2021.12.14 2021.11.29
中小企業がSEOに取り組んで成果出るの?
そもそも中小企業にSEOって必要なの?
この記事を読んでいるということは、あなたもこのような疑問をお持ちではないでしょうか?
インターネットを取り巻く環境の変化や、コロナ禍による外出自粛などで、Webマーケティングに取り組む企業は増加傾向にありますが、その中でもSEOに取り組むべきかは悩ましいところですよね。
そこでこの記事では、中小企業にSEOは必要なのか?中小企業がSEOを成功させるポイント、人手不足でもすぐにできるSEOの施策を解説します。
SEOに取り組むべきか?まだ判断がつかない経営者や、担当者の方はぜひ参考にしてください。
目次
中小企業にSEOは必要なのか?
結論からいうと、企業規模に関わらずSEOには取り組むべきです。
特に起業間もないスタートアップ企業や、これまでWebマーケティングに取り組んでこなかった企業にはおすすめです。
なぜなら、Webに限らず売上を上げるためには、まずユーザーに「認知」してもらう必要があるからです。
多額の広告費を投下できる企業であれば認知拡大も比較的行いやすいでしょう。
しかし多くの場合、限られた広告費の中で成果を最大化することに取り組む必要があります。
そのような場合に外せない施策がSEOです。
広告費がかからず中長期的な効果を望めるSEOと、費用はかかるが短期的に効果を出しやすい広告をバランスよく活用することが望ましいです。
インターネットを取り巻く環境の変化やコンテンツマーケティングの競争激化に伴ってSEOの需要も増加しています。
2021年1月にコムエクスポジアム・ジャパン株式会社が公表した調査によると、「企業の広告・マーケティング担当者が2021年1月からの1年間で注力する、予算を振り向ける施策」は、以下の通りと報告されています。
引用:「企業が注⼒するマーケティング調査レポート」コムエクスポジアム・ジャパン株式会社
複数回答ではありますが、「オウンドメディアの充実・強化」「コンテンツマーケティングの強化」「自社ECサイトの強化」など、SEOに関わる項目に注力したいと考えている担当者が多いことが分かります。
SEOの需要は今後も増えると予想され、それに伴い競争が激化するとさらに認知拡大が難しくなると考えられます。
SEOはWeb集客の中でも流入へのインパクトが最も大きい施策なので、SEOの取組みはとても重要といえるでしょう。
SEOの必要性や重要性については、ご理解いただけたのではないでしょうか。
次の章からはSEOについての理解をさらに深めていただくために、中小企業がSEOを行うメリットや成功させるためのポイント、すぐに取り組めるSEOの施策を紹介します。
中小企業がSEOを行うメリット
中小企業がSEOを行うことには、大きく2つのメリットがあります。
- 認知拡大ができる
- 売上や見込み客を獲得できる
それぞれ解説します。
認知拡大ができる
SEOを行うことで自社や商材の認知拡大を行えます。
Web集客には、SEO・広告・SNSと大きく3つの流入経路があり、SEOはその中でも流入に最も大きなインパクトを期待できます。
多くのユーザーと接点を持つことができるため、自社や商材を飛躍的に認知してもらうこともできるのです。
またSEOは広告と違って、継続的な流入を見込めます。
広告は広告費が必ず発生しますが、SEOでは広告費は発生しません。
特に認知拡大に課題を感じていたり、継続的な認知拡大施策に取り組めていなかったりする中小企業に、SEOはおすすめです。
売上や見込み客を獲得できる
SEOでは売上や見込み客を獲得できるというメリットもあります。
検索エンジンはユーザーが検索するキーワードから検索意図を判断し、適切なページを表示しています。
たとえばユーザーの検索キーワードが、「ハンカチ おしゃれ」「充電器 速い」などのキーワードの場合、何かの商品を購入したいと考えている顕在ユーザーにアプローチできるため、売上や見込み客の獲得にも繋がるのです。
ただし、SEOでどれだけ流入を得たとしても、ユーザビリティが悪いと売上や見込み客の獲得に繋がらないため、Webサイト内のユーザビリティも併せて考える必要があります。
中小企業がSEOを成功させるポイント
中小企業がSEOを成功させるためには、いくつかポイントを押さえておく必要があります。
今回は代表的な3つのポイントを紹介します。
- キーワード選定を正しく行う
- 1位にこだわらない
- サービスページを充実させる
それぞれ解説します。
1.キーワード選定を正しく行う
1つ目に重要なポイントがキーワード選定を正しく行うという点です。
SEOはキーワードごとに適した対策を行うため、対策するキーワードを選ぶことは非常に重要です。
売上や見込み客の獲得を目的として、SEOを行っているにも関わらず、適切ではないキーワードで対策してしまうと、目的を達成することが難しくなります。
また検索エンジンは、そのWebサイトがキーワードに対してどのような情報をどれだけ発信しているかという情報量も評価の対象としています。
つまり特定の情報を網羅することで、上位表示されやすくなることがあるのです。
まずは特定のトピックやテーマに沿ったキーワードに絞ることで、情報の網羅性を高め、Webサイトの評価を上げることが中小企業のSEOでは重要です。
SEOのキーワード選定については、当サイトの別記事で詳しく解説しています。
SEOの効果・効率を最大化するためのキーワード選定方法を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
SEOの効果・効率を最大化するキーワード選定の方法と選定前に知っておきたい前提情報
2.1位にこだわらない
SEOといえば、とにかく1位を目指すというイメージがありますが、実は1位にこだわらないということも重要です。
SEOで1位になるのは良いことですが、それはあくまでもWebサイトへの流入を増やすための手段であり、目的ではありません。
また近年では、中小企業がSEOで1位表示することが難しくなってきている業界もあります。
そのため中小企業がSEOで流入を獲得するためには、特定のキーワードで1位を獲得するのではなく、ページ毎に上位表示されるキーワードを増やし、流入を獲得する手法が効果的です。
たとえば、「ハンカチ おしゃれ」「ハンカチプレゼント かわいい」は異なるキーワードですが、同じページが上位表示されています。
つまりこの2つのキーワードは、1つのページでどちらも上位表示できるということです。
これはユーザーの検索意図が同じだと検索エンジンに判断されているからです。
上記のように複数のキーワードに対して、1つのページで上位表示が狙えそうな場合には、いずれのキーワードでも上位表示されるように対策しましょう。
1位でなくとも、複数のキーワードで上位表示できれば、特定のキーワードで1位を獲得した場合よりも、流入を多く獲得できる可能性があります。
3.商材ページを充実させる
商材ページを充実させることもSEOを成功させる上で重要です。
特に売上や見込み客の獲得が目的の場合、商品やサービスの紹介ページが充実していないと、売上や見込み客の獲得が難しくなってしまいます。
商材ページを見るユーザーは、検討段階に入っている可能性が高く、Webサイト内の別ページと比べて、コンバージョン寄与度が高い為、とても重要なポイントになります。。
そのためSEOで売上や見込み客の獲得を目的とする場合には、商材ページが充実しているかどうかも確認しましょう。
中小企業でもすぐに取り組めるSEOの施策5選
人手不足や兼務で忙しくて思うようにSEOに取り組めないという中小企業の方でも、すぐに取り組めるSEOの施策を5つ紹介します。
- タイトルにキーワードを含める
- hタグを設定する
- 画像をテキスト化する
- メタディスクリプションを記載する
- 内部リンクを設ける
これらの施策以外にも重要な施策はたくさんありますが、基本的なことやすぐに取り組める施策ができているか確認する上でも、参考にしてください。
施策1.titleタグにキーワードを含める
titleタグにキーワードを含めることは、SEOでも重要度が高い施策です。
titleタグは「そのページがどんな内容なのか」を検索エンジンに正しく伝える役割を持ちます。
Webページのtitleタグに上位表示したいキーワードを含めることで、キーワードとWebページの関連性が高まり、上位表示されやすくなるのです。
titleタグを設定する際には、以下のポイントに注意して設定しましょう。
- キーワードはなるべく冒頭に位置させる
- ページの内容を端的に表す文言を設定する
- Webサイト内の別ページのtitleタグと重複しないようにする
たとえば、「デニム おすすめ」というキーワードで、上位表示したい場合には、上位表示させたいページのtitleタグに「おすすめのデニム20選!定番から希少なアイテムまで一挙紹介」といったように、「デニム おすすめ」というキーワードを含めましょう。
施策2.hタグを設定する
hタグの設定もSEOにおいて重要な施策です。
hタグはheadingの略で、Webページの見出し・構成を示す役割があります。
hタグを設定すると、Webページの情報が構造化され、検索エンジンにWebページの情報を正しく伝えやすくなります。
ただしhタグを不適切に使用してしまうと、ネガティブな評価を受けてしまう可能性もあるため、以下のポイントに注意して設定しましょう。
- レイアウトを整える目的で使用しない
- 階層構造を守って使用する
- hタグを乱用しない
hタグは情報構造を明確にし、Webページの情報を正しく検索エンジンに伝える役割を持つため、情報構造を整理する目的で使用しましょう。
施策3.画像をテキスト化する
文字が多い画像をテキスト化することもSEOにおいて重要な施策です。
検索エンジンは画像に何が映っているか認識していますが、基本的にはテキストでWebページの情報を認識し、評価しています。
そのため、重要な情報はもちろん、説明的な情報もテキストで表現することで、検索エンジンにより適切に情報を伝えることができるのです。
デザイン性を重視するあまり、画像がメインになってしまっているWebサイトやWebページは少なくありません。
SEOに関係ないWebページであれば問題ありませんが、SEOで上位表示させたいページが画像メインになっている場合には、画像内のテキストをメインコンテンツの本文内に記載するようにしましょう。
施策4.メタディスクリプションを記載する
メタディスクリプションの設定も比較的すぐに行える施策です。
メタディスクリプションとは、Webページの概要を検索エンジンに伝える役割を持ちます。
SEOの順位に大きな影響はありませんが、検索結果画面にも表示されるため、クリック率に影響し、結果的に検索エンジンの評価に影響する可能性があります。
メタディスクリプションは検索結果ではタイトルの下に表示されます。
以下の画像の赤枠で囲まれた箇所がメタディスクリプションです。
メタディスクリプションは以下のポイントに注意して設定しましょう。
- SEOで上位表示を狙うキーワードを含める
- 文字数は100~150文字で最大表示文字数に合わせる
- ページごとに記載内容を変える
Googleもメタディスクリプションの設定を推奨しているため、必ず設定しましょう。
施策5.内部リンクを設ける
Webサイト内にある関連性が高いWebページにリンクを設けることも重要です。
検索エンジンはリンクをたどってWebサイトの情報を確認しているため、内部リンクを設けると、より多くのページや情報を検索エンジンに確認してもらうことができます。
内部リンクを多く受けているページは、Webサイト内で重要なページと判断されるため、重要度が高いページを適切に伝えるためにも、内部リンクは重要です。
またユーザーが知りたい情報にたどり着きやすいように誘導できるため、ユーザビリティの向上も見込めます。
内部リンクを設ける場合には、以下のポイントに注意しましょう。
- Webサイト内にリンクがないページを設けない
- サイト内の関連性が高いページと相互リンクする
- アンカーテキストにリンク先のページを要約した文章を設定する
内部リンクは検索エンジン・ユーザーの双方に影響するため、可能な範囲で対応しましょう。
【まとめ】中小企業もSEOは必須
中小企業に対するSEOの必要性、成功させるポイント、すぐに取り組める方法を紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
SEOはWebマーケティングを行う上では外せない施策なので、中小企業であってもぜひ取り組むことをおすすめします。
まだ取り組めていない場合は、、今回ご紹介した「成功するためのポイント」や、「すぐにできる施策」を参考に、まずは社内で取り組んでみてください。
ただ人材不足や社内にノウハウがないことで、取り組むこと自体が難しい場合もあるでしょう。
そのようなときには、SEOコンサルティング会社に依頼するという選択肢もあります。
SEOコンサルティング会社に依頼すれば、社内にSEOの知見やノウハウを持った人材がいなくてもSEOに取り組むことが可能です。
さらにSEOコンサルティング会社は複数のクライアントサイトでSEOを行っているため、独自のノウハウや成功パターンを持っています。
もしあなたの会社が、WebマーケティングやSEOに課題を感じていて、人材不足やノウハウ不足で悩んでいるのであれば、まずはSEOコンサルティング会社に相談することをおすすめします。
この記事を書いている弊社(ブルースクレイ・ジャパン)もSEOの代理店です。
今ならご相談いただいたWebサイトを無料で診断しています。
Webサイトの状況や、キーワードの獲得状況から貴社のどこに課題があり、改善することで月間でどれくらい影響があるのかというシミュレーションもご覧になれます。
競合企業に遅れを取らないためにも、まずはお気軽にご相談ください。
BCJ管理人
ブルースクレイ・ジャパン(株)サイトの管理人です。 担当業務は全ファネル領域におけるサイト改善コンサルです。
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