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もう二度と迷わない!1記事で分かるSEOに強いタイトルの付け方

2022.04.11 2022.04.11

もう二度と迷わない!1記事で分かるSEOに強いタイトルの付け方

SEOのタイトルってキーワードを入れる以外にどうしたらいいの?

既存ページのタイトルを変えるときはどうすればいいの?

この記事を読んでいるということは、このような漠然としたお悩みをお持ちではないでしょうか。

SEOにおいてタイトルは重要な要素ということは知っている方がほとんどだと思いますが、実際にご自身でタイトルを付けるとなると頭を抱えてしまう方も多いでしょう。

この記事では、SEOに効果的なタイトルの付け方や既存ページのタイトルを変更する際のポイントを紹介します。

この記事を読めば、SEOのタイトルを決める手がかりが掴めるので、ぜひ参考にしてください。

SEOにおけるタイトルとは

SEOにおけるタイトルとは、Webページに設定するtitleタグを指します。

titleタグとは、サイト名や各ページの名称を検索エンジンに対して伝えるために用いられるHTMLタグです。

このtitleタグに記述する内容が検索順位に大きく影響することから、タイトルはSEOの施策の中でも重要度が高い施策とされています。

SEOにおけるタイトルの重要性

次にSEOにおけるタイトルの重要性について解説します。

大きく3つの観点でタイトルは重要です。

  • 検索順位
  • クリック率
  • SNSからのアクセス数

検索順位

検索順位にはページ上のタイトルやhタグ、ページ内のテキストなどさまざまな要素が影響しますが、タイトルはその中でも影響が大きい要素です。

そのため、ページ内に素晴らしいコンテンツがあったとしても、SEOを意識したタイトルが付けられていなければ検索順位が上がらないことも十分に考えられます。

また、タイトルに含めるキーワードによっても検索での露出は大きく異なります。

たとえば、「○○ 口コミ」「○○ レビュー」「○○ 感想」など、広義の意味が同じ言葉でも、それぞれの検索結果を見ると表示されるページや順位は異なります。

特に競合が多い領域では、タイトルが順位によりシビアに影響するのでSEOを意識したタイトルの重要性も高くなります。

クリック率

タイトルは検索結果で特に目立つように表示されており、検索ユーザーも基本的にはタイトルを見て、クリックするかを決めるため、クリック率に大きく影響します。

また、ご存じの通り検索順位に応じてクリック率は大きく変動し、順位が高い方がクリック率も高い傾向にあります。

2021年11月にアメリカのSEO会社SEO Clarityが発表した調査によると、日本のSEOの順位別平均クリック率は以下の通りです。

SEOClarityのCTR調査
ポジション 日本のクリック率
1 13.94%
2 7.52%
3 4.68%
4 3.91%
5 2.98%
6 2.42%
7 2.06%
8 1.78%
9 1.46%
10 1.32%
引用:2021 CTR Research Study: The Largest Ever for SEO

あくまでもこれは順位別の平均クリック率ですが、運営しているサイトのクリック率がこれらの数値を下回っている場合には、タイトルに問題があり下回っている可能性も考えられます。

タイトルの付け方でクリック率が平均値よりも高くなることも、低くなることもあると覚えておきましょう。

SNSからのアクセス数

SNSでページを共有した際には、そのプラットフォーム上にタイトルが表示されることがあります。

SNSに表示されるタイトルは「og:title」といい、Webページのtitleタグとは異なる概念ですが、一般的にtitleタグと同じ文言が設定されます。

そのためSNSからのアクセス数にもタイトルは影響する可能性があるのです。

SNSからのアクセス数は、SEOの検索順位に直接的な影響はありません。

しかしSNSユーザーが、そのページについての投稿を行うことでSEOの検索順位に影響する可能性があります。

これはサイテーションと呼ばれる外部対策の1つです。

サイテーションとはリンクの無い口コミを指し、今後さらに重要性が増すとも言われています。

SNSへの露出を最優先に考える必要はありませんが、SNSにもページのタイトルが表示されることは覚えておきましょう。

SEOにおける効果的なタイトルのポイント9選

ここからはSEOにおいて効果的なタイトルの付け方を解説します。

すべてを守る必要はありませんが、これらを意識することで検索順位の向上やCTRの改善が見込めます。

  • タイトルの文字数は30文字程度
  • メインキーワードはタイトルの左側に含める
  • タイトルはベースとフックで構成する
  • 数字や記号をタイトルに含める
  • タイトルにパワーワードを含める
  • サジェスト・関連キーワードを確認する
  • 検索キーワードのタイプでタイトルの方向性を決める
  • タイトルに同じキーワードを複数含めない
  • タイトルがページの内容と一致している

タイトルの付け方に少しでも悩んだことがある方は、ぜひ参考にしてください。

タイトルの文字数は30文字程度

一般的にSEOにおけるタイトルの文字数は30文字程度とされています。

これは検索結果に表示される文字数が30文字程度であるからです。

30文字以上のタイトルを付けることがNGなわけではありませんが、少なくともユーザーにとって重要な情報は30文字以内に含めましょう。

せっかくの魅力的なタイトルも見られなければ意味がありません。

ただし検索結果の文字数は閲覧デバイスやキーワードによって変動します。

ターゲットキーワードの検索結果をあらかじめ確認して、適切な文字数を把握してからタイトルを付けましょう。

メインキーワードはタイトルの冒頭に含める

メインキーワードはタイトルの左側に含めるようにしましょう。

前述したとおり、検索結果に表示されるタイトルの文字数には制限があります。

文字数が多くなってしまう場合、重要なキーワードが後半にあると検索結果に表示されなくなってしまう可能性があります。

そのため、特に重要度の高いメインキーワードはタイトルの冒頭に含めるようにしましょう。

タイトルはベースとフックで構成する

タイトルを作るときにはベースとフックと呼ばれる2つの要素で構成しましょう。

ベースとは単に記事の概要を表現する要素です。フックとはユーザーの気を引く内容を表現する要素を指します。

たとえば、この記事のタイトル「もう二度と迷わない!1記事で分かるSEOに強いタイトルの付け方」のベースとフックは以下の通りです。

ベース:「1記事で分かるSEOに強いタイトルの付け方」

フック:「もう二度と迷わない!」

このように2つの要素を意識してタイトルを作るだけでも、クリック率は大きく変わります。

ある程度この構造に慣れてきたら、どんなタイトルがクリック率が高いのかが見えてくるので、まずはこの構造でタイトルを作ることから始めてみてください。

数字や記号をタイトルに含める

数字や記号をタイトルに適度に含めることも、検索結果でのクリック率向上を期待できます。

数字を含めることでユーザーにより多くの情報量を与えたり、記号を含めることで強調したい文言を分かりやすくユーザーに伝えたりすることができます。

たとえば、以下のようにタイトルに数字や記号を含めることで、より魅力的なタイトルに仕上がります。

数字や記号をタイトルに含む例
記事の概要
家でできるダイエットを紹介する記事 1日たった5分で痩せるおうちダイエット
パソコン選びのコツを紹介する記事 パソコン選びを成功させるたった1つのコツ
琵琶湖を歩いて1週したことを紹介する記事 【200km】琵琶湖を歩いて1周してみた!

タイトルに含むすべての情報に数字や記号を使うのではなく、ユーザーが一番知りたい情報に数字や記号を使って、より良いタイトルを作りましょう。

ただし強調を意識しすぎるあまり、誇張したタイトルを付けてしまうと場合によっては優良誤認表示や有利誤認表示に抵触してしまう可能性があります。

タイトルを見たユーザーに誤認させないためにも、タイトルを作ったら第三者に必ず確認してもらいましょう。

タイトルにパワーワードを含める

タイトルには数字や記号の他にも、パワーワードを含めましょう。

パワーワードというと、少し広義ですが要するにユーザーの気を引く語句をタイトルに含めるということです。

パワーワードの種類はさまざまですが、この記事ではポジティブワードとネガティブワードの2つに分けて、それぞれ例を挙げました。

パワーワードの例
パワーワードの種類 語句の例
ポジティブワード 3分でできる○○

誰でも簡単

サルでもわかる○○

など

ネガティブワード 知らなきゃヤバイ○○

○○が失敗する理由

知らないと損する○○

など

このようにユーザーが思わずクリックしたくなるようなパワーワードを含めましょう。

前述したフックにもパワーワードを含めることで、より良いものになります。

サジェスト・関連キーワードを確認する

タイトルに含める文言を決める際には、

メインキーワードのサジェストや関連キーワードを確認しましょう。

検索ボリュームが多いキーワードがあれば、ユーザーの需要が高い情報だと判断できるため、タイトルにも含めたほうが効果的な場合があります。

例えば「ダイエット」がメインキーワードの場合。

サジェストや関連キーワードの中で、検索ボリュームが一番大きいキーワードは以下の通りです。

ダイエットのサジェストや関連キーワードと検索ボリューム
キーワード 検索ボリューム
ダイエット 食事 135000
ダイエット サプリ 60500
ダイエット メニュー 60500
ダイエット アプリ 33100

「ダイエット 食事」の検索ボリュームが一番多いことから、ダイエットに関する情報の中で一番需要が高い情報は食事に関する情報だとわかります。

このように「ダイエット」というメインキーワードでコンテンツを作る場合には、タイトルに「食事」というキーワードを含めることで、より多くのユーザーに興味をもってもらえる可能性があります。

検索キーワードのタイプでタイトルの方向性を決める

タイトルがなかなか思いつかないという場合には、検索キーワードのタイプを把握してタイトルの方向性を決めましょう。

検索キーワードは大きく4つのタイプに分けられ、それぞれ大まかなニーズが異なります。

4つのクエリタイプとタイトルの例
クエリタイプ 大まかなユーザーニーズ タイトル例
Know 情報を知りたい ○○とは?
Go 目的地に行きたい 東京から○○までへの行き方
Do 何かしたい ○○を成功させる方法
Buy 何か買いたい ○○を実際に使ってみた

このようにメインキーワードがこの4つのどのタイプに分類されるかを把握することで、タイトルの方向性を決めることができます。

タイトルに同じキーワードを複数含めない

1つのタイトルに同じキーワードを含めないということも重要です。

30文字という制限を考慮すると、同じキーワードを複数含むことでユーザーへ伝えられる情報量が少なくなってしまい、クリック率を下げる原因になる可能性があるからです。

どうしても同じキーワードを複数含めないと、文脈がおかしくなったり意図が分かりづらくなってしまったりする際には、競合のタイトルを参考にしてみましょう。

タイトルがページの内容と一致している

タイトルとページ内容が決まったら、そこに乖離がないかを確認しましょう。

検索ユーザーはタイトルを見て、「自分の求めている情報がある」と思ってクリックします。

しかし、遷移したページに、あると思っていた情報がなかったり、想像していた内容と記載されている内容があまりにも違ったりすると、ユーザーは離脱してしまいます。

ユーザーの離脱を防ぐためにも、タイトルとページの内容が乖離しないように注意しましょう。

既存ページのタイトルを改善する2つのポイント

次に既存ページのタイトルを改善する際のポイントを紹介します。

タイトルの変更は既存ページのクリック率改善にも有効なので、ぜひ参考にしてください。

  • 改善するページの優先度を決める
  • 競合ページのタイトルと比較

改善するページの優先度を決める

既存ページのタイトルを変更する際には、まずどのページからタイトルを変更するかを決めましょう。

優先度を決めることで流入やコンバージョンの増加を効率的に行えるようになります。

基本的には表示回数が多く、クリック率が低いページから優先的に改善しましょう。

表示回数が多いにもかかわらず、クリックされていないということは、検索結果に表示されているにもかかわらず、クリックされていない可能性が高いからです。

表示回数とクリック率はGoogleサーチコンソールで確認できるので、タイトルを変更する際にはサーチコンソールを確認してみましょう。

競合ページのタイトルと比較してみる

上位表示されているにもかかわらず、クリック率が平均よりも低かったり、他のページと比較して低かったりする場合は競合ページのタイトルと比較して魅力的なタイトルかどうかを確認しましょう。

特に競合ページと同じような内容のコンテンツの場合は、タイトルで差を付けられないとクリックされ辛いです。

検索ユーザーや検索回数には上限があり、それを競合と奪い合うことになるので、競合よりも魅力的なタイトルをつけられるかは非常に重要です。

まとめ:SEOに強いタイトルをつけよう

CLICKと書かれた吹き出し

検索結果の順位によってクリック率が変わりますが、あくまでもそれはクリック率を決める1つの要因です。

基本的に順位が上がればクリック率も上がりますが、それだけではクリック率を最大化することはできません。

またすべてのページを「狙ったキーワードで1位」にすることは難しいので、タイトルを最適化してクリック率を上げることが重要です。

タイトルにキーワードを含めるのは必須という前提のもと、その他の要素を最適化することで本当の意味でSEOに強いタイトルを付けることができます。

タイトルを作るときに、キーワード以外の要素をどうしたらよいのか分からず悩んでいた方は、この記事で紹介した方法をぜひ実践してみてください。

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seo@bcj

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