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【2023年9月アップデート】Google広告デマンドジェネレーションキャンペーンとは?ファインド広告との違いは?

2024.03.25 2023.09.22 

【2023年9月アップデート】Google広告デマンドジェネレーションキャンペーンとは?ファインド広告との違いは?

デマンドジェネレーションキャンペーンとは

2023年8月にGoogle社から「ファインド広告をデマンドジェネレーションキャンペーンにアップグレードする」と発表がありました。デマンドジェネレーションキャンペーンは、GoogleのAIを活用し、ショート動画を含むYouTube・Discover・Gmailなどに配信でき、オーディエンスの種類も追加されたことで今まで以上に幅広いターゲットにアプローチできるキャンペーンとなっています。

ファインド広告とは

ファインド広告とは、Discover、YouTube Home Feed、Gmailの広告枠に配信することができる広告のことで、ユーザーの動画視聴履歴や検索履歴、ウェブサイトの閲覧履歴などの情報に基づいたユーザーに関連性が高い広告を配信することが可能です。
参考:ファインドキャンペーン|Google広告ヘルプ

ファインド広告については以下2つの記事でも紹介しているので是非ご覧ください。

ファインド広告との違い

ファインド広告との違いを一覧でまとめると以下のようになります。

デマンドジェネレーションキャンペーン
ファインド広告 新たに追加される項目
リーチ ・YouTubeホーム
・検索結果
・Gmail
・Discover
・YouTubeショート
・YouTubeインストリーム
クリエイティブ ・画像
・商品フィード
・動画
・プレビュー機能のアップデート
・ABテスト機能実装
入札の最適化指標 ・コンバージョン数
・目標コンバージョン単価
・クリック数
レポート・計測 ・通常レポート
・アセットレポート
・コンバージョン経路レポート
・ユニークリーチ
・コンバージョンリフト
・データドリブンアトリビュージョン
・ブランドリフト
・サーチリフト
オーディエンス ・Googleオーディエンス
・最適化されたターゲティング
・類似セグメント

デマンドジェネレーションキャンペーンを使用することのメリット

新規顧客を獲得することができる

現在Google広告ではデマンドジェネレーションキャンペーンでのみ類似セグメントを使用できます。類似セグメントとは、既存のユーザーのリストと特徴が共通または類似しているユーザーのグループのことを指します。類似セグメントを活用することで既存ユーザーに類似した新しいユーザーにアプローチし、新規顧客を獲得することが可能となります。

認知拡大が期待できる

デマンドジェネレーションキャンペーンは、ファインドキャンペーンにはなかった入札戦略である「クリック数の最大化」が追加されました。ファインドキャンペーンにはコンバージョン獲得にフォーカスした「コンバージョン数の最大化」「目標コンバージョン単価」の入札戦略が用意されていましたが、今回「クリック数の最大化」が新たに追加されたことで、コンバージョン獲得目的だけでなく、流入目的での配信も可能となり、認知拡大やブランディング目的の配信が可能となります。

様々な配信面で視覚的訴求の広告配信が可能

ファインドキャンペーンでは、画像と商品フィードのみ配信可能でしたが、デマンドジェネレーションキャンペーンでは画像・商品フィードに加え動画での配信が加わり、視覚的訴求の広告配信が可能となりました。さらに先述したように配信面にYouTubeショートやYouTubeインストリーム広告が追加されたことで、利用者が拡大しているショート動画などにも広告を配信できます。

機械学習によってアセットが最適に設定される

ユーザーが様々なデバイスでコンテンツやフィードを閲覧している中、目的の商品を見つけられるよう、デマンドジェネレーションキャンペーンでは機械学習に基づいてアセットが構成・配置されます。加えてオーディエンスのパフォーマンスの最適化されたターゲティングを有効にすることでも機械学習を活用することができます。

デマンドジェネレーションキャンペーンを使用する際の注意点

成果が出ていないと最適化がうまくいかない可能性がある

デマンドジェネレーションキャンペーンは、アカウントに蓄積されているコンバージョンデータを参考に機械学習が行われ、最適なユーザーにアプローチすることでコンバージョンを獲得する仕組みです。機械学習が問題なく行われるには、アカウントにデータが蓄積していなければならないので注意が必要です。

カルーセル広告はフィード面に配信することができない

2023年9月現在、Googleマーチャントセンターの商品フィードをカルーセル広告で使用することができない状態となっているので注意が必要です。

動画クリエイティブを作成する際はセーフゾーンを意識する

動画がYouTubeショートに配信される際、動画クリエイティブによっては高評価・低評価やコメントなどのボタンと重複してしまう可能性があります。動画クリエイティブを作成する際はセーフゾーンを意識しましょう。

アップグレードのスケジュール

2023年8月

デマンドジェネレーションキャンペーンのベータ版配信開始

以下のURLからベータ版利用申請を送ると、デマンドジェネレーションキャンペーンのベータ版を使用することができます。過去のデータや機械学習によるデータはすべて自動で引き継がれます。

デマンドジェネレーションキャンペーン ベータ版申請フォーム|Googleフォーム

2023年10月

Google広告利用者全員がデマンドジェネレーションキャンペーン利用できるようになる

Googleアカウントチームに連絡すると、Googleアカウントチームによってファインドキャンペーンがアップグレードされます。Googleアカウント担当者がいない場合は11月に自動でアップグレードされます。

2024年1月

全てのファインドキャンペーンが自動でデマンドジェネレーションキャンペーンにアップグレード開始

2024年1月から3月までの3か月間で、全てのファインドキャンペーンがデマンドジェネレーションキャンペーンに自動的にアップグレードされます。

リリース前に準備しておくこと

対象キャンペーンの成果を安定させる

先述したように、デマンドジェネレーションキャンペーンは機械学習によってユーザーにアプローチする仕組みです。機械学習が問題なく行われるには、アカウントにデータが蓄積されていなければなりません。リリース前に成果を安定させておくことでアップグレード後も問題なく機械学習が行われます。

クリエイティブを用意しておく

ファインド広告では静止画のみの配信でしたが、デマンドジェネレーションキャンペーンでは、新たに動画も配信できるようになりました。アップグレードされる前に動画のクリエイティブも用意しておくことでスムーズにデマンドジェネレーションキャンペーンで動画を配信することができます。リリース前に、動画のクリエイティブを用意したり、社内でクリエイティブ制作のリソースも準備しておくとよいかもしれません。

まとめ

本格的にデマンドジェネレーションキャンペーンにアップグレードする前に概要やメリットを理解して備えましょう!

BCJ管理人

BCJ管理人

ブルースクレイ・ジャパン(株)サイトの管理人です。 担当業務は全ファネル領域におけるサイト改善コンサルです。

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