2025.09.16 2025.09.16

目次
リスティング広告運用代行とは?依頼できる業務内容と役割を詳しく解説
リスティング広告運用代行とは、Google広告やYahoo!広告などの検索連動型広告の運用を専門の代理店やプロに外部委託するサービスを指します。広告の設計から配信、レポーティング、改善提案まで、広告効果を最大化するための幅広い業務を担ってくれます。
そもそも「リスティング広告」とは、検索エンジンで特定のキーワードを検索した際に、検索結果の上部や下部に表示される広告のことです。ユーザーの検索意図に直接訴求できる点が特徴で、成果に直結しやすい運用型広告として多くの企業で導入されています。
(※詳しくは リスティング広告とは?について解説した下記記事をご覧ください)
運用代行を依頼する主な理由は、自社内に専門知識を持つ人材がいない、もしくはリソースが足りないためです。また、プロの代理店に任せることで、最新の運用ノウハウや媒体トレンドを活用した施策が実施できるため、費用対効果の最大化が期待されます。
さらに、広告配信後のパフォーマンス分析や改善提案を通じて、継続的な広告効果の最適化も可能です。単なる設定作業にとどまらず、マーケティングパートナーとしての役割を担ってくれる点が大きな特徴です。
次の章では、具体的にどのような業務をリスティング広告代理店に依頼できるのかについて、詳しく解説していきます。
リスティング広告運用の代理店に依頼できる業務とは?
リスティング広告代理店に依頼できる業務は多岐にわたります。単に広告を出稿するだけでなく、戦略設計から運用改善まで包括的な支援を行うのが一般的です。以下では、代理店の主な対応範囲とサポート内容を詳しく解説します。
1. 事前戦略の設計・キーワード選定
広告運用の成功は、事前の戦略設計にかかっています。代理店は業界やターゲットの特性を踏まえ、適切なキーワード選定と広告構成を提案します。競合との比較分析や検索ボリュームの調査も含まれるため、独自で行うよりも確実かつ効率的です。優秀な代理店であれば、過去の実績やデータベースを活用し、商機の高いキーワードや配信タイミングを的確に導き出してくれます。
2. 広告クリエイティブの制作・設定
検索広告はテキストベースであるがゆえに、限られた文字数の中で訴求力のある文章を作る必要があります。代理店では、業種ごとの訴求ポイントや競合分析をもとに、高いクリック率を狙える広告文を制作してくれます。また、広告文のABテストや広告表示オプションの設定も行い、クリック率の向上を目指します。
3. 入札戦略・予算管理
リスティング広告は、入札金額によって広告の掲載順位が左右されます。代理店は自動入札ツールや手動調整を活用しながら、費用対効果の高い入札戦略を設計します。
また、クリック単価が高騰しやすい業界では、無駄なコストを抑えるための緻密な運用が重要です。優秀な代理店では、曜日・時間帯・地域ごとのデータを元に、より細やかなチューニングを行います。
4. パフォーマンス分析・レポート報告
広告配信後の効果測定とレポート作成も代理店の重要な役割です。インプレッション数やクリック率、コンバージョン数などの主要KPIをもとに、成果の可視化と課題の洗い出しを行います。社内にノウハウがない場合でも、数値の背景や今後の改善方向を丁寧に説明してくれるため、安心して任せることができます。
5. 継続的な改善提案・マーケティング支援
単発での運用ではなく、継続的な成果改善が代理店の真価です。広告効果が鈍化してきた際の対策提案、新しい配信手法の導入、クリエイティブの改善提案など、成果の最大化に向けた継続支援を受けることが可能です。広告運用にとどまらず、SNS運用やSEO施策との連携提案を行ってくれる代理店であれば、より総合的なマーケティング戦略の中で広告施策を位置付けられるため、事業全体の成果にも繋がりやすくなります。
リスティング広告代理店を利用するメリット・デメリットを徹底比較
リスティング広告代理店を活用することで、専門性や運用効率の向上が期待できる一方で、コストやコミュニケーションに関する課題も存在します。ここでは、代理店を利用する際のメリットとデメリットをわかりやすく整理し、それぞれの特徴を表にまとめた上で詳しく解説します。
比較項目 | 代理店運用のメリット | 代理店運用のデメリット |
運用ノウハウ | 最新の知識・実績に基づいた運用が可能 | 自社内にノウハウが蓄積されにくい |
リソース | 自社の負担軽減、スピーディな対応 | 外注管理の手間が発生する場合がある |
コスト | 人件費やツール導入費がかからない | 月額固定費や手数料が発生する |
スピード | 実行遅延の心配が少なくPDCAが早い | コミュニケーションコストが増えがち |
戦略性 | マーケティング全体を見据えた提案も可能 | 1次データへのアクセスが弱い |
以下で、それぞれについてより詳しく見ていきましょう。
代理店に依頼する6つのメリットとは?
社内リソースの削減と業務効率の向上
日々の広告運用には多くの時間と労力がかかります。キーワードの選定、広告文の最適化、レポート作成……。それらをすべて自社内で回すのは現実的に難しいという声は少なくありません。代理店に任せることで、社内の限られたリソースを本来の業務に集中させることができるため、担当者の負担軽減に直結します。
最新ノウハウとツールを活用した質の高い運用
広告プラットフォームのアルゴリズムや仕様は日々変化しています。代理店は常に最新情報をキャッチアップしており、GoogleやYahoo!の認定資格を持つ担当者が運用にあたるケースも多いです。自社では追いきれないトレンドやアップデートにも迅速に対応できるのは、代理店ならではの強みです。
また、代理店では分析ダッシュボード、ヒートマップツール、キーワード分析ツールなど、多様な専用ツールを活用しながら運用しています。これらを組み合わせることで、より正確なデータ分析とスピーディな改善判断が可能になります。自社でこれらのツールを個別に導入・運用する必要がないため、ツール費用や管理負担の面でもコスト削減につながります。
成果に直結するスピーディな改善アクション
代理店は複数の案件を通じて蓄積したデータと実績をもとに、成果改善のための引き出しを豊富に持っています。そのため、広告の効果が伸び悩んだ際にも即座に打ち手を提案でき、スピード感ある運用が可能になります。短期間で成果を出したい場合にも、大きなアドバンテージになります。
一括相談でマーケティング全体をサポート
広告運用だけでなく、SNSやSEO、LP改善など、周辺領域まで支援可能な代理店も増えています。施策の一元管理ができることで、社内での施策連携もスムーズになり、より戦略的なマーケティング展開が可能になります。
施策ごとに別の外部パートナーを使っていると、情報共有の手間や方針のズレが生じやすくなるため、広告以外も一括で相談できる代理店を選ぶ方が、実行力・連携力の面でメリットが大きいでしょう。
第三者の視点での課題発見と最適な提案
マーケティング担当者として日々施策を進めていると、「このままでいいのか」「本当に最適な打ち手なのか」といった迷いや不安を感じる場面もあるでしょう。代理店は社外の第三者という立場から、客観的な視点で課題を分析し、改善すべきポイントを明確にしてくれます。
自社だけでは気付きにくいボトルネックや、データ上の違和感にも早期に気付ける可能性が高く、より効果的な改善施策につなげられるのが強みです。
施策の方向性に自信が持てないときこそ、外部の視点で的確な判断をしてくれる代理店は心強いパートナーとなります。
認定代理店ならではの特典やサポート
GoogleやYahoo!の公式パートナーとなっている代理店であれば、広告審査の優先対応や、媒体側からの最新情報の提供といった特典がある場合もあるため、より安定した広告運用が期待できます。
こうした認定の有無は、各社のWebサイトなどに掲載されている「認定広告代理店のバッジ」などで見分けることができます。選定のひとつの指標として有効です。
ただし、「認定代理店であること=常に最適な提案をしてくれる」とは限りません。実際の運用を担当するチームにどれだけの経験者・有資格者が在籍しているか、どのような体制でサポートしてくれるのかも合わせて確認することが大切です。
注意すべきデメリットとその対策
- 運用手数料がかかる
代理店に依頼した場合、運用手数料や月額費用が発生します。契約前に料金体系を明確に確認しましょう。
しかし、インハウスで広告運用を行う場合にも、専門知識を持つ人材の確保・育成、ツールの導入・維持、情報キャッチアップの工数など、見えにくいコストが少なからず発生します。
これらと比較したときに、代理店の手数料が「無駄な支出」なのか、それとも「成果を生むための投資」なのかを見極めることが重要です。表面的な費用だけで判断せず、得られるサポートや結果とのバランスで評価する視点を持つことが、後悔しない代理店選びにつながります。
- コミュニケーションの手間
代理店に広告運用を依頼する場合、一定のコミュニケーションコストが発生するのは事実です。特に社内で複数部署と連携が必要なプロジェクトでは、インハウス運用の方がスムーズに話が進むと感じる担当者も少なくありません。
ただし、外部パートナーである代理店に求めている成果をしっかり出してもらうためには、初期段階での情報共有が極めて重要です。KPIやターゲット層などの目標設定はもちろん、社内の意思決定プロセスや現状の課題感、さらには競合動向や顧客ニーズといった市場の状況まで、できるだけ具体的に伝えることで、代理店も本質的な課題解決に向けた提案や運用がしやすくなります。
多少手間はかかりますが、ここで丁寧に共有しておくことで、その後の運用や改善提案の精度が大きく変わってきます。情報の出し惜しみをせずに、社内の延長線上のチームとして代理店と接する意識が、スムーズな連携と成果創出につながります。
- 成果が出るまでに時間がかかることも
広告運用は即効性のある施策と思われがちですが、実際にはデータの蓄積と検証を繰り返すプロセスが必要です。そのため、初期段階ではデータ蓄積が必要なため、すぐに効果が見えづらいこともあります。
特に代理店に依頼する場合、初期はターゲティングや広告文の仮説検証、配信エリアや時間帯の最適化、LPの改善提案など、試行錯誤を重ねる期間となります。このフェーズを経てこそ本質的な改善に繋がるため、少なくとも3〜6ヶ月は中長期的な視点で効果を見ていくことが大切です。
短期的な成果だけで判断すると、可能性のある施策を途中で止めてしまうリスクもあります。
- 情報の透明性に注意
代理店に運用を任せると、施策の詳細が外部に委ねられ、社内にノウハウが蓄積されにくくなるケースがあります。特に広告アカウントが非公開の場合、運用状況が見えづらく、不安や不信につながることもあります。
そのため、アカウントの閲覧権限を付与してくれるか、施策の背景や成果について丁寧に説明してくれるかといった「情報共有の姿勢」は事前に確認しておくべきポイントです。
また、担当者への知識共有や教育支援に積極的な代理店であれば、社内に運用理解が蓄積されやすく、より建設的なパートナー関係を築けます。
リスティング広告運用代行の費用相場と料金体系【2025年最新版】
リスティング広告の運用代行を依頼する際、最も気になるポイントの一つが「費用」です。ここでは、2025年時点での一般的な料金体系と費用相場について解説し、自社に合った予算設計のヒントをご紹介します。
主な料金体系の種類
代理店の料金体系は大きく分けて以下の3つに分類されます。
料金体系 | 概要 | 向いている企業 |
成果報酬型 | 成果(CV数や売上)に応じて支払い | ECや単品通販など明確なCVがある商材 |
手数料型 | 月の広告費に対して一定の割合を支払う (例:広告費の20%) | 中長期で安定運用をしたい企業 |
定額型 | 月額で一定額の固定費を支払う | 広告費が少額〜中規模な企業、費用管理を重視したい企業 |
それぞれの体系には一長一短があるため、自社の商材・広告規模・内部体制に合わせて選ぶことが重要です。
2025年時点の費用相場(目安)
実際の費用は代理店の規模や提供範囲によって異なりますが、以下が一般的な相場感です。
費用項目 | 相場 | 備考 |
初期設定費用 | 15~50万円程度 | 構成案の作成・各種設定や入稿・タグ設置など |
月額手数料 | 広告費の15〜25% | 最低料金が設けられている場合あり |
レポート・ミーティング対応 | 無料~月数万円 | 実施頻度やサービス範囲に含まれるかは要確認 |
※あくまで参考目安です。詳細は各代理店に見積もり依頼を行うことをおすすめします。
費用を見るうえでのチェックポイント
費用を比較する際は、単に「手数料が高いか安いか」だけでなく、その中に何が含まれているのか、契約条件が自社に合っているかを確認することが大切です。以下のようなポイントは、特に注意して見ておきましょう。
- 最低出稿額の有無:広告費10万円未満では契約できない代理店もあります。
- 成果報酬型の条件:成果の定義や計測方法が明確かどうかを確認。
- 手数料に含まれる範囲:レポート作成・LP改善提案・ツール利用などが含まれるかは代理店によって異なります。
- 契約期間の縛り:最低契約期間が6ヶ月〜1年と定められているケースもあるため、事前確認が必須です。
後悔しない!リスティング広告代理店の選び方と比較ポイント
リスティング広告代理店を選ぶ際には、単に「料金」や「知名度」だけで判断するのは危険です。運用の質や連携のしやすさは、代理店ごとに大きな差があります。ここでは、後悔しないために押さえておきたい比較ポイントを4つに整理して解説します。
① 業界実績・得意分野の確認
まず確認すべきは、代理店が自社と同じ業界やビジネスモデルでの運用実績を持っているかどうかです。たとえばBtoB商材や高単価サービスの広告運用では、ノウハウや訴求方法が一般消費財とは異なるため、汎用的な運用だけでは成果が出にくい傾向があります。
代理店のWebサイトや実績資料に「得意な業種・業界」「過去の改善事例」などが具体的に記載されているかをチェックし、自社との親和性を見極めましょう。
同業他社の支援実績がある代理店であれば、施策の立ち上がりもスムーズで、競合との差別化ポイントにも早く気づいてくれる可能性があります。
② 担当者の対応力・体制・相性
運用の成功を左右するポイントとして「誰が担当するか」も重要です。問い合わせ時や初回打ち合わせでの説明の丁寧さ、質問に対する回答の深さなどから、担当者の知見や提案力を見極めることができます。
また、1人の担当者が多数の案件を抱えているケースでは、対応スピードや改善提案の質にバラつきが出ることも。担当者の案件数や、運用とディレクションの分業がされているかといった「体制面」も重要な比較ポイントです。
さらに、コミュニケーションのテンポや価値観の相性が合うかどうかも、長期的な関係性を築くうえで見逃せない要素です。
③ 契約条件・手数料の透明性
契約前に確認しておきたいのが、費用の算出方法とその内訳です。「広告費の20%」という手数料だけが提示されていても、それに何が含まれているのか(レポート、改善提案、定例ミーティングなど)が曖昧では、後々のトラブルの原因になります。
また、成果報酬型のプランでは「成果の定義」や「どの範囲が代理店の貢献か」といった曖昧な部分を、事前にしっかりと確認しましょう。
注意点:最低出稿金額/アカウント所有権の有無など
見落としがちな重要ポイントとして、「最低出稿金額の有無」や「広告アカウントの所有権」があります。代理店によっては、広告費が一定額に満たない場合は対応不可となる場合がありますし、アカウントを代理店側が保有していると、将来的に乗り換えたい時に引き継ぎが難しくなるリスクもあります。
信頼できる代理店であれば、アカウントの閲覧権限や所有形態についても明確に説明し、社内での運用理解を深めるための情報共有にも積極的に対応してくれます。これらの点を見逃さず、条件面の透明性にも注目して選びましょう。
最適なリスティング広告代理店の探し方|自社に合った代理店を見つける方法
数多くの代理店が存在する中で、自社に最適なパートナーを見つけるのは簡単なことではありません。広告運用の成果を最大化するためには、「どこに依頼するか」ではなく、「どのように探し、見極めるか」が重要です。ここでは、実際に代理店を選定する際のステップと考え方をご紹介します。
1. 自社の課題・目的を明確にする
まずは、自社が代理店に何を求めているのかを整理しましょう。
たとえば、
- とにかく早くCVを伸ばしたいのか
- 既存の広告アカウントを最適化したいのか
- LPやクリエイティブまで一貫して相談したいのか
といった目的によって、適切な代理店のタイプが変わります。目的が曖昧なまま依頼すると、成果がズレるリスクがあるため、事前に社内でのすり合わせを行うことが大切です。
2. 比較サイトや媒体認定リストを活用する
信頼できる代理店を効率よく探すには、媒体社の公式パートナーリストや比較マッチングサービスの活用が効果的です。
● 媒体社の認定パートナーリストを確認する
GoogleやYahoo!などの広告媒体では、一定の基準を満たした代理店を「認定パートナー」として公開しています。
付き合う広告代理店の候補を探す際には、こうしたリストを活用することで、実績と信頼のある企業をスムーズに見つけることができます。
■Google広告認定代理店一覧:Google Partners
■LINEヤフー Sales Partner一覧:LINEヤフー Sales Partner
● 広告代理店紹介サービスを活用する
「自社に合う代理店をどう選べばいいかわからない」「相談先を比較したい」という方には、マッチング型の紹介サービスも有効です。以下のような無料サービスを使えば、条件に合った代理店をスムーズに絞り込むことができます。
株式会社イルグルムが運営。広告費や得意業界、報酬形態などの条件を指定してマッチング可能。広告主側は完全無料。
■ミツモア
条件に合うパートナーを一括見積もりで比較・相談できるサービスです。
簡単な質問に答えるだけで、自社に合った複数の業者が選定でき、スピーディに比較検討を進められます。
予算や課題感をもとに最適な代理店を紹介し、日程調整まで対応。ベンチャーから上場企業まで幅広く利用されています。
このようなツールやサービスをうまく活用することで、無数にある代理店の中から、自社にとって最適なパートナーを見つけやすくなります。
3. まずは資料請求・相談を複数社に
候補が見つかったら、一社に絞らず複数社に資料請求・無料相談を依頼しましょう。同じ課題や要望を伝えた上で、各社からの提案内容・視点の違い・費用体系の明確さを比較することで、自社に最適なパートナー像が具体的に見えてきます。
複数社と対話することで、自社の課題や目的がより整理され、パートナー選定の軸が明確になります。相談はあくまで「契約前提」ではなく、自社の状況を正しく伝え、相性を確認するための重要なプロセスです。
4. 契約前に「運用体制」まで確認する
初回の提案や営業トークが素晴らしくても、実際に運用を担当するのが誰かによって結果は大きく変わります。契約前に、
- 実際に担当するのは誰か
- 専任体制なのかチーム体制なのか
- どこまでを代理店がカバーしてくれるのか
といった「運用フェーズでの体制・対応範囲」を具体的に確認するようにしましょう。
代理店選びは、単なる比較ではなく「信頼できるパートナー探し」です。自社の課題に寄り添い、共に改善を進めてくれるかどうかを見極める視点が、成果につながる最適な選定へと導いてくれます。
【2025年最新版】大手から実力派まで|おすすめのリスティング広告代理店15選
【1】Web制作・SEO連携型代理店
ブルースクレイ・ジャパン株式会社
ブルースクレイジャパンは、リスティング広告を中心に高い専門性を持つWeb広告代理店であり、広告運用だけでなくSEO対策やWeb制作にも対応しています。単なる広告代行に留まらず、クライアントのWebマーケティング全体を包括的に最適化する力に強みがあります。
同社の広告運用は、国内に数名しかいない「Google広告プロダクトエキスパート(歴代)」が監修し、常に最新の情報や機能を取り入れた高品質な運用を実現している点が特徴です。
さらに、Google広告、Yahoo!広告、Microsoft広告の3媒体すべてで認定代理店となっており、幅広い媒体に対応可能です。
Google主催の広告代理店向け実績発表会では、3部門中2部門で受賞した実績もあります。
また、案件ごとに専任コンサルタントが全体戦略を統括し、広告運用者やクリエイター、オペレーションチームが連携する分業体制を構築。担当者一人あたりの案件数を5件未満に制限することで、きめ細かな対応と安定した成果提供を目指しています。
会社名 | ブルースクレイ・ジャパン株式会社 |
URL | https://bruceclay.jpn.com/ |
設立年月 | 2008年5月 |
主な事業内容 | ■Webマーケティング事業 ・Webマーケティングコンサルティング ・Web広告運用 ・SEOコンサルティング ・UI・UX改善 ・コンテンツマーケティング ・SNS運用 ・Web制作 ・インハウス支援 ■メディア事業 |
株式会社デジタルアイデンティティ
株式会社デジタルアイデンティティは、広告運用のほか、SEO、WebサイトやLP制作、バナー・動画制作、マーケティングオートメーション(MA)、CRM領域など幅広いサービスを提供しています。広告分野では、日本で唯一のYahoo!広告審査認定パートナー(検索広告・ディスプレイ広告)として登録されており、ダッシュボードツールを用いた運用管理や、高速なPDCAサイクルを取り入れた体制を整えています。広告用クリエイティブの改善を専門とする部署を設けており、LPや動画を活用した改善事例も多数。大手企業を含むさまざまな企業のデジタルマーケティングを支援しており、広告領域に限らず包括的なサポート体制を求める場合に選択肢となる企業です。
会社名 | 株式会社デジタルアイデンティティ |
URL | https://digitalidentity.co.jp/ |
設立年月 | 2017年(2009年創業。ホールディングス化に伴い2017年新規設立) |
主な事業内容 | デジタルマーケティング事業(全体戦略・AD/デジタル広告・ SEO・制作・マーケティングDX・コンテンツマーケティング・WEB解析・ SNS・PR・CMO代行・事業継承 等) |
株式会社ニュートラルワークス
株式会社ニュートラルワークス(n-works)は、湘南を拠点に3,000社以上の取引実績を持つデジタルマーケティングカンパニーです。SEO、リスティング広告、SNS運用などのデジタルマーケティング領域とWeb制作・クリエイティブの両面でトータルサポートを提供しています。BtoB・BtoC問わず多様な業種・規模の企業を対象としています。一般的な制作会社とは違い、SEOや広告など専門知識が必要な分野においては大手代理店出身のコンサルタントが多数在籍しています。
会社名 | 株式会社ニュートラルワークス |
URL | https://n-works.link/ |
設立年月 | 2016年12月 |
主な事業内容 | ・デジタルマーケティング事業 ブランディング ・戦略立案 / Webサイト構築 / 広告運用 / コンテンツマーケティング / SEO / ホワイトペーパー ・Webマーケティングメディア「QUERYY(クエリー)」の運営 ・プログラミング情報メディア「NEUTRAL」の運営 |
株式会社ジオコード
株式会社ジオコードは、「Webマーケティングとセールステックを活用し、顧客、社会にとって有益なサービスを創る」という理念のもと、オーガニックマーケティング、Web広告、クラウドサービス領域で幅広い価値を提供するWebマーケティング会社です。
また、自社開発のクラウド営業支援・顧客管理ツール「ネクストSFA」などのクラウドサービスも提供しています。
会社名 | 株式会社ジオコード |
URL | https://www.geo-code.co.jp/ |
設立年月 | 2005年2月 |
主な事業内容 | ■ Webマーケティング事業 オーガニックマーケティング(SEOコンサルティング、コンテンツコンサルティング、制作 UI・UX改善コンサルティング サイト修正指示、作業代行 Webサイト制作、Webアプリケーション開発) Web広告 リスティング広告(Google広告、Yahoo!広告、他)、 ディスプレイ広告(アドネットワーク広告、DSP広告、純広告)、 ネイティブ広告、SNS広告、アフィリエイト広告、動画広告の運用 ■ クラウドセールステック事業 クラウド業務支援ツールの開発、販売、サポート 営業支援ツール「ネクストSFA」勤怠管理・交通費精算・経費精算ツール「ネクストICカード」 |
株式会社フルスピード
株式会社フルスピードは、AIやビッグデータを活用したアドテクノロジー事業やデジタルマーケティング事業を中心に、インバウンドやメディア、外国人就労支援など幅広い領域に展開している企業です。広告分野では「売上・成果につながる戦略」を掲げ、LP制作からWeb広告運用までを一貫して提供。4,000社以上の実績があり、長期的な取引先も多いのが特徴です。複数人による迅速な運用体制や、主要媒体の認定代理店としての資格保有を強みに、ターゲットに応じた効果的な施策を支援しています。
会社名 | 株式会社フルスピード |
URL | https://www.fullspeed.co.jp/ |
設立年月 | 2001年1月4日 |
主な事業内容 | ■ デジタルマーケティング支援サービス 1.インターネット広告の代理店業務 2.インターネット広告の企画・制作 3.Webサイトの構築 4.Web解析の運用コンサルティング 5.CRMコンサルティング 6.データ活用基盤の構築 7.メディア支援事業(営業代行、サービス開発など) |
【2】大手総合デジタルエージェンシー系
株式会社サイバーエージェント
株式会社サイバーエージェントは、1998年の創業当初からインターネット広告事業を展開している広告代理店です。広告主向けにオンライン広告の企画・運用を提供し、AIやCG技術を使ったクリエイティブ制作や、メディア運営との連携も行っています。広告運用は本体および関連子会社を含めたグループ体制で提供されており、多様な広告主ニーズやさまざまな媒体に対応しています。他の広告代理店と比較して、デジタル広告分野に早期から注力した歴史と、広告テクノロジー・クリエイティブ領域におけるグループ企業との連携体制が特徴的です。
会社名 | 株式会社サイバーエージェント |
URL | https://www.cyberagent.co.jp/ |
設立年月 | 1998年3月18日 |
主な事業内容 | メディア&IP事業 インターネット広告事業 ゲーム事業 投資育成事業 |
株式会社電通デジタル
株式会社電通デジタルは、総合広告会社・電通グループの一員であり、デジタルマーケティングおよびDX領域に特化した企業です。データ活用やAI技術、クリエイティブ、プラットフォーム構築を強みとし、デジタル広告の戦略立案から実施・運用までを一貫して提供しています。広告代理店としては、グループの知見を活かした総合的なサポートや国内外のネットワークを特徴とし、クライアント企業のデジタル課題解決を幅広く支援しています。
会社名 | 株式会社電通デジタル |
URL | https://www.dentsudigital.co.jp/ |
設立年月 | 2016年7月1日 |
主な事業内容 | ・デジタル広告運用 ・データ分析・AI活用 ・DX支援・コンサルティング ・プラットフォーム構築 ・クリエイティブ制作 ・グローバルマーケティング |
株式会社セプテーニ
株式会社セプテーニは、デジタル広告の販売・運用を中心に、データやAIを活用したソリューションを提供し、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を総合的に支援する企業です。国内外の多様なクライアントに対し、新規顧客の獲得から既存顧客の維持・拡大までを一気通貫でサポートしており、電通グループとの連携によりオンラインとオフラインを融合したマーケティング施策も展開しています。また、メディアプラットフォーム事業や新規事業開発も手がけています。
会社名 | 株式会社セプテーニ |
URL | https://www.septeni.co.jp/ |
設立年月 | 2006年10月 |
主な事業内容 | ・デジタル広告の販売と運用 ・データ・AIを活用したマーケティング支援 ・オンライン・オフライン統合マーケティング ・メディアプラットフォーム運営(採用・社会貢献など ・新規事業の開発・育成 |
【3】運用特化・改善重視型代理店
アナグラム株式会社
アナグラム株式会社は、運用型広告を中心に包括的なマーケティング支援を提供する会社です。リスティング広告やSNS広告、動画広告の運用代行だけでなく、マーケティング戦略の立案やクリエイティブ制作も行っています。営業と運用を一人の担当者が一貫して担当する体制をとっており、クライアントの商材理解に基づいた最適な提案を行うことを重視しています。また、広告運用ノウハウの情報発信や、スタートアップへの出資支援も手がけています。
会社名 | アナグラム株式会社 |
URL | https://anagrams.jp/ |
設立年月 | 2010年4月 |
主な事業内容 | ・運用型広告の運用代行 ・マーケティング支援 ・クリエイティブ制作 ・スタートアップ出資支援 |
株式会社キーワードマーケティング
株式会社キーワードマーケティングは、運用型広告の運用代行を中心に、検索エンジンマーケティングの研究・教育事業も展開する企業です。2004年設立で、全国に複数拠点を持ち、独自のマーケティング手法とクリエイティブで広告効果の最大化を目指しています。2022年にPR大手の株式会社ベクトルの子会社となっています。
会社名 | 株式会社キーワードマーケティング |
URL | https://www.kwm.co.jp/ |
設立年月 | 2004年7月 |
主な事業内容 | ・運用型広告の運用代行 ・検索エンジンマーケティングの研究、教育事業 |
株式会社カルテットコミュニケーションズ
株式会社カルテットコミュニケーションズは、リスティング広告を中心としたインターネット広告運用代行を主軸とする広告代理店です。効率的な運用体制と自社開発の運用支援ツール「Lisket」を活用し、中小企業を中心に広告の費用対効果最大化を支援。他にSalesforceコンサルティングやDX推進も手掛けており、集客から業務効率化まで総合的にサポートしています。名古屋に本社を置き、東京・大阪・福岡にも拠点を展開しています。
会社名 | 株式会社カルテットコミュニケーションズ |
URL | https://quartetcom.co.jp/ |
設立年月 | 2011年8月 |
主な事業内容 | ・Web集客トータルソリューション事業(インターネット広告事業、DX支援事業、SaaS事業) ・IT人材関連事業(マーケター育成、オフショア開発) ・Web関連新規サービス開発 |
デジタルアスリート株式会社
デジタルアスリート株式会社は、リスティング広告の運用代行およびコンサルティングを中心に、ランディングページやホームページの制作、Webマーケティング全般の支援を行う企業です。広告運用においては、CPA削減やCV数向上を目指し、効率的な運用体制とレポート自動化ツールの活用により細かな予算管理を実施。クライアントとのコミュニケーションを重視し、継続率90%以上の実績を持っています。また、SEO対策や動画制作、デジタルマーケティング人材育成なども手がけています。
会社名 | デジタルアスリート株式会社 |
URL | https://ppc-master.jp/ |
設立年月 | 2011年7月 |
主な事業内容 | ・リスティング広告情報提供、リスティング広告代行 ・リスティング広告コンサルティング業務 ・ランディングページ・ホームページ制作 ・Webマーケティング代行、コンサルティング業務 ・デジタルマーケティング人材の派遣・紹介(許可番号:派13-316481 / 13-ユ-314939) ・デジタルマーケティング人材育成のための教育訓練、コンサルティング事業 |
株式会社メディックス
株式会社メディックスは、デジタルマーケティングの総合コンサルティングを行う企業で、インターネット広告運用をはじめ、集客から制作、解析、CRMまで一貫したサービスを提供しています。業界特化ではなく、BtoBやBtoCなど幅広い業種のクライアントに対応し、特にアカウントプランナーが全体を統括しながら施策の最適化を図る体制をとっています。近年はEC特化チームの設立など、成長分野への対応も進めています。
会社名 | 株式会社メディックス |
URL | https://www.medix-inc.co.jp/ |
設立年月 | 1984年3月 |
主な事業内容 | デジタルマーケティングの総合コンサルティング 1.インターネット広告の代理店業務 2.インターネット広告の企画・制作 3.Webサイトの構築 4.Web解析の運用コンサルティング 5.CRMコンサルティング 6.データ活用基盤の構築 7.メディア支援事業(営業代行、サービス開発など) |
株式会社CyberACE
株式会社CyberACEは、サイバーエージェントグループの子会社で、Web広告を中心にデジタルマーケティング支援を行う企業です。GoogleやYahoo!のリスティング広告、SNS広告など多様な広告運用を手がけるほか、AI技術を活用したクリエイティブ制作や自社開発の運用支援ツールを活用し、効率的な広告運用を実現しています。運用とクリエイティブ力を活かし、全国の企業にオンラインでサービスを提供しています。
会社名 | 株式会社CyberACE |
URL | https://cyberace.co.jp/ |
設立年月 | 2018年5月 |
主な事業内容 | インターネット広告事業 |
株式会社オーリーズ
株式会社オーリーズは、Google AdsやFacebook広告など運用型広告の戦略立案、体制構築、運用支援を主な事業とする広告代理店です。加えて、アクセス解析や広告効果計測ツールなどのマーケティングテクノロジーツールの導入・運用支援も行っています。クライアントとの協業を重視し、広告運用のプロが窓口を担当する体制をとっています。
会社名 | 株式会社オーリーズ |
URL | https://allis-co.com/ |
設立年月 | 2011年9月 |
主な事業内容 | 運用型広告の戦略立案、体制構築、運用支援及び それに付随するマーケティングテクノロジーツールの運用支援 |
【5】GA・データ支援型代理店
株式会社プリンシプル
株式会社プリンシプルは、データ解析を軸にしたデジタルマーケティング支援を行う企業です。具体的には、Web広告運用、SEO、Web解析、マーケティングDXコンサルティング、BIツールやDMP構築などのデータ活用プラットフォーム構築支援を提供しています。海外展開にも対応し、北米やアジア市場を中心にデジタルマーケティング支援を行うほか、人材紹介・採用支援にも取り組んでいます。
会社名 | 株式会社プリンシプル |
URL | https://www.principle-c.com/ |
設立年月 | 2011年10月 |
主な事業内容 | デジタルマーケティング戦略、マーケティングDXコンサルティング、Web広告、SEO、 Web解析などのデジタルマーケティング支援、人材紹介・採用支援事業 BIツール導入、 DMP構築などデータ活用プラットフォーム構築支援、北米、アジアを中心とした海外進出支援 |
よくある質問(FAQ)|依頼前にチェックすべきポイント
Q. 現在、別の代理店に運用委託しています。切り替えは問題なく行えますか?
切り替え自体は多くのケースで可能ですが、現在の契約内容やアカウントの所有・共有状況によって方法が異なります。
既存のアカウントをそのまま引き継げる代理店であれば、過去データを活かした改善提案や構成の見直しを行ってくれる場合もあります。
ただし、アカウントを前の代理店が保有している場合は新規アカウントの作成が必要になることもあるため、事前に現在の契約条件を確認しておくことが大切です。
Q. 分析・改善レポートや月次レポートはどのような形式で納品されますか?
レポート形式は代理店によって異なりますが、一般的にはPDF・Excel・スプレッドシート・PowerPointなどで月次または隔週で提供されることが多いです。
内容としては、主要指標(インプレッション・クリック・CV・CPAなど)の数値に加え、改善アクションや考察を含むケースもあります。中には、Looker Studio(旧Googleデータポータル)などのダッシュボード形式を提供している代理店もあり、レポートの粒度や形式は相談可能です。
Q. 定例打ち合わせ以外でも質問や相談は可能でしょうか?
ほとんどの代理店では、定例ミーティング以外の質問や相談も対応可能な体制を整えています。
連絡手段としては、メールやチャット(Slack、Chatworkなど)、電話などが一般的で、緊急時や変更希望などに柔軟に対応してくれる代理店が多いです。
ただし、やりとりの頻度や範囲は契約内容により異なるため、事前にどこまで対応してもらえるか確認しておくと安心です。
まとめ|成果につながる代理店選びのポイントとは?
リスティング広告の運用成果は、どの代理店とどのような関係性を築くかによって大きく左右されます。ただ安さや知名度だけで選ぶのではなく、「自社の課題に本質的に向き合ってくれるか」「施策に納得できる説明があるか」といった視点が、後悔しない代理店選びには欠かせません。
また、探し方の段階では、媒体の認定パートナーリストや紹介サービスの活用も有効です。複数社から話を聞いて比較することで、自社に合った代理店の見極めがしやすくなります。
代理店は「ただの外注先」ではなく、広告成果を共に追求するパートナーです。施策を任せるだけでなく、ビジネス目標の達成に向けて対等に伴走してくれる存在かどうかを意識して選ぶことが、成功への第一歩となるでしょう。

marke@bcj
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