

    Q3.縦型動画広告のデメリットは?

    A.PCだと視認性が悪く広告効果が薄れてしまいます。デバイスごとに合わせた広告配信を心がけましょう。

    まとめ

    今後縦型動画広告の重要性はますます高まっていくと考えられます。縦型動画広告のポイントと、各媒体の特徴やユーザー層の違いを理解して出稿しましょう。

    marke@bcj

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