Yahoo! 広告「ブランドパネル（ブラパネ）」とは？

ブランドパネル（ブラパネ）とは、日本最大級のポータルサイトであるYahoo! JAPANのトップページ上部にある大型の広告枠のことを指します。
  

PC版ブランドパネルとスマートフォン版ブランドパネルの表示のされ方は少し異なりますが、どちらもYahoo! JAPANを訪れた多くのユーザーの目に入るため、他の広告枠と比べ、極めて高いクリック率（弊社の配信実績にて後述）が期待できます。

また、知名度の高いサイトの広告枠ということで、ユーザーに信頼感を与えられる点からブランディング面にも効果があるのが主な特徴です。

ブランドパネル（ブラパネ）の配信方法の種類

「運用型」と「予約型」の違い

ブランドパネルには運用型と予約型の2種類の配信方法が用意されています。
それぞれの特徴は下記の表のとおりです。

	運用型	予約型
特徴	予算にあわせて出稿量の調整ができ、動画再生やコンバージョンなどのさまざまな目的にあわせた広告運用がおこなえる配信方法。	あらかじめ掲載期間や表示回数を指定し、ブランド認知を目的とした広告出稿を優先的におこなえる配信方法。
目的	動画再生、サイト誘導、アプリ訴求、コンバージョン、商品リスト訴求、ブランド認知	ブランド認知
課金形態	クリック課金、動画再生課金、ビューアブルインプレッション課金（※1）	ビューアブルインプレッション課金

※1　ビューアブルインプレッション課金とは、広告がインターネットユーザーの視認領域内に表示されたと判断された場合に広告費用が発生する課金方式のこと。

運用型と予約型のターゲティング設定

ブランドパネル広告は柔軟なターゲティングをおこなえますが、運用型と予約型では設定できる項目が少々異なります。

詳細な設定項目の違いは下記の表のとおりです。

運用型、予約型共通の設定項目	デバイス、性別、年齢、オーディエンスカテゴリー、曜日・時間帯、地域
運用型のみの設定項目	サーチキーワード、オーディエンスリスト

運用型のポイント

・予算を一日単位から設定して出稿量を調整できるので手軽に始められる。
・課金形態とターゲティング設定を細かく設定できるので、目的にあわせた最適な広告運用ができる。

予約型のポイント

・掲載期間と表示回数が保証されているので、同枠の運用型広告よりも優先的に配信される。
・従来のディスプレイ広告に比べ、多彩な表現が可能なリッチメディア広告も使用できるので、ブランド認知に特化した広告運用ができる。

予約型の注意点

予約型のブランドパネル広告は、広告会社・代理店のなかでディスプレイ広告（予約型）取り扱い契約を結んでいるセールスパートナーを通してのみ出稿できます。

ディスプレイ広告（予約型）にて出稿したい場合は、ブルースクレイ・ジャパンにお任せください。

ブランドパネル（ブラパネ）の入稿規定

適切なフォーマットとサイズ

項目	画像広告	動画広告
アスペクト比	1:1	16:9 または 1:1
最小ピクセルサイズ（横×縦）	600pixel × 600pixel	640pixel × 360pixel または 600pixel × 600pixel
ファイルサイズ	最大3MB	最大200MB
ファイル形式	GIF 89a、JPEG、PNG	MP4、MOV
再生時間	–	最小5秒～最大60秒

出典：Yahoo! JAPAN公式「ブランドパネル広告の入稿」

ブランドパネル（運用型）の出稿手順

運用型は、広告管理ツールからキャンペーンを作成し広告グループ、広告を作成することで出稿できます。

Yahoo! 広告の広告管理ツールからの詳しい出稿手順は以下のとおりです。

①Yahoo! 広告管理画面ツールより「キャンペーン作成」をクリック

②キャンペーン目的を選択する画面にて、配信目的に沿ったキャンペーン目的を選択し、「決定して進む」をクリック

③キャンペーン設定にてそれぞれの項目を入力、選択

④広告グループ設定にてそれぞれの項目を入力、選択

⑤プレイスメント項目のプレイスメントリストで、PCでは「toppage.yahoo.co.jp」、スマートフォンでは「m.yahoo.co.jp」を指定したリストを設定
※プレイスメントターゲティングで配信先のウェブサイトを指定しない場合、他の広告掲載枠にも広告が配信されますので必ず設定しましょう。

⑥広告設定にて配信する広告を設定

⑦入力完了後、確認画面へ進み、「決定して進む」をクリック

上記の手順にて出稿完了です。

スマートフォン版ブランドパネル（ブラパネ）

スマートフォン版ブランドパネルとは？

スマートフォン版ブランドパネルとは、スマートフォン版のYahoo! JAPANに掲載されているブランドパネルです。
「トップページの3分の1を占める広告であること」、「場所を選ばずアクセスできるためアクティブユーザーが多いこと」から高い訴求力が期待できます。

スマートフォン版とPC版の違いと目的

スマートフォン版とPC版では端末面の違いやアクティブユーザー数が違うため、わずかに目的が異なっています。

アクティブユーザー数と目的の違いは下記の表のとおりです。

	スマートフォン版	PC版（運用型）
目的	動画再生、サイト誘導、アプリ訴求、コンバージョン、ブランド認知、PayPayギフト	動画再生、サイト誘導、アプリ訴求、コンバージョン、商品リスト訴求、ブランド認知
月間アクティブユーザー数(2023年３月時点)	7600万人	1800万人

スマートフォン版とPC版の入稿規定の違い

	スマートフォン版	PC版
アスペクト比	16:9	1:1（画像）、16:9または1:1（動画）
最小ピクセルサイズ（横×縦）	640pixel × 360pixel	600pixel × 600pixel（画像）、640pixel × 360pixel または 600pixel × 600pixel（動画）

弊社の配信実績

以下は、弊社のリマーケティングとサーチターゲティングにおける通常枠、PC版ブランドパネル枠、スマートフォン版ブランドパネル枠の一事例の配信実績を比較した表です。

▼リマーケティング

	CTR	CVR	CPC
通常枠	0.17%	1.8%	¥56
PC版ブランドパネル枠	0.79%	6.6%	¥67
スマートフォン版ブランドパネル枠	1.09%	18.3%	¥88

▼サーチターゲティング

	CTR	CVR	CPC
通常枠	0.06%	1.1%	¥29
PC版ブランドパネル枠	0.54%	1.5%	¥76
スマートフォン版ブランドパネル枠	0.94%	13.4%	¥95

表のとおり、ブランドパネルは通常枠に比べてクリック率が極めて高くなる傾向にあります。
それにともない、コンバージョン率も高くなりやすいです。
しかし、その分クリック単価が高いのでコンバージョン目的でのブランドパネルの運用を考える際は、クリック単価を抑えることを意識する必要があります。

最後に

2022年11月24日から、「ブランド認知」以外にもスマートフォン版ブランドパネルに「アプリ訴求」や「コンバージョン」などのキャンペーン目的が追加されました。
それにともなってブランドパネルの活用法はさらに広がりました。

この機会に、ブランディング以外の目的でもブランドパネルの広告配信を検討してみてはいかがでしょうか。