広告ライブラリとは？

広告ライブラリとは、Meta社のネットワーク上に配信されている広告（Facebook広告やInstagram広告など）を検索して閲覧できる、Meta社が運営する無料公式サービスです。一般的な検索広告はブラウザで検索すれば閲覧できますが、Facebook広告などのSNS広告は検索して目的の広告をピンポイントで閲覧するのは非常に困難です。しかし、広告ライブラリを利用するとこの課題が解決されます。もともとはMeta社が広告の透明性を高めるために開発されたサービスですが、現在では競合の広告クリエイティブ分析、広告クリエイティブ作成の参考に利用したりとその用途は広まっています。

広告ライブラリの活用法

競合のクリエイティブを調査できる

競合他社が現在Metaの広告ネットワークに掲載中の広告を全て閲覧できます。実際にどのような広告をどのプラットフォームで配信しているのかを確認できるので、分析して自社の広告と比較してみるといいでしょう。

優良なクリエイティブを参考にする

優良な広告を分析し、自社の広告に良いところを反映させるといった使い方もできます。大手企業は資金力があり、優秀なクリエイターが作った優良な広告が多い傾向があるのでチェックしてみると良いでしょう。

広告ライブラリの注意点

便利な広告ライブラリですが注意点があります。

過去の広告は閲覧できない

現在配信中の広告しか閲覧ができません。 そのため、定期的に広告ライブラリでチェックを行い、競合他社の広告や気になる広告を見逃さないようにしましょう。ただし社会問題・選挙・政治広告に関する広告であるとFaceBookに識別された広告は配信終了後でも７年間は閲覧できます。

アカウント名は正確に

アカウント単位で検索が可能ですが、その場合はアカウント名を正確に入力していないとアカウントが表示されません。

広告ライブラリの利用方法と便利機能

検索方法

1. 1. 1. 広告ライブラリにアクセスします。
      2. 地域、カテゴリを選択し、検索窓に検索したいキーワードまたは閲覧したい広告主のアカウント名を正確に入力しましょう。ただし成人向けコンテンツ、ギャンブル、アルコールのクリエイティブを閲覧したい場合は、成人済みアカウントでログインしてから検索しなければいけません。
      3. クリエイティブが表示されるので気になったものを閲覧しましょう。
      4. 3の画像の「広告の詳細を見る」ボタンから上の画面に遷移します。ここでは複数バージョンあるクリエイティブを全て確認できたり、配信者アカウントの情報が確認できます。

確認できる情報

検索結果からは以下の情報を確認できます。

1. 広告掲載日
2. 配信プラットフォーム
3. クリエイティブ
4. アカウント情報

CTA・遷移先URLなお配信プラットフォームは以下の通りです。

左から、Facebook、Instagram、Audience Network、Messenger
また、社会問題、選挙または政治に関する広告では、以下の指標も確認できます。

• アクティブな広告かどうか
• インプレッション数
• 広告が配信媒体上で消費した金額
• 広告が配信されたユーザー情報
• 広告が表示された場所

便利機能

1. 検索キーワードの絞り込み
   キーワードを入力する際、「” ”」でキーワードを囲むと完全一致で表示を絞り込むことができます。例えば「”ブルースクレイ・ジャパン”」と検索するとブルースクレイ・ジャパンと完全一致する単語が含まれた広告のみ表示されます。
2. フィルター機能
   以下の項目で検索結果の表示を絞る事ができます。

他媒体のクリエイティブを見れるツールは？

便利な広告ライブラリですが、Meta社が運営するサービス上に投稿された広告しか閲覧ができません。他の媒体にも広告ライブラリのようなものはないのか？と思われた方に今回ご紹介いたします！

Google

広告の透明性についてでクリエイティブを確認できます。広告ライブラリと違い過去のクリエイティブも閲覧することができます。
記載のリンクで遷移するか、以下の方法で「広告の透明性について」を利用できます。

1. 1. Googleでクリエイティブを閲覧したいアカウントを検索します。
   2. 閲覧したいアカウントの検索広告の3点リーダーをクリックします。
   3. 「他の広告を表示」をクリックします。
   4. 検索広告、ディスプレイ広告、動画広告のクリエイティブが閲覧できます。