2022.02.08 2020.03.23
Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)が、Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)に変わり、機能面や管理画面のアップデートが行われます。
一部のアカウントではすでに提供されていましたが、2020年4月以降、代理店アカウントを中心に順次サービス提供をしていくようですので、今回はアップデート内容をご紹介します。
※2020年3月現在の情報です。
■アップデート内容
①管理画面の変更
②配信目的の設定とアルゴリズムの変更
参考:https://promotionalads.yahoo.co.jp/service/displayads/
①管理画面の変更
広告管理ツールが、シンプルでより直観的に操作しやすい管理画面にリニューアルします。
切り替えは、ボタン一つです。
現在のYDNの広告管理ツール右上に表示される「新画面を利用する」のスライドをクリックしてオンにすることで、新しい管理画面へと切り替わります。
②配信目的の設定とアルゴリズムの変更
ディスプレイ広告(運用型)では、キャンペーンごとに配信目的を設定することで、目的にあわせた配信が可能になります。
「広告の品質」の決定要素の大部分を占めるアクション率(※)が、目的ごとに最適なアクション率に変わるため、より最適な配信が行われるようになるといわれています。
※動画広告の場合は、「課金が発生した動画再生率」、動画広告以外の場合はクリック率
例えば、今までであれば、1広告グループの中にクリック率がずば抜けて良いバナー広告があった場合、このバナーの配信量が増えるアルゴリズムが働きます。
クリック率がいいから配信量が増えるものの、コンバージョン率が低い…CPAが高い…なんてことも起こりえます。
一方、新しい管理画面に移行し、配信目的を「コンバージョン数の最大化」に設定すると、コンバージョン率も加味したアルゴリズムが働き、結果としてCV数の増加やCPA改善が期待できるということです。
さらに、配信目的の設定ができるようになったことで、大きく2つの変更があります。
・動画広告の課金方法
今までは、10秒再生で課金(10秒未満の動画は再生完了)だったものが、配信目的によっては、クリック課金が可能になります。
・動画広告の自動入札
今までは設定できませんでしたが、配信目的によっては、設定が可能になります。
配信目的の設定に関しては、一度設定してしまうと後々変更できません。
変更したい場合はキャンペーンを作成しなおす必要があるため、注意が必要です。
■最後に
今回のアップデートは、広告の配信効果の向上が期待できるのではないでしょうか。
特に動画配信は、獲得を目的とした配信もできるようになるため、期待が大きいです。
また、ターゲティングに関しても今後アップデートが予定されているなど、目が離せません。
アップデートや新機能に合わせて、広告の配信戦略も見直していきたいものですね。
BCJ管理人
ブルースクレイ・ジャパン(株)サイトの管理人です。 担当業務は全ファネル領域におけるサイト改善コンサルです。
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