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【リターケティングだけじゃない!】Criteo広告とは?特徴やメリットを解説

2023.07.31 2023.07.31

【リターケティングだけじゃない!】Criteo広告とは?特徴やメリットを解説

Criteo広告とは?特徴を解説

Criteo広告とはフランス発の会社であるCriteo社が提供する広告媒体です。
今回はCriteoについて解説していきます。

Criteo広告の概要

Criteo広告はダイナミック広告に特化したDSPです。

ダイナミック広告とはユーザーのサイト内での行動に応じて自動的に最適な広告が配信される配信手法です。
リターゲティングに強く、遷移するページも細かく選定できるためコンバージョン獲得に向いています。

Criteo広告では、サイトに訪問したユーザーの閲覧履歴がCriteoに送信されます。
そのデータからCriteoエンジンによる解析がされ、それぞれのユーザーに適した広告が配信されます。
例えばある靴のオンラインショップでユーザーが商品Aの詳細ページを見ていたとします。
ユーザーが購入に至らなかった場合、他のサイトを見ている際にCriteoで広告を出します。

こうして商品ページに再誘導することでコンバージョンの確度を高めることができます。

Criteo広告のメリット

ここではCriteo広告を使うメリットを紹介します。

日本の9割をカバーする広大な配信ネットワーク

Criteoは膨大な配信ネットワークを持っていることが特徴です。
その規模は日本のインターネットユーザーの90%以上を網羅するほどです。

criteonw

参照:Criteo広告サービス概要資料

また獲得することが困難なYahoo!JAPANの配信先も持っています。
この国内でも最大級の配信ネットワークは、Yahoo!JAPANなど、大手媒体社と提携することで実現しています。

配信枠を多く持っていることで、広告主側は競合先と枠を奪い合う必要がなく、低いCPCで配信することができます。

豊富なデータ

Criteoのクライアント企業のコマース成果は4兆円にも及びます(参照:Criteo広告サービス概要資料)。 また、日本におけるECサイト売上高上位100社の中で、85%以上がCriteoを実施しています(2020年)。 criteoecommerce
参照:Criteo広告サービス概要資料

この豊富なコマースデータを元に、消費者の行動を予測することで、入札・クリエイティブ・オーディエンス・レコメンドなど広告運用における様々な指標を最適化することが可能です。

強力な予測エンジン

Criteoは予測エンジン、レコメンドエンジン、クリエイティブエンジンの3つから構成されるCriteoエンジンを構築しています。

予測エンジン

適切な配信先を分析・予測し、広告予算が最適に投資されるように割り当てます。

レコメンドエンジン

ユーザーの購買意欲に基づき、気に入る可能性の高い商品を提示します。
また、まだ閲覧していなくてもユーザーの趣向に基づき新しい商品の予測もします。

クリエイティブエンジン

企業のブランドアセットを元に広告を生成します。ユーザーの購買意欲のシグナルに基づき、一人ひとりの購買意欲を掻き立てる広告を配信します。

これを通じて入札管理と広告配信を行い、より関連性の高いレコメンドに用いられます。

ダイナミッククリエイティブによるフォーマットの豊富さ

Criteoはクリエイティブフォーマットが豊富で、最大17兆通り以上あります。

フォーマット 豊富なテンプレート、バナーサイズ、カラーセットの掛け合わせにより、あらゆるレイアウトパターンが自動生成され、
ユーザーに最適なクリエイティブが配信されます。
商品点数も制限がありません。

さらにレイアウトとレイアウトを掛け合わせて、新たなレイアウトが生成されます。
ユーザーの行動データに基づいて適切なバナー配信をすることが可能です。

Criteo広告のプロダクトとオーディエンス

ここではCriteo広告のプロダクトと、配信可能なオーディエンスについて解説しています。 criteomedia
参考:Criteo広告サービス概要資料

各プロダクトの特徴

Criteoはリターゲティングができるということで有名かもしれません。
しかしさらに新規顧客の獲得の目的で使うこともできます。
以下でCriteoのプロダクトの具体的な広告配信についての説明をしていきます。

Criteoダイナミックリターゲティング

ユーザーの閲覧履歴や行動履歴に基づいて、広告をリアルタイムで自動生成し配信します。ユーザーの興味関心やニーズに合わせた広告を配信できるため、静的な広告に比べて高い効果が期待できます。

Criteoオーディエンスマッチ

CRMデータを活用し、既存顧客や休眠顧客に対してアプローチします。オンラインデータだけでなく、実店舗の来店データなどオフラインデータの活用も可能です。
Criteoダイナミックリターゲティングを補完しており、一緒に使うことでキャンペーンをより最適化することができます。

Criteoカスタマーアクイジション(CCA)

新規顧客を獲得するためのプロダクトです。
リターゲティングリストのユーザーの購買履歴や行動履歴をもとに、類似するユーザーを探し出します。類似ユーザーをスコアリングし、その中の優良顧客に対して、レコメンド商品を広告として配信します。リターゲティングリストをもとに新規顧客のターゲティングを行うため、リターゲティング広告を実施済みである必要があります。

Criteoトラフィックジェネレーション

新規顧客のサイト流入を目的としたプロダクトです。
AIにより、商品・サービスに関心が高いと思われる新規ユーザーを選出し、ユーザーに最適な商品を広告配信します。CCAのように、元となるリターゲティングリストの準備は必要ありません。CCAと比較してコンバージョンは獲得しにくいですが、表示回数とクリック数は獲得しやすいという特徴があります。

Criteoアプリ広告

アプリのインストール、エンゲージメントの構築、リターゲティングを一元管理するプロダクトです。
インストールユーザーの類似や、サイト訪問したもののインストールしていないユーザーに対してアプローチできます。レコメンド商品のクリエイティブだけでなく、ブランドイメージの静止画や動画もクリエイティブとして活用できるため、ブランドと商品、両方の魅力を訴求することができます。

Criteoコンテクスチュアル広告

ファーストパーティーのコマースデータを元に広告を配信します。
CriteoがページのURL、テキスト、画像などのコンテクストを調べて、そのコンテキストから各ページ関連性を理解し、文脈的に関連性のある製品を対象のページに掲載します。
サードパーティーに依存することなく、ユーザーと親和性の高い広告を配信することが可能です。

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参照:コンテクスチュアル広告

Criteo動画広告

膨大なコマースデータをもとにターゲットを絞り、様々な動画配信フォーマットを活用して新規ユーザー層の獲得が期待できます。
さらに他のプロダクトと組み合わせて活用することによって流入や獲得を狙うこともできます。

配信可能なオーディエンス

オーディエンスの種類 対象 どのようにデータが集められるか
リターゲティング
オーディエンス
以前にウェブサイトにアクセスしたことのある人 webサイトのCriteo OneTagから収集される
類似オーディエンス 既存ユーザーの購買履歴や行動履歴に類似するユーザー 既存ユーザーと類似した属性や行動履歴を持つユーザーを特定する
カスタムオーディエンス オーディエンスデータの掛け合わせ ファーストパーティのオーディエンスデータとCriteoのオーディエンスデータを組み合わせることで、
より柔軟にターゲットリストを作成することができる

Criteo広告を成功に導くための運用ヒント

タグの適切な配置

配信するためにはタグを設定する必要があります。
タグは全てで8個あり、必須タグは商品タグ、ローダーファイル、訪問タグ、コンバージョンタグの4つです。
この内一つでも設定漏れがあると配信がされないので注意してください。

残り4つのタグの設置は任意となっています。
ただ、ユーザーの行動を把握してより成果を上げるためには設置しておいたほうが好ましいでしょう。

データフィードの最適化

criteoデータフィード

参照:広告ギャラリー

データフィードとはサイトの商品リストを元にして各媒体に適した形式で提供されるデータのことです。上の画像で出ているような商品画像やセールなどの情報を登録します。
データフィードを最適化することで、クリエイティブやレコメンドする商品の改善に繋がります。
項目は以下のとおりです。

項目 何のタグ 必要か
ID 単一の製品を表す一意の識別子 必須
タイトル 商品の名前 必須
リンク 製品専用の詳細ページ 必須
画像リンク 特定の製品の画像のURL 必須
additional_image_link 特定の製品の画像のURL(追加) 任意
価格 製品の価格 必須
sale_price セール時の製品価格 任意
可用性 在庫状況。 任意
説明 製品名に加えて製品の詳細情報 任意(Facebookでは必須)
google_product_category Googleの商品分類 任意
ブランド 製品のブランド名 CriteoRetail Mediaに必須
スター アイテム評価 任意
item_group_id 固有の親レベル製品ID
大人 すべての視聴者に安全に表示されるか 任意

詳しい設置方法は以下のURLからご参照ください。
商品カタログの仕様について

このデータフィードを設定するときには、何の項目かを理解した上で情報を入力し、登録したあとに変更があれば必要に応じて更新することです。
また、項目の設置が任意の場合でも、情報を入れておくことでより正確にターゲティングを行うことができるため、任意項目も積極的に設定しましょう。

Criteoを自社で配信するための必要な準備

配信に必要な最低条件

Criteo広告を使うためには最低条件を満たす必要があります。

最低予算 50万円※
UU数 40,000人/月
最低CPC 20万円
商品点数 一点以上

※月額ではなく、ご利用金額が50万円になるまで配信し続ける必要があります。

代理店に任せるメリットとは?

Criteo代理店に頼むことで安心したサポートを受けることができます。

代理店に任せることで、その代理店のナレッジやノウハウも活かしながら運用することが可能です。
また認定代理店の場合はさらに手厚いサポートを受けることができます。認定代理店においてCriteoの担当者を一名任命する必要があり、代理店のCriteo担当者とCriteo社が直接やり取りをすることができるため、媒体側とのスムーズなコミュニケーションが可能です。

まとめ

いかがでしたか?
Criteo広告はリマーケティングに長けています。よりコンバージョンに近いユーザーにアプローチできて、コンバージョンを狙うことのできる媒体です。
ぜひマーケティングに効果的に取り入れてみてはいかがでしょうか。

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marke@bcj

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