2022.02.08 2020.04.06

先日の記事にてYahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)のアップデート情報についてお伝えいたしましたが、今回は追加情報として個人的にアツいと感じたアップデート情報をご紹介いたします。
■インプレッション関連の新指標が追加
①どんな指標が追加されるの?
②新指標がわかると何が変わるの?
①どんな指標が追加されるの?
追加される指標は以下の通りです。
- インプレッションシェア:広告表示機会の総数に対して、実際に広告が表示された回数(インプレッション数)の割合
- インプレッションシェア損失率(予算):広告表示機会の総数に対して、キャンペーンの1日の予算が不足していることにより広告が表示されなかった回数の割合
- インプレッションシェア損失率(ランク):広告表示機会の総数に対して、オークションランクが低いことにより広告が表示されなかった回数の割合
※「広告表示機会の総数」とは、YDNが抱えている在庫全てのことではなく、キャンペーン単位や広告グループ単位など、特定のターゲティング内で本来広告表示できる回数を表します。
Google広告やYahoo!スポンサードサーチでは既に導入されているのでご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、広告運用に携わる上で必ず確認するといっても過言ではないほど、基本的かつ重要な指標がついにYDNでも見られるようになりました!
②新指標がわかると何が変わるの?
例えば、訪問ユーザーのみに配信しているキャンペーンにて新指標を確認すると、予算や入札単価を考慮せず訪問ユーザーに配信すると本来はどの程度広告を表示可能で、その数値に対して何%表示できているのか、できていないのかといったポテンシャルを知ることができます。
また、表示できていない理由がキャンペーン予算を厳しく設定しているからか、オークションに勝てていないからか、といったインプレッションシェア改善のためのヒントを得ることもできます。
インプレッションシェアを知らずにクリック率やCPC、CPAだけを見て予算分配や施策投下を行なうと、実は全体の10%程度にしか表示できていない信頼性の低いデータで戦略を決めてしまっていたなんていうミスリードも起こる可能性があります。
■最後に
最新のプロダクトやアップデートによって新しくチャレンジする領域を広げつつ、既存の広告配信を見直してみる上で今回の新指標追加は絶好の機会かと思います。
ぜひこの機会にYDNのポテンシャルを見てみてください!

BCJ管理人
ブルースクレイ・ジャパン(株)サイトの管理人です。 担当業務は全ファネル領域におけるサイト改善コンサルです。
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