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【2020年最新版】Instagram広告の手引・入門!効果的な設定方法を徹底解説

2022.06.28 2020.01.15 

【2020年最新版】Instagram広告の手引・入門!効果的な設定方法を徹底解説

Instagram広告はどんな効果があるのか?

近年、Instagramのユーザー数は常に増加傾向にあり、2019年6月時点でMAU 3300万人に到達しました。

そんなInstagramで広告を配信したい方や既に配信をしている方も多いのではないでしょうか?そこで今回はInstagramに広告を配信するための手順を解説致します。
これから始められる方は手引書として活用いただき、既に配信されている方には設定の見直し、チェックに活用いただければ幸いです。

Instagramのビジネス活用に関しては、Instagram day tokyoのイベント内容もまとめた「【Instagram Day Tokyo 2019】企業のInstagram最新活用を徹底解説」も併せてお読みいただければと思います。

Instagram広告とは?

Instagram広告(インスタグラム広告)とはFacebook社が提供するFacebook広告でInstagram上に広告を配信する手法です。
InstagramはFacebook広告の配置面の一つで、その他の配置にはFacebook、メッセンジャー、Audience Networkがあります。
Instagramはユーザーの増加傾向にもあり、日本においては4人に1人が利用している状況です。多くのユーザーにアプローチが可能であり、かつFacebookの高精度なターゲティングが可能なのが特徴と言えます。

Instagramユーザーの特徴と属性

Instagramは、主に20代女性を中心とした若者に人気のSNSです。
2017年のユーキャン新語・流行語大賞を「インスタ映え」が受賞したのも記憶に新しいですね。
写真や動画のビジュアルでのコミュニケーションを主として、多くの人の日常に影響を与えています。
日本国内だけで利用者は3300万人を突破し、Facebookの調査結果ではうち82%の人がInstagram上での投稿がきっかけで行動を起こしていることを公表しております。

Instagram男女比Instagram利用状況

引用元:Facebook Media Guide 2019 資料より抜粋

ユーザーの男女比では、半々のFacebookに対して女性の方が多いのも特徴です(「月間アクティブアカウント」参照)。
また、2018年にFacebook社が調査したところ、日本のユーザーのおよそ5人に1人が目覚めの瞬間にInstagramにログインしているという調査結果が報告されております。
さらに日本では世界平均の約3倍のユーザーが「#(ハッシュタグ)」検索で情報を入手しており、「ストーリーズ」投稿をするユーザーは全体の70%を占めております。
Instagramは、今もっとも大きな影響力を持つ媒体の一つであり、日本は最も利用が進んでいることが数値から読み取れます。

Instagram広告の種類

それではInstagram広告の種類について、ご説明いたします。
1ユーザーとして広告が配信された際にどのように場所にどのように見えて配信されるのかを知ることはとても大切なことです。

またInstagramでは課金体系や広告フォーマットにも様々な種類がございますので、もっと魅力を伝えられる選択をすることが重要です。

Instagram広告の掲載面を理解しよう!

Instagram掲載面フォード

引用元:Facebook Media Guide 2019 資料より抜粋

①フィード
Instagram利用者のフィードに表示される広告です。
ユーザーの日常の投稿に溶け込むフォーマットになっています。
多彩なフォーマットをサポートし、上質なビジュアルや音と動きを駆使してブランドのストーリーを伝えたり、ターゲット層のインスピレーションをかき立て、商品の発見、閲覧、購入を促すことができます。

Instagram掲載面ストーリーズ引用元:Facebook Media Guide 2019 資料より抜粋

②ストーリーズ
言わずと知れた、24時間で自然消滅してしまう動画をシェアする場所です。
Instagram広告の中で最も没入感の高いフォーマットで、スマートフォンの画面いっぱいに表示されます。
ユーザーが普段見ているストーリーズと同じように表示されるので印象に残りやすいのが特徴です。
日本のInstagramストーリーズの利用率は世界でもトップレベルで、デイリーアクティブユーザーの70%が利用しており、ストーリーズの投稿数はこの2年で20倍に増え、最も注目すべき掲載面の一つです。

Instagram掲載面発見タブ引用元:Facebook Media Guide 2019 資料より抜粋

③発見タブ【New!】
アプリ内の虫眼鏡マーク「発見タブ」で表示されます。フィードと同じフォーマットを使用できます。
発見タブは、ユーザーが自らの興味・関心に基づいてInstagramのコンテンツを発見することができる場所です。
新しいコンテンツやクリエイターを探しているユーザーにリーチできるのが特徴です。Google検索と同様にユーザーが能動的に情報を探している点が他の掲載面とは異なります。

Instagram広告の課金体系はCPM,CPC,CPI,CPV

①CPM
Cost Per Millの略で、広告1,000回の表示ごとに課金が発生します。

②CPC
Cost Per Clickの略で、CTAボタンのクリック1回ごとに課金が発生します。

③CPI
Cost Per Installの略で、広告経由でアプリがダウンロードされるごとに課金が発生します。
アプリ広告の場合にのみ適用される課金方法です。

④CPV
Cost Per Viewの略で、広告の視聴ごとに課金が発生します。動画広告にのみ有効で、動画の長さによって2種類の課金方法があります。
1.ThruPlay- 15秒以下の動画が最後まで再生されるように配信します。それより長い動画の場合、15秒以上見る可能性が高い人を対象に最適化されます。

2.動画の2秒以上の継続的な再生- 2秒以上の継続的な動画再生数が最大となるように広告が配信されます。2秒以上の継続的な動画再生は、通常、画面に最低50%の動画ピクセルが表示された状態で行われるものとします。

Instagram広告のクリエイティブ種類

①動画/フィード、ストーリーズ、発見タブ

動画クリエイティブフィード動画クリエイティブ発見タブ

引用元:Facebook for Businessより引用

クリエイティブとして動画を使用します。映像、音、モーションを活用した、利用者の目を引きやすいフォーマットです。

【仕様/フィード、発見タブ】
動画の最大再生時間 : 2 分
動画の最小幅 : 500 ピクセル
動画の最大ファイルサイズ : 30MB
最小アスペクト比 : 400×500
最大アスペクト比 : 191×100
アスペクト比の比率許容誤差 : 0.01
動画サムネイル画像最小幅 : 500 ピクセル
テキスト:2行のテキストが表示されます。
動画のサムネイル画像の20%以上をテキストが占めると、配信が減ることがあります。

動画ストーリーズ

引用元:Facebook for Businessより引用

【仕様/ストーリーズ】
動画の最大再生時間 : 2 分
動画の最小幅 : 500 ピクセル
動画の最大ファイルサイズ : 30MB
動画のアスペクト比
・オプション1
→最小アスペクト比 : 400×500
→最大アスペクト比 : 191×100
→アスペクト比の比率許容誤差 : 0.01
・オプション2
→最大アスペクト比 : 90×160
アスペクト比の比率許容誤差 : 0.01
動画サムネイル画像最小幅 : 500 ピクセル
テキスト:なし

広告配置の動画要件のまとめはこちら

②画像/フィード、ストーリーズ、発見タブ

静止画フィード静止画発見タブ

引用元:Facebook for Businessより引用

クリエイティブとして静止画を使用します。高品質のビジュアルからリンク先のウェブサイトやアプリに誘導できます。
【仕様/フィード、発見タブ】
画像最小幅 : 500 ピクセル
画像最小アスペクト比 : 400×500
画像最大アスペクト比 : 191×100(ストーリーズは最大90×160)
アスペクト比の比率許容誤差 : 0.01
テキスト: 2行のテキストが表示されます。

静止画ストーリーズ

引用元:Facebook for Businessより引用

【仕様/ストーリーズ】
画像最小幅 : 500 ピクセル
画像最大アスペクト比 : 90×160
アスペクト比の比率許容誤差 : 0.01
テキスト:なし

③カルーセル/フィード、ストーリーズ

カルーセルフォード

引用元:Facebook for Businessより引用

複数の画像・動画やリンクを設定できます。それぞれのクリエイティブに別々のリンクを付けられます。複数の商品を紹介したり、次のカルーセルカードへ進む動きでブランドストーリーを展開したり、多角的なデザインができます。
【仕様/フィード】
カード点数(最小): 2
カード点数(最大): 10
画像ファイルタイプ: jpgまたはpng
動画の最大ファイルサイズ: 4GB
動画の長さ: 60秒以内
推奨解像度: 1,080 x 1,080ピクセル以上
カルーセルアスペクト比: 1:1
テキスト: 2行のテキストが表示されます。
見出し: 1行のテキストが表示されます。
※画像の20%以上をテキストが占めると、配信が減ることがあります。

カルーセルストーリーズ

引用元:Facebook for Businessより引用

【仕様/ストーリーズ】
カード点数(最小): 2
カード点数(最大): 10
画像ファイルタイプ: jpgまたはpng
動画の最大ファイルサイズ: 4GB
動画の長さ: 60秒以内
推奨解像度: 1,080×1,920
カルーセルアスペクト比: 9:16
テキスト: なし
見出し: なし
※画像の20%以上をテキストが占めると、配信が減ることがあります。

④コレクション/フィードのみ

コレクションフィード

引用元:Facebook for Businessより引用

メインのカバー画像(または動画)と、それに続く4枚の商品画像で構成します。モバイル上での商品の発見から検討、購入までをシームレスにつなげるフォーマットです。

【仕様】
画像または動画アスペクト比: 16:9〜1:1
見出し:なし
テキスト:90文字以内

インスタントエクスペリエンスとは旧名称キャンバスのことを示しております。
短時間で読み込まれるため、モバイル向けに最適化を図りやすく、様々な表現ができ、人々の注目を集めることができます。
詳しい内容はFacebook for Business「Facebookインスタントエクスペリエンス」を参照ください。

Instagram広告のテキスト20%ルールに注意!

テキスト20%ルール

引用元:Facebook for Businessより引用

テキスト20%ルールはフィードと発見タブの広告に適用される制限です。
広告画像やクリエイティブ内にあるすべてのテキストが画像全体の20%を超えるとパフォーマンスが低下する可能性があります。広告の本文など、画像の外にあるテキストは含まれません。
詳しくはFacebook for Business「広告画像のテキストについて」を参照ください。

過度にテキストが多いと配信されない可能性があるため、テキスト量判定ツール「テキストオーバーレイツール」を使って確認しましょう。

多彩なInstagram広告のクリエイティブフォーマット

①ブランドコンテンツ広告【New!】

ブランドコンテンツ広告

引用元:Instagram for Businessより引用

著名人やクリエイターが投稿したコラボレーションコンテンツを、直接広告としてプロモーションできます。

②スライドショー広告

スライドショー

引用元:Facebook Media Guide 2019資料より抜粋

複数枚の画像でスライドショーを作成できます。低い予算で作成・編集できるうえ、動画の5分の1のデータ量で動画と同じようなメリットがあり、BGMの選択もできます。

③ダイナミック広告

ダイナミック広告

引用元:Facebook for Businessより引用

商品情報とリマーケティング情報をもとに、クリエイティブを自動生成します。
ユーザーが関心を示した商品や、それに類似した商品をリアルタイムでクリエイティブに反映させることで関心度を高められます。またオーバーレイやクーポンなどを追加することも可能です。

④リード獲得広告

リード獲得

引用元:Facebook Media Guide 2019資料より抜粋

見込み顧客を効率的に獲得できる広告です。
広告ユニット内に入力フォームを用意することで使用できます。
名前やメールアドレスなど、ユーザーがあらかじめ登録している内容はフォームに入力された状態で表示されるので、入力の手間が大きく省けて離脱を防ぐことができます。
リードの獲得やブランドの認知度アップなどに効果的で、Instagramではモバイルのみの配信になります。

⑤モバイルアプリ広告

モバイルアプリ広告

引用元:Facebook Media Guide 2019資料より抜粋

【インストール】
モバイルのニュースフィードで、アプリのインストールを促せます。
アプリ内で商品の購入したり、旅行の予約をしたり、ビジネスに長期的な利益をもたらす可能性の高い利用者を取り込めます。
【プレイアブル広告】
ゲームなどのアプリのインストールを促します。
「インストール」と似ていますが、インストール前に広告を通じてデモをプレイできるのが大きな特徴です。現在FacebookとAudience Networkのみの対応で、Instagramでプレイアブル広告を選択するとリードイン動画が再生されるようになっています。

プレアブル広告

引用元:Facebook Media Guide 2019資料より抜粋

⑥リーチ(旧・近隣エリア)、来店数の増加の広告

来店数の増加の広告

引用元:Facebook Media Guide 2019資料より抜粋

これまでの「近隣エリア」広告は、リーチの目的に統合されました。
店舗から一定範囲内の利用者に向けて配信できます。
店舗所在地が複数あるビジネスなら、【来店数の増加】を目的に選んで各店舗所在地を中心にターゲットを設定した広告を作成できます。

Instagram広告の設定方法

FacebookページとInstagramアカウントを連携させる

①Facebookページ、Instagramアカウントを作成する

Instagramで広告を作成するには、FacebookページとInstagramのアカウントが必要です。
※Instagramアカウントについては必須ではありませんが、その際はアイコンとユーザー名がFacebookのものと連動します。更に、ユーザーが広告につけたコメントに返信できなかったり、自社のInstagramアカウントがないためにフォローやいいねをもらえなかったりするので、作成しておくことをオススメ致します。

Facebookページの作り方は下記記事も併せてお読みください。
【最新版】知らないと損する!?Facebookページにおける基本設定

②作成したFacebookページとInstagramアカウントを連携させる

【Facebookページ設定】

FacebookページとInstagramアカウントを連携

1.作成したFacebookページで「設定」をクリック
2.左メニュー「Instagram」を選択
3.「アカウントをリンク」をクリックして、作成したInstagramアカウントの情報を入力してログイン

【Instagramアカウント設定】(ここではスマートフォンから設定しています)

1.作成したアカウントのプロフィールページで「≡」をタップ、下に出てくる「設定」へ
2.「アカウント」→「リンク済みのアカウント」の順にタップ
3.「Facebook」を選択し、作成したFacebookページの情報を入力してログイン

以上の設定でFacebookページとInstagramアカウントの連携は完了です。

Instagram広告を効果的に配信するための方法については、下記記事も併せてお読み頂ければと思います。
『Instagram Day Tokyo 2018』広告主・広告代理店が押さえるべき、Instagramビジネス活用の最新情報

広告アカウントの作成

Facebookでは、個人のアカウントと広告を出稿する企業のアカウントを分けて運用することができます。そのため、専用の広告アカウントが必要です。

広告アカウント作成方法は下記手順で作成します。

広告アカウント作成

1.作成したFacebookページから「ビジネス設定」のページへ移動する
2.左メニュー「広告アカウント」を選択
3.「+追加」をクリック、オプションの選択肢の中から適切なものを選択(それぞれについて詳しくは後述)
4.必要事項を入力し、アカウントを作成

広告アカウントオプションの種類については、下記の違いがあります。

【広告アカウントを追加】

広告アカウントを追加
既に広告アカウントがある場合、【広告アカウントを追加】を選びます。
IDを入力するだけで現在のビジネスマネージャーにアカウントを永久に移行することができます。追加するには、アカウントの所有者、かつビジネスマネージャーの管理者である必要があります。ただし、この操作は取り消せません。
自分以外の作成したアカウントを追加したい場合は、次項の【広告アカウントへのアクセスをリクエスト】を選びましょう。

【広告アカウントへのアクセスをリクエスト】

広告アカウントへのアクセスをリクエスト
自分以外の作成したアカウントを利用する場合、【広告アカウントへのアクセスをリクエスト】を選びます。
その広告アカウントの管理者からアクセス許可を承認してもらいます。前項と違いが分かりにくいですが、【広告アカウントを追加】はアカウントの完全移行、【アクセスをリクエスト】は権限だけ付与といった違いがあります。

【新しい広告アカウントを作成】
個人・法人で新しくアカウントを作成する場合、【新しい広告アカウントを作成】を選びます。

キャンペーンを作成

①マーケティングの目的を選択

マーケティングの目的を選択

広告マネージャから、作成した広告アカウントに入ります。
1.「キャンペーン」のタブで「+作成する」を選択
2.マーケティングの目的を選択。これによって広告の購入方法も変わってくるので、明確に決めておくことが大切です。今回の例ではコンバージョンを目的として作成しております。

【認知】ブランドの認知度アップ
広告に興味を示して覚えてくれそうな人に対して配信します。

【認知】リーチ
ブランドの認知度アップのように的を絞らず、できるだけ多くの人に広告を表示します。

【検討】トラフィック
広告に対して何らかのアクションをとった人を、関心が高そうなリンク先(ウェブサイトやアプリ等)に誘導します。

【検討】エンゲージメント
より多くの人に投稿やページを見てもらい、「いいね!」やコメント、クーポンの利用などエンゲージメントを促します。

【検討】アプリのインストール
広告から直接アプリストアへ誘導し、アプリのインストールを促します。

【検討】動画の再生数アップ
動画を15秒以上継続して視聴する可能性が高い人へ配信し、長めに動画を見てもらいます。商品やサービスへの理解、認知度を高めます。

【検討】リード獲得
見込み顧客の情報をモバイルから利用しやすい方法で集められます。広告のフォームをタップすることで自動で連絡先情報が入力されるので、離脱を防ぎながらリード獲得が可能です。

【検討】メッセージ
Messengerで返信してくれる可能性の高い人へ配信し、利用者とスムーズに対話できます。

【コンバージョン】コンバージョン
ウェブサイトやアプリでのアクションを促します。利用者のアクションを追跡し、それに基づいてリターゲティングも可能です。

【コンバージョン】カタログ販売
Facebookのカタログに登録した商品の中から、利用者が関心を寄せる可能性が高いものを自動的に表示する広告を作成できます。

【コンバージョン】来店数の増加
近くにいる人に広告を配信します。実店舗への来店を促して店舗の売上を伸ばしたい場合に選びます。店舗が複数あり、ビジネスの所在地をFacebookに登録している場合のみ使えます。

②キャンペーン名と予算を設定

キャンペーン名と予算を設定

キャンペーン名と予算を決めます。
「キャンペーン予算の最適化」をONにすると、細かい設定が可能です。

○キャンペーン予算
・1日の予算:1日ごとに使う金額の平均を設定できます
・通算予算:広告の掲載期間全体を通じた上限金額を設定できます

○A/Bテストを作成
・クリエイティブや配置、オーディエンス、配信の最適化などの戦略をA/Bテストで比較できます。

広告セットの設定

①広告セット名とゴールを設定

広告セット名とゴールを設定

広告セット名と、今回作る広告のゴールを決めます。
ここではゴールが「コンバージョン」になっていますが、キャンペーン作成時に選択した「マーケティングの目的」によって変わります。

②ダイナミッククリエイティブとクーポンを設定

ダイナミッククリエイティブとクーポン

任意ですが、ダイナミッククリエイティブとクーポンの設定も可能です。

○ダイナミッククリエイティブ
オンにすると、オーディエンスに合わせて最適化されたクリエイティブの組み合わせで広告が自動作成されます。

○クーポン
オンにすると、Facebook上で保存できるクーポンを作成できます。保存したユーザーが有効期限などのリマインダーを受け取れるようにすることで、オンラインショップや実店舗への来店とコンバージョンを増やせます。

③オーディエンスの設定

広告を配信するターゲットを設定します。オーディエンスの種類は大きく2種類です。
前述でご紹介しました「コアオーディエンス」「カスタムオーディエンス」「類似オーディエンス」を設定します。

○カスタムオーディエンス

カスタムオーディエンス

○類似オーディエンス

類似オーディエンス

○詳細ターゲット設定

詳細ターゲット設定ユーザーの興味・関心や行動などからオーディエンスを絞り込めるオプションです。
クリックする広告ややり取りするページ、「いいね!」をした投稿などから利用者を絞り込みます。

○つながり

つながり
特定のページのファンやその友人、特定のイベント参加者やアプリ利用者などから利用者を絞り込めます。

④配置の設定

○自動配置

自動配置
Facebook提供の配置の中から、もっともパフォーマンスが高くなりそうな配置をFacebookの配信システムが予測します。その予測に沿った配置に自動的に配信される設定です。

○配置を編集

配置を編集広告を表示する場所を手動で選択します。
プラットフォームは、大きく分けて「Facebook」「Instagram」「Audience Network」「Messenger」の4つです。その中から「フィード」や「ストーリーズ」などの配置を細かく設定できます。
今回はInstagram広告の作成なので、自動配置を選択しない場合はInstagramを選択します。

⑤予算と掲載期間の設定

広告で使用する予算と、配信する期間を設定します。

予算と掲載期間の設定

コンバージョンウィンドウ

○広告配信への最適化
作成する広告セットで最優先する項目を選びます。ここで選択した項目が効率的に結果を得られるように、配信対象の設定ができます。

○コストコントロール(任意)
クリック平均単価を手動で設定できます。決まった単価の目標がある場合は設定してください。未記入の場合、予算を全額消化して結果を高めるよう最適化がかかります。

○予算と掲載期間
予算の設定には2種類あります。目的に合わせて設定してください。
・1日の予算:1日ごとに使う金額の平均を設定できます
・通算予算:広告の掲載期間全体を通じた上限金額を設定できます
掲載期間は、「開始日と終了日」で詳細な日付の選択ができます。終了日のない場合は「広告セットを今日から継続的に掲載する」を選択してください。

○コンバージョンウィンドウ
広告配信の最適化のために使用するコンバージョンのデータを、広告のクリックまたは表示から何日以内のものに設定するか選べます。

○請求のタイミング
ユーザーの行動のどのタイミングで料金が発生するかを決めます。選択肢は、キャンペーン作成時に決めた「マーケティングの目的」によって異なります。

○広告スケジュール
広告を配信する曜日や時間を細かく決められます。通常は「常に広告を配信」になっていますが、「予算と掲載期間」で通年予算を選択した場合には「スケジュールを設定して広告を配信」が選べるようになります。

○配信タイプ
・通常:選択した掲載期間の間、通して配信されます
・スピード:予算を消費して、なるべく早く成果を得られます。
予算の消化スピードをコントロールします。通常は「標準」が選択されていますが、入札価格上限の戦略を使用している場合のみ「スピード」が選択できます。入札価格上限はマーケティングの目的によって使用できない場合があるので、注意が必要です。

広告の設定

①広告名とアイデンティティを設定

広告名とアイデンティティを設定

広告名とアイデンティティを決めます。
アイデンティティとは、広告に表示されるアカウントのことです。最初に作成したInstagramアカウントを選択します。
※Instagramアカウントの作成は必須ではないため、作成していなくても先へ進めます。その場合、Instagram広告のアイコンはFacebookと連動します。

②形式を選択

形式
「カルーセル」「1件の画像または動画」「コレクション」の中からフォーマットを選択します。ここでは「1件の画像または動画」を選択しています。

*モバイルのみの対応ですが、「インスタントエクスペリエンスを追加」を選択することもできます。これを選択すると、ユーザーが通常の広告に反応した後別のフルスクリーンのコンテンツが表示されます。Facebook上にランディングページを作成することも可能です。

③メディアを設定

メディア
「形式」で選択したフォーマットに合うメディアを選択します。「カルーセル」のフォーマットを選択した場合この項目は「クリエイティブ」に、「コレクション」を選択した場合この項目での作業はなしになります。

「メディアを追加」を選択、Facebook上に登録されている画像か動画の中から使用するものを選びます。新しい素材を追加する場合は「+アップロード」から追加してください。配信面ごとにメディアを変えることもできます。カルーセルの場合は「画像を選択」から選択してください。

④テキストとリンクを設定

テキストとリンク

画像上部に表示されるメインテキストを設定します。Instagram広告のみなら、メインテキストとウェブサイトURLだけで完了です。見出しと説明は、Facebook広告の配信面で画像下部に表示されます。
カルーセルの場合は、見出しとウェブサイトURLだけ記入します。

⑤コールトゥアクションを設定

コールトゥアクション
プルダウンメニューから、ユーザーに行ってほしいアクションを示すボタンかリンクを選択します。コールトゥアクションボタンはInstagramの場合画像のすぐ下に、Facebookの場合は画像下部の見出しと説明の右側に表示されます。

⑥ブランドコンテンツを設定

ブランドコンテンツ
著名人やクリエイターとコラボレーションするブランドコンテンツ広告のための項目です。コラボレーションする相手のページをここで指定します。

⑦言語を設定

言語
1つのキャンペーンを複数の言語で表示できます。グローバルな広告に最適です。
「言語を追加」から、デフォルトの言語と追加する言語を設定します。

⑧トラッキングを設定

トラッキング
・コンバージョントラッキング
広告を訪れたユーザーがどんな行動をしているか計測するトラッキングの設定です。広告セットの設定を反映しています。

・URLパラメーター(任意)
ユーザーがどこからウェブサイトにアクセスしたかをトラッキングするための項目です。どこで広告のトラフィックが発生したか、どの広告でコンバージョンが増えたかを把握するのに便利です。作成する際は、「URLパラメーターを作成」をクリックして項目に従って記入してください。

・ビュータグ(任意)
広告のインプレッションのみの効果を測定するツールです。使用する場合は枠内にURLを記入します。

Instagram広告の購入方法

Instagram広告を配信するために2種類の購入方法があります。
1つはオークション、もう1つはリーチ&フリークエンシーの購入でそれぞれ特徴が異なります。
下記の表に違いを整理しましたので、参考にしていただければと思います。

購入方法

①オークション
小規模なターゲット層向きです。広告枠をオークション形式で争い、ユーザーに最も効果があると判断された広告が配信されます。
ターゲティングやクリエイティブの変更など、柔軟な運用が可能です。

②リーチ&フリークエンシー
20万人以上のターゲット層の規模を必要とします。リーチをゴールとした広告配信となるため、届けたいターゲットに対してフリークエンシーをコントロールしつつ、確実に広告を届けることができます。

Instagram広告のターゲティング種類(コアオーディエンス、カスタムオーディエンス、類似オーディエンス)

Instagram広告のターゲティングはFacebook広告と同様で、大きく分けて下記の3種類があります。

・コアオーディエンス
・カスタムオーディエンス
・類似オーディエンス

それでは各ターゲット方法について詳しく解説いたします。

コアオーディエンス

Facebookが保有するデータを活用して広告をターゲットする設定です。
Facebookの利用者データ、位置情報、趣味関心、行動、つながりに基づいて広告配信ができます。

【ユーザー情報】
・地域、国、都道府県、市区町村
・生年月日、世代
・交際ステータス
・卒業、在籍校、学歴、専攻
・勤務先、役職、業界
・言語
・性別

【ライフイベント】
・引越し、駐在
・結婚、婚約
・誕生日、記念日

【興味・関心】
・好きなページやアプリ
・ゲームのジャンル
・アクティビティ(チェックイン等)
・興味、好きなもの

【つながり】
・特定ページのファン、ファンの友人、ファン以外
・特定アプリやイベントとのつながり

【端末情報】
・OS(iOS、Android等)
・OSバージョン(例:Android4.1)
・携帯端末(iPhone6、Samsung、Firefox等)
・利用ブラウザ(IE、Chrome、Safari、Firefox等)
・Wi-fi接続環境(大容量アプリのインストール向け)

カスタムオーディエンス

既に手元にあるビジネス情報を取り込んでInstagram上の利用者にリーチする方法です。

【CRM】
すでに保有している顧客データ。利用できる情報は下記の通り。
・メールアドレス
・電話番号
・姓、名
・市区町村、都道府県、国、郵便番号
・生年月日、年齢
・性別
・モバイル広告ID
・FacebookアプリユーザーID

【サイト訪問履歴】
・ウェブサイトにアクセスした人すべて
・特定のページにアクセスした人
・特定のページ以外にはアクセスしていない人
・一定期間アクセスしていない人
・サイトに滞在した時間
・特定のページ(複数)にアクセスした人

【モバイルアプリの利用状況】
・指定のイベントを実行したユーザー
・指定のイベントを実行していないユーザー
・上記の組み合わせ
・セグメント別のユーザー

類似オーディエンス

Facebook類似オーディエンスとは、特定のユーザーと同様の利用者データ・行動の特徴などの
興味関心が類似するユーザーに広告を配信するターゲティング方法です。

具体的には、類似オーディエンスを作るための基となるデータソース(作成済みのカスタムオーディエンスやFacebookページに「いいね」しているユーザーなど)を
指定することで、ソースオーディエンスの共通する特徴・興味関心を抽出して、共通点の多いユーザーをFacebookが特定して、広告を配信します。

類似オーディエンスを使用することで、
次のような人と共通の特徴を持つ利用者にリーチできます。
・顧客データベースに登録されているユーザー
・Facebookページに「いいね!」しているユーザー
・ウェブサイトに訪問して興味を持ったユーザー
・モバイルアプリを使用しているユーザー

Instagram広告の活用事例

株式会社ベンチャーリパブリック:トラベルジェイピー


引用元:Instagram for Businessより引用

国内外の航空券やツアーなどを比較できる旅行情報サイト「トラベルジェイピー」のアプリインストールとコンバージョン獲得率の向上のため、Instagramを活用しました。
モバイルコンテンツ利用者の傾向として、見てすぐに自分のこととして受け止められない場合すぐさま次のコンテンツへスクロールしやすいということが挙げられます。
そのため、動画やスライドショー等も最後まで見てもらえない可能性があるのです。
トラベルジェイピーでは、広告の冒頭でアプリの特徴を分かりやすく伝えたり、旅行先候補の画像に具体的な価格を載せたり、これまでの景勝地のスライドショーよりアクションにつながりやすいクリエイティブの作成に成功しました。

花王株式会社:PYUAN (ピュアン)

引用元:Instagram for Businessより引用

ヘアケアブランド「PUAN(ピュアン)」の若年層からの認知拡大のため、メインターゲットである20代女性との親和性の高いInstagramを活用しました。
若い世代では注視時間が短くなっているという調査結果から、短時間でも印象に残りやすいクリエイティブを制作。GIF動画やカルーセル動画広告、ストーリーズ広告を活用してビジュアルで端的に訴求しました。
また、購入したユーザーがInstagramへ投稿することで商品への反応を見ることができるので、ユーザーの声を取り入れたブランド戦略の実施にも力を入れています。

 

株式会社ミクシィ:XFLAG

引用元:Instagram for Businessより引用

スマホアプリ「モンスターストライク」のしばらくアプリを起動していないユーザーのリエンゲージメントを目的として、日本国内での休眠ユーザー復帰においての最大化を図りInstagramを活用しました。
以前からFacebookには配信していたため、既存キャンペーンとInstagram配信キャンペーンの両方でスプリットテストを実施。Instagramの広告を活用することでモバイルアプリユニークセッション数が61%増加し、CPAを38%低下させることに成功しました。

Instagram広告のサポート・ヘルプガイド情報

Instagram広告を始める際に参考となるサイトを下記にまとめております。
もし不明な点があれば下記を参考にしていただくのが良いと思います。

◇Instagram for Business
https://business.instagram.com/

◇Facebook広告ガイド
https://www.facebook.com/business/ads-guide

◇広告ポリシー
https://www.facebook.com/policies/ads/

◇アスペクト比のまとめチャート
https://www.facebook.com/business/help/682655495435254?id=271710926837064

Instagramマーケティングの効果を高める

Instagramのビジネス活用では広告だけでなく、公式アカウント運用、キャンペーン企画、インフルエンサーの起用など様々な手法がございます。
その中で広告は特にターゲットユーザーへのリーチが最も広げやすいのが特徴と言えます。
他の施策とも連動しており、各施策を補完し合うようにInstagramマーケティングを高めることが効果的です。
もしInstagramの活用にお困りなことがございましたら、お気軽にご連絡ください。

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BCJ管理人

BCJ管理人

ブルースクレイ・ジャパン(株)サイトの管理人です。 担当業務は全ファネル領域におけるサイト改善コンサルです。

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