2024.12.02 2022.06.06
どんなランディングページ(LP)でも必ず必要な要素が存在します。 ランディングページの成果改善において、重要なポイントなので、運用を行う前にチェックをしましょう。
目次
ランディングページ(LP)に必要な4要素
ランディングページにおいて、成果を出すためには必要な要素があります。
- LP全体:クロスデバイス対応している
- オファー:CVしなければならないオファーが提示されているか
- オファー:CV地点が競合と同等、または優位か
- フォーム:LPの中にフォームがあるか
それぞれご説明します。
LP全体:クロスデバイス対応している
どんなにすぐれた構成・デザインのランディングページでも、PC/スマホ表示に最適化されていなければ離脱されてしまい、CVにつながりません。
どんなデバイスで閲覧しても表示が最適化され見やすい環境を提供できていることが大切です。
オファー:CVしなければならないオファーが提示されているか
ユーザーがランディングページを閲覧している時点で、CVをしなければならないと思えるようなオファーが提示されているか確認します。
たとえば、競合では実施していない期間限定のキャンペーンや特典、返金保証などそのランディングページでなければならない理由をもたせます。
オファー:CV地点が競合と同等、または優位か
ランディングページのCV地点が競合と比較した時に達成難易度の高いものであっては、CV獲得は難しくなります。
たとえば、競合は無料サンプル品の提供の申込みがCVなのに、自社は定期購入の申込みがCVでは当然、競合のほうにユーザーを取られてしまうでしょう。 競合と同じ土俵で戦うためにもCV地点の見直しが重要です。
左よりも右のほうがCVしやすい
フォーム:LPの中にフォームがあるか
よく見かけるランディングページの中のボタンを押したら、別ページのフォームに移動するタイプ。
余計なページ移動が発生するため、ユーザーの気持ちを散漫にしやすく、LPとの一体感が損なわれるためCVに繋がりづらくなります。 LPの中でCVまで達成できるように、ランディングページの中にフォームを納めるようにしましょう。
フォームの最適化については以下の記事で詳しく説明しています。あわせてご覧ください。
売れないランディングページ(LP)の特徴
せっかくランディングページを作成しても、売れなければ意味がありません。
デザインがよくない、と考える人も多いのではないでしょうか。しかし、ランディングページの成果はデザインの良し悪しだけに左右されるものではありません。
以下に代表的な「売れないランディングページ(LP)の特徴」をご紹介します。
- ターゲットが不明瞭
- コンバージョンの敷居が高い
- フォームが整理されていない
- 抽象的なキャッチコピー
- 多すぎる情報量
- 根拠(エビデンス)のない情報
ターゲットが不明瞭
なんとなく雰囲気でつけたキャッチコピー、いろいろな人に見てほしいから老若男女問わずに入れたサービス紹介。
気づいたら誰に一番見てほしいのか見失っていませんか?
ランディングページは1ページで流入してきたユーザーを購入やお問い合わせまで動機づけさせアクションさせなければなりません。
誰が見てもコンバージョンにつながるランディングページというものは存在しないため、ここではしっかりと明確なターゲット像をもってランディングページを作ることが必要です。
たとえば、「30代女性が興味を持てる内容にする」「40代男性で車に興味がある人向けの内容にする」など、ターゲットを意識した構成が必要です。
コンバージョンの敷居が高い
1ページで完結するランディングページでユーザーを説得しコンバージョンに誘導することは大変なことです。
せっかくコンバージョンしようとしてもコンバージョン地点の敷居が高く、ユーザーに逃げられてしまったら元も子もありません。
たとえば、10万円もする商品をランディングページで見て即決購入するでしょうか。
一般的に、「資料請求」や「お問い合わせ」などの購入手前をコンバージョンにすることが多いです。
敷居の高いコンバージョン地点を見直す
フォームが整理されていない
フォームはランディングページからコンバージョンを行う際に必ず利用する機能です。
以下のような場合、せっかくコンバージョンに至ろうとしたユーザーが、フォームの使いづらさによって離脱してしまう可能性があります。
- 入力が必ず必要な項目が分かりづらい
- 入力項目が多すぎる
- 入力自体がしづらい
- スマホで操作しづらい
まずは、自分で使ってみて使いづらい点がないか、見直すことが大切です。
抽象的なキャッチコピー
キャッチコピーで、ユーザーはそのLPが自分にあった内容かを瞬間的に判断します。 キャッチコピーを設定するページがブランディング目的でないのなら、抽象的なキャッチコピーは避けるべきです。
初訪ユーザーをターゲットとする場合、サービスがひと目で分かる内容を。再訪ユーザーに向ける場合、前回訪問時の内容を思い出しやすい内容にしましょう。
多すぎる情報量
ユーザーが1つの画面で得られる情報量には限界があります。
また、実際に1画面内すべての情報を見ることはほぼ無いため、ほんの僅かな時間でわかりやすく情報を提示する必要があります。
テキストは1行30文字程度に収め、閲覧してもらいたい情報は大きくするなど見やすい工夫をしましょう。
根拠(エビデンス)のない情報
「満足度90%」「高品質」など製品・サービスの特徴を目につくコピーで表現することは、 ユーザーにコンバージョンしてもらうためには必要なことですが、ただ目について良さそうな文言を並べるだけではユーザーの心は動きません。
それどころか、疑心を与えてしまいユーザーは離脱してしまうでしょう。そのような事態を避けるためにも、それぞれの特徴を示す言葉の根拠を提示して上げる必要があります。
「満足度90%」と書くのなら、たとえば「弊社2024年実施の1000人アンケートより」などの、そのコピーの根拠となるデータを提示しましょう。
LPO(ランディングページ最適化)とは
LPOとは、「Landing Page Optimization」の略称で、「ランディングページ最適化」を意味します。
LPOの目的は、Webサイトに流入したユーザーが商品購入や問い合わせなどのCVへ誘導し、CVR(コンバージョン率)を向上させるために最適化を図ることです。
LPを作成して終わりではなく、一度作成したLPを分析・検証し、より成果のでるLPに育てていくマーケティング手法です。
よくあるLPOの失敗例
LPOには分析を正しく行えない場合に失敗してしまうことも珍しくありません。
また、ちょっとした修正をしたつもりでも、成果が悪化してしまうというケースもあります。
以下の点に留意しましょう。
- 感覚でコンテンツを追加・削除する
- フォームの入力項目を増やす
- 一度に多くの修正をしてしまう
- LPのA/Bテスト中に修正をしてしまう
ひとつずつご説明します。
感覚でコンテンツを追加・削除する
いざ、修正を行う場合にも修正内容によっては、根拠をもった修正か改めて確認をしましょう。
たとえば・・・
- お得だろうと考えてキャンペーンページへの誘導バナーを設置する
- 見せたくないからと料金表を削除し、代替コンテンツを設けない
- 一番見せたいコンテンツをLPの一番上に移動する
これらの修正がNGというわけではなく、根拠なく行うことがNGとなります。なぜ、その修正を行ったのか、修正によってどんな効果が期待できるのかを事前に抽出し、根拠に基づいた修正になっているのかを改めて確認しましょう。
分析と修正の例:
- ヒートマップでよく閲覧されている箇所を確認し、注目されているコンテンツとされていないコンテンツを分析したうえで、コンテンツの配置を変更する
- ファーストビューの離脱率が90%と高いため、ユーザーのニーズにファーストビューの内容がマッチしていない可能性を考え、キャッチコピーを変更する
フォームの入力項目を増やす
色々と事前に情報を知っておきたいと考えて、 フォームの入力項目を増やしてしまうというのはよくある失敗例のひとつです。
よくあるのが「どこでお知りになりましたか?」や「興味のあるサービス(内容)を選択してください」等の お問い合わせに直接関係のない項目追加です。
また、お問い合わせに必要と考えて必須入力の項目ばかりになっているケースも多く見られます。入力項目の多さは、入力完了率に直接影響するためそこまで重要ではない項目を削除し、極力少ない項目数で入力完了できるように修正を行いましょう。
一度に多くの修正をしてしまう
多数の修正を同時にしてしまうと、どの修正が影響しているかの検証がしづらくなってしまいます。
修正を行う際は、A/Bテストを実施し、どちらのパターンが効果がでるかを検証したうえで修正を行いましょう。
LPのA/Bテスト中に修正をしてしまう
LPのA/Bテストはテスト開始時の構成・デザインにおいて成果計測を行うため、テスト途中でコンテンツ構成やデザインに変更が加わってしまうと、どの変更が要因で成果に影響をもたらしたのか分からなくなってしまいます。
一度、テストを開始したらテストが完了するまでは対象のLPは修正をしないようにしましょう。
ブルースクレイのLPOサービスの紹介
ブルースクレイ・ジャパンのLPOサービスでは、以下の項目を実行することで、LPの成果改善を図ることが可能です。
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やみくもにランディングページをいじれば良いわけではありません。
現状をしっかり分析・理解したうえで、効果的な施策を一つずつ実行していくことが成果改善に繋がるのです。
300項目の分析でページの課題を抽出
まずは、改善したいランディングページと、そのページの競合にあたる各ランディングページの分析を、約300項目の項目に照らし合わせて行います。
項目の例として、「サービスの問い合わせはしやすいか」や「キャンペーンは行っているのか」「ユーザーボイスは掲載されているか」、デザイン面からも「LPが見やすい色を使っているのか」や「お問い合わせボタンは目立っているか」など多岐にわたり分析には10時間以上の時間を要します。
分析した内容からUSPを策定し、競合に勝るクリエイティブ戦略を立案します。
Googleトップコントリビューター直伝のトラフィック分析
ランディングページ改善を行う際、自社のトラフィックを分析することは不可欠です。
よくありがちなケースでご担当者様の感覚でLP改善を行い、逆に成果が悪化するというケースも多々あります。
まずは自社ランディングページにどんなユーザーが来ているのか、どんなキーワードで調べてきて、どのコンテンツを閲覧しているのかをGoogle Analytics等の解析ツールを活用し徹底的に分析します。
ブランド名キーワードで検索してくる該当サービスを既に認知しているユーザー、サービス自体を認知していないユーザーで欲しい情報は異るため、まずは事前分析を行い、トラフィックボリュームが多く、改善が見込める(影響度が大きい)施策から優先順位を立てて実施していきます。
あわせて競合トラフィック分析も実施し、他社がどういったトラフィックを集めているかを比較し、マーケティング戦略全般の見直しも実施します。
ヒートマップ分析によるユーザー行動パターンの分析
ヒートマップでは、ランディングページ上のユーザー行動を把握することが可能です。
1.クリックマップ
クリックマップではユーザーがランディングページ上のどの要素をクリック(またはタップ)しているのか見ることが出来ます。クリックして欲しい要素をユーザーが狙い通りクリックしているのか。想定と違った要素にクリックが集中している。などの課題抽出が可能です。
2.スクロールヒートマップ
ユーザーがランディングページのどの位置まで閲覧したのかを把握することが可能です。多くのユーザーがランディングページの最初のコンテンツしか見ていない。特定のコンテンツ後、急激にランディングページからの離脱が発生しているなどの課題抽出が可能です。
ユーザーによるリモートテスト
実際のターゲットユーザーによるリモート・ユーザーテストからも課題を抽出し仮説立案を行います。
ユーザーテストでは、LPに流入するメインターゲットが実際にLPを閲覧するため、GoogleAnalytics等のトラフィック分析から発見した課題に対して、なぜそのページで離脱したのか、なぜそのコンテンツに興味があるのかといった定性的なデータも含めて仮説立てを行います。
数値だけではわかりづらい「色が薄い」「文字サイズが小さい」「操作しづらい」など感覚的な問題点がわかります。
ここまで行って初めて改善施策の実行へ
LPを改善するまでに非常に多くの分析を実施します。
事前の詳細な分析と仮説があるからこそ、2週間に1度という短期間のテスト実行、改善が可能になります。
サイト全体をリニューアルする場合と異なり、低予算で行える点も魅力です。
【最後に】成果を生むランディングページを作ろう!
ランディングページはデザインも重要ですが、最も重要なことは「成果を生むこと」です。
弊社のランディングページ制作ノウハウから、「成果を生むランディングページ」の代表的なチェックリストを以下にまとめておりますので、ぜひダウンロードして活用してみてください。
弊社ではランディングページの無料簡易分析も承っております。
プロ視点で見た、貴社ランディングページの課題点を発見し、オーダーメイドの分析結果資料をお届けいたします。
詳しくはチェックリストをご覧ください。
BCJクリエイティブチーム
クリエイティブチームの中の人。主にLP制作を担当。 詳細な分析から成果改善までをコミット!
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