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【2022年最新】全広告の種類一覧まとめ!各広告の特徴と効果を解説

2022.01.12 2022.02.18

【2022年最新】全広告の種類一覧まとめ!各広告の特徴と効果を解説

【2022年最新】全広告の種類一覧!各広告の特徴と効果を解説

広告とは主に企業のサービス・商品を消費者に届けるための様々な手段です。

以前はテレビ・新聞・雑誌・ラジオの4マスメディアを用いた広告が大半を占めていましたが、近年ではデジタル技術の発展でインターネット広告の割合が急激に増加しました。その結果、広告の種類は細分化し、様々な手法が生まれたことで何の広告をどう活用すれば良いかが分からず、悩む方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は広告の具体的な種類とその特徴・効果について、整理したいと思います。
広告は種類によりユーザーとの接点が異なります。
そのため、ユーザーに与える効果も異なるので目的に適した広告をバランス良く組み合わせることが大切です。

広告の種類は大きく分けて4分類

広告を大きく分けると4つに分類できると私は考えています。
①Web・インターネット広告
②ヒューマン広告
③マスメディア広告
④セールスプロモーション広告

①Web・インターネット広告

インターネット上に表示される広告を指します。
検索画面、SNS、ブログなど掲載箇所は多岐に渡り、最大の特徴はインターネット上の行動や属性情報を活用して、ターゲットに合わせた細かい広告配信ができる点です。
また効果測定も購入や問い合わせなどの特定のアクションを具体的に計測できるため、数値的な根拠を示しやすいのも特徴と言えます。

②ヒューマン広告

SNSの普及により、世の中に影響力を持つ人が生まれました。
YouTuber、インスタグラマー、Tiktokerなどの影響力のある人の総称をインフルエンサーと呼び、インフルエンサーを広告塔として世間に情報を発信する広告です。

以前はアフィリエイトとして、ブロガーが記事を作成することが主流でしたが、SNSの登場とインターネット環境の進化により、コンテンツがテキストから画像、動画へと変化したのも大きな要因です。

③マスメディア広告

Web・インターネット広告が普及する以前から幅広く利用されていた広告です。
不特定多数の消費者に広く情報を伝えることができるのが最大の特徴です。特にテレビ・新聞・雑誌・ラジオは4大マスメディアと呼ばれ今でも影響力があります。

④セールスプロモーション広告(SP)

セールスプロモーション(SP)は販売促進を目的にオフラインを中心に行われる広告手法です。
セールス要素が強く、店頭イベントや展示会など直接購買に繋がる効果があります。その他、DM(ダイレクトメール)やチラシなどのように直接、ユーザーに情報を伝える方法も含まれます。

Web・インターネット広告の種類

Web広告・インターネット広告
Web・インターネット広告の出稿には大きく予約型広告(純広告)と運用型広告の2種類があります。

予約型広告(純広告)は掲載面(広告枠)への掲載権を一定期間分、予約して掲載します。運用型広告と比べると費用は高い傾向があります。一方で予約した期間は必ず広告が表示されるため、特定の期間で集中してリーチを最大化したい場合に適しています。

運用型広告はCPC課金とCPM課金の2種類に分かれており、クリックもしくはインプレッション(表示回数)によって発生する費用が変動する広告です。
そのため日々の運用管理が必要となる広告という意味で運用型広告と呼ばれています。

Web・インターネット広告は主に5つに分類されます。
①リスティング広告(検索連動型広告)
②ディスプレイ広告
③ネイティブ広告・SNS広告
④動画広告
⑤デジタル音声・オーディオ広告

①リスティング広告(検索連動型広告)

Google・Yahoo!などの検索エンジンで検索をした際に検索結果画面に表示される広告です。
ユーザーが検索したkwに合わせて広告を配信することができるため能動的なユーザーが多く、比較的に購買などのアクションに繋がりやすい広告です。

また検索エンジン上で自社ページを上位に表示させる対策をSEO対策と呼び、広告とは別に実施される企業も多くあります。

②ディスプレイ広告

インターネット上のメディアサイト・アプリ内にバナー(静止画)を表示する広告です。

ディスプレイ広告はインターネット上に無数に存在するサイト内に広告を掲載するため、一つ一つ手作業で対応するのは困難です。そこでDSP(Demand-Side Platform)というプラットフォームが誕生しました。DSPとは一つ一つのメディア・アプリの広告枠をネットワーク上に繋げ、一つのプラットフォームで広告配信を管理できるシステムです。

各社プラットフォーマーは独自のターゲティングやクリエイティブによって差別化が図られてきました。

【主なDSP】
・MicroAd BLADE
・FreakOut
・ScaleOut
・Logicad

またディスプレイ広告の中でECや不動産・求人サイトなどで良く使われる方法として、ダイナミック広告という配信方法があります。
ダイナミック広告とはユーザーのサイト閲覧状況に合わせて、適切な広告を自動的に生成する手法です。

例えば、あるブランドの商品を閲覧すると、その閲覧内容から同じ商品や同じブランド商品が広告に表示されます。

③ネイティブ広告・SNS広告

ネイティブ広告とは、あるメディアの記事やニュースなどのコンテンツの中に自然と溶け込んだような広告です。
SmartNewsやグノシーなどのニュースアプリが代表的です。ニュース一覧の中に広告が表示されるため、違和感なくユーザーを誘導できるのが特徴です。
コンテンツの一つとして見られるため、自然な流れで誘導できることも特徴です。

SNS広告もSNSメディア内のコンテンツに溶け込んだ形で広告配信されるため、ネイティブ広告の一つとして考えられます。

④動画広告

動画を活用した広告の総称を動画広告と呼びます。そのため配信面が他の広告と重複することがあります。
例えば、ディスプレイ広告の配信面に対して、動画を載せるインバナー広告は配信する枠が同じことがあります。

動画広告は主に大きく2種類に分けられます。
・インストリーム広告
・アウトストリーム広告

インストリーム広告はYouTubeなどの動画と動画の間に差し込まれる広告を指します。
アウトストリーム広告はメディア上の広告枠やアプリのフィード面などに動画を掲載する広告を指します。

⑤デジタル音声・オーディオ広告

デジタル音声・オーディオ広告とはSpotifyやradikoなどの音声メディア内に含まれる音声広告を指します。
ラジオも音声広告の一つではありますが、近年ではスマホが普及したことで、音声メディアもデジタル化が進み、スマホのアプリが多く登場したことでデジタル音声広告が生まれました。
特徴は音声広告と同様に耳から情報伝達であるため、視覚的な刺激とは異なる点です。

また音声メディアは視覚的なメディアと比較して、ながら作業での利用が多く、電車移動中、運転中、仕事・勉強中など手を止めることなく広告に接触するのが大きな特徴です。

視覚的なメディアではスマホを利用する隙間時間などの限られた時間の中で広告に接触していましたが、デジタル音声広告はながら作業時に接触ができるため、今までの時間以上に広告と接する機会を増やせることが期待されます。

ヒューマン広告の種類

ヒューマン広告
ヒューマン広告とは人(個人)を広告塔にすることで情報発信する広告です。
ブログから始まり、YoutubeやSNSなどの情報発信のプラットフォームが整備され、個人の発信力が強くなったことで生まれた手法です。
ヒューマン広告は個人の発信方法で3つに分類されます。
①アフィリエイト広告
②インフルエンサー広告
③ライブ配信広告

①アフィリエイト広告

アフィリエイト広告はWebサイトやブログに商品・サービスのリンクを設置する形式の広告です。
テキスト文での紹介が主ではありますが、画像や動画を組み合わせることもでき、自由度の高い発信方法と言えます。

②インフルエンサー広告

インフルエンサー広告はYoutubeやSNSなどを軸に影響力の強い人(インフルエンサー)が商品・サービスを紹介する形式の広告です。
発信の特徴として、撮影、加工(編集)、その後にSNS・動画プラットフォームで投稿という流れで発信されます。
そのため、投稿者をクリエイターと呼ぶこともあります。

費用は一般的にフォロワー単価×フォロワー数で決まります。
また最近ではアンバサダーとしてインフルエンサーを起用するケースも増えてきました。

そのため今後は単純な商品紹介だけでなく、企業とインフルエンサーが協力し合って相互に作用し合い、効果を高められるかが重要になると私は考えます。

③ライブ配信広告

ライブ配信広告は主にリアルタイムなライブ配信を行っている人(ライバー)が商品・サービスを紹介する広告です。
最大の特徴は生配信ならではの臨場感と顧客とのコミュニケーションが取れる点です。

ECなどの非対面な場面「商品のイメージが湧かない」や「説明・使い方が分からない」など、ユーザーの疑問・悩みにその場で答えることは難しかったのですが、ライブ配信により遠隔でも対面接客のようなコミュニケーションが図れるようになりました。

アジアでは中国や台湾を中心にライブコマースが盛り上げりを見せており、日本でも徐々に事例が増えてきています。

マスメディア広告の種類

マスメディア広告
主に4大マスメディアであるテレビ、新聞、雑誌、ラジオから発信される広告です。

①テレビ広告(CM)

テレビ広告は以前よりもリーチが減ったとはいえ、絶大な影響力を持っており、マスメディアの中で最もリーチが広いです。
CMをリピートして見ることでユーザーの記憶に残りやすい点があります。

皆さんの中にも、記憶に残るCMソングがいくつかあったりませんか?

一方でマスメディアは広告の効果を検証するのがWeb広告より難しい点がデメリットです。

②新聞広告

新聞広告は新聞の広告枠に掲載される広告です。
新聞社のブランド効果もあり、信頼度を高める効果があります。
一方で新聞自体の購読者が減少しているのと若年層へのリーチが難しいのがデメリットです。

③雑誌広告

雑誌広告はファッション・趣味・文芸・ビジネスなどの雑誌に掲載される広告です。
主に編集タイアップ広告と記事広告の2つに分かれます。雑誌の読者層に合わせることで特定の属性を持つユーザーにリーチすることができます。
一方で掲載までに時間がかかることがデメリットと言えます。

フリーペーパーの広告も雑誌広告と似ており、雑誌広告に含まれます。フリーペーパーに広告枠に掲載される広告です。

④ラジオ広告

ラジオ広告はラジオ番組の中で放送される音声広告です。
音声のみで情報を伝達するため、視覚的な見た目や色などがイメージしづらく、ユーザーに伝わりづらいのがデメリットです。

セールスプロモーション広告(SP)の種類


主にイベントやDM・チラシなどのオフラインを中心に販売促進を目的とした広告です。セールスプロモーション広告は最も直接的なアプローチとなっており、セールス要素が強いのが特徴です。主に下記の6つに分類されます。

①チラシ広告
②交通広告
③屋外広告
④DM広告・同封・同梱広告
⑤イベント広告

セールスプロモーション広告は特定の場面での接触となるため、リーチが限られるのがデメリットです。
一方で直接アプローチをするため、購買などのアクションに結びつく効果があります。

①チラシ広告

チラシ広告はポスティングと新聞折込の2つに分かれます。

ポスティングはポストに投函されるチラシです。費用は比較的に安いメリットはありますが、読まれないことも多いため効果が低いです。
新聞折込は新聞に折り込まれるチラシです。新聞広告と同様に購読者が減少しているのと読者層が高齢化しているため、高齢者向けの製品・サービスは相性が良いですが、若年層へのリーチが難しいです。

②交通広告

電車・バスなどの交通機関を利用した広告です。
通勤・通学中に目にするため、視認性の高い広告と言えます。
一方で路線ごとに広告枠が決まるため、細かいターゲティングが難しいのがデメリットです。

③屋外広告・OOH広告

屋外広告(OOH広告)は屋外に設置された看板などの広告です。
屋外広告の特徴は反復訴求が可能な点です。中長期的に同じ広告を何度も見ることでユーザーの記憶に残すことができます。
そのため地域密着型のビジネスでは相性が良いです。

例えば、住んでいる地域のクリニックなどであれば毎回同じ広告を見かけることでユーザーに記憶され、治療が必要になった時に病院として選ばれやすくなります。

OOH広告とは「OUT OF HOME」広告の略です。
看板以外にもトラックや宣伝カーなどの広告も含まれます。また最近では駅ナカや街頭ビジョンなどのサイネージを利用した広告も増えてきました

④DM広告・同封・同梱広告

eコマース・通販などで商品に同封されるチラシ広告です。
ユーザーに直接アプローチができるのが特徴です。

⑤イベントプロモーション

イベントを開催して、商品・サービスを知る機会を作る活動です。
イベントには自店舗で行う場合と外部のイベント会場で行う場合の2つに分かれます。

IoT時代の広告

IoTが進む中で広告にも徐々にその技術を応用した広告が誕生しています。
Iotの技術はモノとインターネットが繋がることが特徴であり、使用しているモノから情報を収集し、その情報から特定のユーザーに絞り込んで広告を配信します。

①デジタルサイネージ広告

デジタルサイネージ広告は店舗の内外や公共機関、学校、病院など様々な場所に設置されたサイネージ(ディスプレイ)に掲載する広告です。
今までの交通広告や屋外広告の違いとしては、デジタルサイネージ広告は複数の広告を切り替えられ、遠隔管理が可能となった点が大きな違いと言えます。

サイネージとインターネットが接続することで、特定の時間や地域、配信クリエイティブをネット上で管理ができます。
代表的な例として、国内配車アプリ最大手のJapanTaxi株式会社と、株式会社フリークアウトの合併会社IRISによるタクシー広告などがあります。

「Tokyo Prime」公式サイト

タクシーの〈乗客の性別〉、〈走行エリア〉、〈時間帯・曜日〉に基づくターゲティング配信機能を持たせつつ、動画広告を配信できます。
また交通広告でありながら運用型広告として、より効果的な広告配信を実現しました。

②ジオターゲティング広告

ジオターゲティング広告はスマホのGPSなどを利用してユーザーの位置情報を活用した広告です。
特定エリアにいるユーザーだけでなく、過去に特定エリアを訪れたユーザーに配信することも可能です。店舗向けのビジネスに適しており、店舗への来店促進に効果的な手法です。

例えば、飲食店であればランチの時間帯にクーポン広告を店舗周辺にいる人だけに限定して配信するなどが可能です。

広告の未来

今回は様々な広告の種類について見てきました。
デジタル化が進む中でユーザーの行動も複雑化しており、どの広告が一番良いということではなく、複合的に広告を組み合わせて最適化を図ることが重要になります。

それではこれからの広告の未来はどうなるのでしょうか?

現代マーケティングの第一人者として知られるフィリップ・コトラー氏の著書「コトラーのH2Hマーケティング」では人間を中心としたマーケティングがこれから重要であると書き示されてます。
その理由は、コロナウイルスの流行によりデジタル化が急激に加速し、その一方でデジタルの発展がより人間的な関係を強く要求するきっかけになったからです。

SNSが浸透したことでデジタル上の繋がりができ、テレワークにより遠距離でも仕事が可能になりました。
しかし「人と関わりたい」「一緒に遊びたい」「仕事をしたい」「人と話したい」などのように、人との関わりに対する欲求が強まったのを読者の皆さんも実感したのではないでしょうか?

デジタル化はこれから先も広告を進化させ続けますが、同時に人間らしさが求められるのではないかと私は考えます。

ただ商品を売るためだけの広告ではなく、そこに商品の思想や考え方、生まれた背景などの物語に共感し、より商品・ブランドそのものを好きになるコミュニケーションが図れる広告の設計が重要と私は考えます。

今回は広告の種類を整理し、まとめさせていただきました。
整理を通して皆さんの広告・プロモーションに関する理解が深まれば幸いです。

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mc@bcj

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メディアコンサルタント 主にデジタル広告コンサルティング担当 詳細な分析から成果改善までをコミット!

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